新品の弓は松ヤニがまだなじんでないので、パサパサした音になりがちですが、

この弓は、しょっぱなからヤニがなじんだオマケの弓と同じくらい綺麗に音が出ています。

ヤニがなじんできたらもっと美しい音になるんでしょうね。

二胡オマケの弓と比べ、竹の太さで1.2倍程度、長さで5cm伸びただけですが、弓先が重いのなんの、丁寧にボウイングしないと暴れまくります。

運弓姿勢がちょっと崩れると、筋力で押さえ込もうとして腕がパンパンになります。

しかし正しい姿勢で運弓すれば、根元から弓先まで安定して音を出せます。

初心者だからと変に安い弓使うより、こういういい製品使った方がいいと思います。

プロ御用達といっても、1万円しないし。

王小迪さんの弓の中でも、わりと安価な製品だけあって、細かいところの仕上げはザックリしてます＾＾；

それが二胡独特の音につながってるのかもしれません。

ただ毛付けはキチンとされており、根元から先端までバッチリ使えます。

二胡の関連製品は、中国楽器ですから自ずと中国製が中心となりますが、価格もかなり安いです。

プロが使用するレベルの二胡でも、20万～40万円ほどで買えます。

弓についても同様で、この弓も日本では6000円～8000円程度で購入できます。

大事に使えば10年は持つそうですから、コスパ最高ですね。

中国本土で買い付ければさらに1/3～半分の価格になります。

消耗品とはいえ、一流の製品がこんな価格なんて、申し訳ないですね。