使って5分。俺はこう思いました
『今まであのカチカチ音に耐えてよく頑張った!感動した!!おめでとう!』
まぁそんな訳で、今回はそれなりに久しぶりの純粋PC用品でございます。
『自作erならば一度は使ってみたいPC用キーボード』
として誰がドコで調べようとも必ず名前が出てくるのが今回レビューを書く東プレ製Realforceシリーズです。
そんなパソコン用KB界の「キングオブKB」
Realforceの最新モデル108P-S(SI01TS)
を手に入れましたので気合いを入れて書いていこうと思います。
どうぞ宜しくお願いします!
*コメント頂ければその都度答えていきます
6/29:画像&文章の差し替え及び追記を行いました。
7/3 :画像の差し替え、項目の追加
『東プレ』って何の会社!?
正式名称が
『東プレ株式会社』といいます。
創業時(1935年)は東京プレス工業株式会社という名称だったそうです。
つまり、今も昔も「プレス加工製品」を主体にプレス機を使って作る製品でメシを食っている会社のようです。
現在作ってる物の代表例はこちら
他にはトラック向けの冷蔵機(例:セブンイレブンの配送トラック)や住宅用換気システムそして今回紹介するキーボードやタッチパネルモニターと言った多岐にわたっているようです。
なお、風呂のフタは作っていないとのことですw
中身の確認
では、中身を見ていきましょう。
(画像を差し替えました→6/29)
茶箱です。横に仕様・S/N・型番・Janコードが印刷されたシール。
本来はこういうので充分なんです。箱なんかより中身が重要なんですから。
開けると先ずはKBが目に入ります
そして、KB本体を取り出すと『取説兼保証書』が1枚。
そしてケーブルタイは最初から。
以上です!!!
キートップ引抜工具は入っていないので必要ならば別途購入して下さい。
本当にシンプルです。これで約28,000円もすると言われたら
『いやいやwそりゃないでしょ~』
『何の冗談っすかwww』
『500円のKBと大して変わらないじゃん』
『白とグレーのキーとか古臭ッwww』
などと言われてしまうでしょう。
ただ500円のジャンクKBを触ったあとにこれを使うと、言葉では言い表せない何かが伝わってくるのがこのRealforceなんです。
WindowsOSを新規インストールする際に問題なく使えます
このRealforce108P-Sですが、採用インターフェースがPS/2(*プレステ2ではない)のため
『OSの新規インストール時にトラブルに見舞われること無く使う事が出来ます』
その点がそこら辺に売っている普通のUSB KBとの違いとなります。
PS/2インターフェース採用KBは『MBベンダー・チップセットを選ぶことが無い』のが最大の利点です。
また、OSインストール前にUEFIやCore2以前の古いCPU向けMBのBIOSを弄る際も問題なく使う事が出来るのもポイントです。
では、商品紹介に移ります
メーカー:東プレ株式会社
商品名:Realforce108P-S(製品HPなし)
製品型番:SI01TS
発売日:2016年5月18日
製造国:日本
キー配列:日本語
キー数:108キー
キーストローク:4mm
押下圧:変荷重(55g、45g、30g)
↓
キー種別:静電容量無接点方式、静音モデル
キースイッチ寿命:5000万回以上
キートップ:ソフトタクタイルフィーリング・昇華印刷
サイズ:幅456×奥行169×厚み39(mm)
本体重量:1.4kg (*ケーブル除く)
接続インターフェース:PS/2
ケーブル長:約1.5m
機能:Nキーロールオーバー(全キー同時押し)対応
その他特徴
・PS/2フルキーボードモデルでは初の静音モデル
・キー印字の視認性が高い グレー&白PBTキーキャップ
・印字が消えにくい昇華印刷を採用
保証年数:1年(*1年経過以降もオーバーホールの受付あり)
購入価格:27,610円(税込)
このKBは昇華印刷とは発表されていなかったのですが出てきたら昇華印刷だったので一安心。 (白筐体の)Realforceと言えば、昇華印刷のキートップ!というイメージがあったので。
画像と違う!(泣)
Amazonではこのような商品画像となっています。
しかし、届いた商品の実物の銘板は・・・
・・・Topre REALFORCE
脳内で
「なぁ~~~にぃぃぃぃぃ~~~やっちまったな!」
この芸人(クールポコ)を思い浮かべてしまいました。
俺としては
『銘板を英語用(Realforce104U等)にしてほしかった』
将来、英語版(Realforce104U等)の銘板を手に入れられたらカスタムしようと思います。
*英語版の銘板は
「Topre Corporation REALFORCE」
とされています。
なお、画像にあるようにLEDは薄緑色に点灯します。
とりあえず分解♪
分解するのにドライバは必要ありません。
楽でいいですね。元々業務用として作られていますからメンテもしやすく作られているんでしょう。
***外し方***
1、KBのPS/2コネクタをPCから外す
2、赤丸で囲んだところを自分の身体に向けてつまむ
3、赤で囲んだ4つのツマミを外したら筐体を上に持ち上げる
********
カバーを外すとこんな感じです。
刻印シールから見るに「2016年の4月26日に最終組立したよ~」って事なんでしょうか。
あと「流石プレス加工の会社!」と思わせるのが鉄板部分がちゃんと加工してある所です。
端っこが適度に丸くなってますし。これなら分解掃除の際に誤って手を痛めたり、服を引っかけてしまうことはなさそう???
