以前からまずまずの速度性能と、その割には手ごろな価格ということで愛用していたSAMSUNG PROシリーズのSD/microSDメモリーカードですが、標準サイズのSDXCの64GBはこれまで持っておらず、たまたま先日のAmazon日替わりセールで過去の特売よりも安くなっていたので、1枚買ってみることにしました。
Amazon取り扱いのメモリーカード類としては一般的になりつつある、フラストレーションフリーパッケージで送られてきました。いつも通りの外観なので、写真は中身だけにしておきます。
さて、ここで最後の裏面が写っている写真にご注目ください。印刷されている型番が「MB-SG64D」となっていますね。これは本来先代の型番となる筈です。しかし送られてきたパッケージには間違いなく「MB-SG64E/FFP」と記載されています。
確かに、この両者は表記されている速度性能はRead 90MB/s、Write 80MB/sとなっていて、公称性能での違いは特にありません。唯一違っているのがUHS Speed Classの値で、MB-SG64DではUHS-1だったものが、MB-SG64EではUHS-3となっているという点です。
元々Writeの公称値がどちらも80MB/sを達成しているということは、UHS-3の基準も軽々とクリアしているわけですが、中身を全く変えずに表面ラベルだけを新しくしたという辺りはなんとも雑で、最大級のベンダーとしてはお粗末な気がします。
性能もこれまでと特に変化なし
この時点でこれまでのSAMSUNG PROシリーズと何も変わっていないということは明らかですが、一応SDXC 64GB版は初めて使いますし、カードリーダー・ライターがiBUFFALO BSCR20TU3に変わったということで、改めてベンチマークテストの結果を取得しておきます。
なお、同シリーズのSDHC 32GBモデルである、MB-SG32Dの速度検証の結果も上記レビューに記載しています。
Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
やはりというべきか、性能もこれまでの同シリーズ製品とほぼ同等です。書き込みで80MB/sを超える場面が見られなかったことは残念ですが、概ね高水準な値でまとまっています。
強いていえばランダム4Kの読み出しは、これまで試したメモリーカードの中ではTOSHIBA EXCERIA SD-H032GR7VW060Aが圧倒しています。
それ以外の要素では過去最速レベルであることは間違いありませんし、その割には価格もこなれている方ですのでコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
ただ、ラベルを貼り替えただけで型番を変えるような半端なモデルチェンジだけはしないで欲しかったですね。今はMB-SGxxDとMB-SGxxE、microSD版のMB-MGxxDとMB-MGxxEシリーズが市場でも併売されている状態で、D型番の方が少しずつ安いという場合もありますので、迷わず安い方を買ってしまって良いでしょう。どうせ中身は同じですからね。
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購入金額
3,584円
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購入日
2016年05月21日
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購入場所
Amazon
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