なお、基盤裏面はこんな感じ(→差し替えました、6/29)
そして銘板の裏側。なんか・・・外れそうな感じはしますが自信ないので今はやらない。
せっかくならピンク丸の部分からもケーブルが出せるようにして欲しかった・・・
文句なし!!
文句ありません!
これまで使ってきたCherry茶軸と比較すると雲泥の差です。
と言うわけでそこを触れていこうと思います
Realforceシリーズ全モデルが採用するこの『静電容量無接点方式』ですが、中身はこういう感じになっています。
カップラバー&コニックリングが下がっている(ONの状態)のが
左側です(→画像を差し替えました、6/29)
画像左は静音化されているようです。右側のスペースキー部分は通常のモデルと同一の物のようです。右側の方が押した音がはっきりと出ます。
なお、参考としてCherry軸はこのような構造となっています。
画像を見て頂くと分かるとおり、静電容量無接点方式には独特のカチっという音を出す場所が存在しないのです。
そのため、Cherry軸と比較すると元から静音性において優位になっています。
今回のRealforce108P-Sは標準モデルと比較して
『人間の聴覚感度が高い周波数成分である2,500~5,000Hz領域帯での刺激振幅が下がるよう改良を行い、聴覚への刺激を極限まで(30%減)下げて』静音性を高めたモデル(静音モデル)となっています。
ただし
『カップラバーを押し下げる際にカポン、カポン』
という独特な音がど~しても出ます(→特に底打ちをする場合)。
それを使う側がどう思うか、使用者の周りにいる人間がどう感じるか?ですね
俺はカチカチよりはいいと思っています。
どちらにせよ、購入前に試し打ちを推奨します
なお、東プレがこの静音モデルを使う場所として想定しているのは
『図書館や病院といった静かな場所』
とのこと。他には、夜遅くに自宅に帰りココにレビューを書くというのにも適したKBとなっているものと俺は確信しています。
メカニカル(Cherry軸)KBと違って『カチカチカチカチ鳴らない』ので家族から不評を買う心配も30%減になるものと思います。
なお、我が家では家族からの苦情は無くなりました。
あのCherryキー特有のカチカチ音はそれだけ不快だったと言う事でしょう。
そしてRealforce静音モデルが静音性に関しては極めて優秀であることも示してくれました。
長い時間使うとハッキリする
今まで使っていたのがこのモデル(Cherry茶軸)です
そのCherry軸の特徴はこの画像にある通りです
画像1
長時間使っているとキーが重いのでどーしても疲れてきます。
しかし、Realforceの場合はちょいっとだけ押せば反応してくれるので非常に使いやすいです。
・・・ただし油断すると指の重さだけで要らん文字を入力してしまうのでそこは追々慣れていかなければなぁ~と思います。
疲れにくいのには絶対に訳があると思ったので調べてみました(サイズ)
そうすると意外な答えが・・・
画像2
画像3
画像の2と3を見て頂くとわかるようにKBの高さがおよそ1センチほど違うことが分かりました。
また、画像をよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~く見て頂きたい。
Realforce(画像左)の方には本体だけで無く、キートップにもちょっとした加工が施されているようなのです。すんごーく細かいザラザラ加工と言いましょうか・・・
リアフォ教の教徒が口を揃えていう「キーが指に吸い付いてくる」というのはこの加工のおかげなのでは無いでしょうか?
使いやすい理由はキー高さや入力方式の違いだけでは無いようです。角度にも秘密があるようです。
そこも比べてみましょう!
画像上がRealforceです。
キートップの形・角度が全然違うのが分かると思います。
下から2段目(Shift列)がグッと起き上がっているんです。
そこから浮いていっているんですが、、、列と列の高さがそれぞれキチンと付いているので今どの列に指をおいているってのが分かりやすいんですよ。
そこが普通のKBとの最大の違いだと思います。
語彙力が無いのですみません........
毎日使うものにこだわりたいなら最初はKBから!
パソコンって何処に行っても必ず使う物です。
特にKBが無ければググる事すら出来ません。・・・というかOSのインストールすら出来ません。
それを考えるとKBというのは絶対にこだわるべきものだと思います。
今回初めて静電容量無接点方式のKBを買って使ってこのKBのレビューをこのKBを使って作っているわけですが、指に自然と馴染む感触はさすがKB界のキングだと感じさせます。
何故、こんなにもファン(と言う名の信者)がいるのか、使って納得しました。
世の中には、様々なメーカーから様々な方式のKBが多数出ています。
しかし、このような価格にもかかわらずずーっと継続して売れ続けるこのRealforce。
見た目は・・・若干野暮ったいですが、PCを起動してOSのロック画面でキーを入力した瞬間に今までのKBが全て瞬時に陳腐化してしまう恐ろしい魅力を秘めています。
2016年6月段階だと、Realforce標準モデル(Realforce91UBK)だと最安14,000円少々から、静音モデル(Realforce108UH-S)は約18,600円からとかなり安くなっています。
『最近、KBの調子がわるいなぁ』
『もうへたってきてて限界だし買い替えるかな~』
そのようにお考えの皆様に対して俺はこのKB並びにRealforceシリーズを積極的に薦めたいと思います。
VGAなどは新製品がしょっちゅう発売
されるため、すぐに腐ります。
しかし、このRealforceと愉快なOEMの
仲間達だけは規格が変わらない限り
腐りません。
絶対に後悔はしないはずですよ!
参考HP
東プレ株式会社(REALFORCE)
http://www.topre.co.jp/products/elec/keyboards/index.html
ツクモ(爽快打鍵!キーボード特集)
FILCO Majestouchキーボードまとめ特集
http://shop.tsukumo.co.jp/special/160317m
Realforce初のPS/2接続フルキー静音キーボード「Realforce108P-S」
http://shop.tsukumo.co.jp/special/160613r
ダイヤテック株式会社(CHERRY MXスイッチとは?)
https://www.diatec.co.jp/products/CHERRY
4Gamer.net(G-Tuneブランドから登場したRealforceの特徴を押さえてみる)
http://www.4gamer.net/games/026/G002654/20110114049
Itmedia(「速く打てて疲れにくい」キーボードの秘密――東プレのRealforce 106)
http://www.itmedia.co.jp/news/0207/11/nj00_topre_key.html
せっかくなんで以前出たPS/2接続のREALFORCEと比べてみる
マウスコンピューター/G-Tune仕様のRealforce108B-MPというPS/2インターフェース用KBが出ていたので比較してみようと思います。
なお、画像上がRealforce108P-Sです。
G-Tune仕様は2010年の発売なのでそりゃ~いろいろ変わりますよね。
レビュー番外編:Realforceと愉快な仲間達の紹介
①株式会社PFU(富士通グループ)
Happy Hacking Keyboard(通称:HHKB)Professionalシリーズ
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/keyboard.html
静電容量無接点方式のワイヤレスKBが欲しければPFU製1択となります!
ただし、ワイヤレスモデルは108P-S並み(約30,000円)に高い!!また販売店がほぼ無いに等しい。 ただ、有線モデルは入手性○ ただし、キー数少ないけどリアフォより高い。
②セブンイレブン
セブン銀行ATMのキースイッチが東プレ製静電容量無接点方式のスイッチ(特注品)となっています。
東プレのKBの試し打ちをしたい!でも近くに販売店が無いorz.......そんな方はセブン銀行ATMで試し打ちしては如何ですか?(オイッ
Windows10環境に移行して「から」問題が出てきた
Windows7環境(Intel Core i5-6500 + ASUS H170-PRO GAMING)ではキーボードに関する問題は一切起きていませんでした。
ところがWindows10PRO環境(AMD Ryzen7 3700X + ASRock X570 STEEL LEGEND)に移行してからは『電源投入時(=Windows10起動時)にキーボードが認識されない』という問題が数え切れないほど出ています。
起動時に毎回起きる訳では無く、何回かに1度・・・と、まぁーなんとも微妙なペースで起きる問題となっています。
そこで、東プレに問い合わせてみました。
【 問い合わせ内容 】
何回かに1度の割合で起動時にキーボードが認識しなくなります。対策方法はありますか?
キーボードはREALFORCE 108P-S、OSはWindows10 PRO(64bit・ver1903)です。
PC背面にあるPS/2ポートに繋いでいますし、PS/2分配器などを経由してPCに接続しているわけでもありません。
Windows7だとそのような症状は一切無く、快適に使用出来ていましたので故障では無い・・・と思うのですが。
【 東プレからの返信 】
この度は弊社製品につき、大変ご迷惑をおかけしております。
REALFORCEカスタマーセンターです。
頂いた症状から、おそらくお客様のPCとUSBの通信が正常に行えていない状況かと思われます。
もし、USBハブをお持ちの場合、PC本体とキーボードの中間にそのUSBハブを接続して症状が改善されるかご確認をお願いできますでしょうか。
上記の方法でも改善されない場合は、あらためて、REALFORCEカスタマーセンターにて修理対応をご案内させていただければと思います。
大変お手数ですが、ご連絡をお待ちしております。
以上、どうぞよろしくお願い致します。
PS/2キーボードなのに
「USBハブを噛ませて症状が改善されるか様子見してくれないか?」
という回答が返ってきました。
一応、RF108UH-Sと勘違いしていないか確認と、PS/2接続のキーボードに「PS/2 → USB変換アダプタ」「USBハブ(セルフパワーorバスパワー)」を噛ませても問題ないのか送信してみました。
ちょっと場合によっては【REALFORCE SA】や【REALFORCE TKL SA PFUエディション】の購入を考えようと思います。
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購入金額
27,610円
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購入日
2016年06月27日
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購入場所
Amazon
北のラブリエさん
2016/06/29
ともあれリアフォ導入おめでとうございます。
これになれちゃうとよそでキーボードさわるのがストレスになるというのを除けば最高のものだと思いますw
Takahiroさん
2016/06/29
同時発売した91UG-Sは真ん中からケーブルを出せるみたいでそこは正直羨ましい!
確かによそ行って他のKB使うのが嫌になるかもしれないっす。
なめらかにキーが入ってくこの感じ・・・もうたまらないw
aoidiskさん
2016/07/04
存在感ある筐体を裏切らない、心地よさ
リアルフォースよいですね。
Takahiroさん
2016/07/05
KBの基本の打ちやすい、しかも疲れないだけじゃない何かがあるのがリアフォなんですよね。
今年で定番の白91キーは発売から11年、黒は10年。すごい事です。
長く続いている名店と同じものがあるんでしょう
くーねるさん
2019/01/28
ただ、店頭にあるのを試しに触って感じたのは『これはいい!』という感想を抱きながらオウルテックの黒軸を買ったのでした(オチが酷い!
だって8千円前後でもヒーヒー言いながら良い買い物したと思いながらもお財布がキツかったんだもん(/ _ ; )
いつかは東プレ欲しいですね…
Takahiroさん
2019/01/28
REALFORCEなら中古でも出回ってますよ?
今だとREALFORCE 91Uがじゃんぱらで7,980円で出ています。
昇華印刷ならよっぽどのことがない限り文字が消えるって事はありませんし中古でも充分いけますよ。
くーねるさん
2019/01/28
うーん、安い!けど…
テンキーは地味に使うので欲しいんですよね…
東プレのは一生モノですね(*・ω・)ノ
すみません、教えていただいたのにワガママ言って(;゚ロ゚)
Takahiroさん
2019/01/28
じゃんぱらならテンキー付きREALFORCEも待っていると出ますので毎日見てみてください。ちなみに価格は9,980円±1,000円が多かったと記憶しています。