昨年実施した店内のリフレッシュ工事において、工務店からの推奨を受けた塗料です。
床材は10年を前後して張り替えてきましたが、防音目的で化粧コンクリートブロックを積み上げた壁材と、やはり防音防火効果を期待した石膏ボードの天井材は、一度も張り替えること無く、
塗料の上塗りで化粧直しをしてきました。
店内を禁煙にしていないのは、大病院の前だから。
大病院は完全禁煙ですが、それゆえに病院で働いている人々はもちろん、患者さんも喫煙場所を求めておられます。
揚げ物は調理しませんが、どうしても厨房から微粒子化した油分が飛びますし、前述の理由からタバコのヤニが壁面にシミを作ります。
今回選択した日本ペイントのケンエースG2は、其の種の汚れの付着を防いでくれると聞きました。
で、効果は?
これまでの水性塗料とは違いを感じる
同時にソファの張替えも実施したので、壁面の汚れがよく分かる写真がありました。
長椅子の形に、前の水性塗料の白さが残っております。
年に2度程の頻度でスチームクリーナーなどを使って汚れを落としていたのですが、主にタバコのヤニが主因と思われる黄ばみ(茶色ばみ)が見て取れますね。
施工はローラーで行われます。
天井部もローラーで作業してもらいます。 養生の透明シートの下で叫ぶ人がいました。
場所が違いますが、ホントに綺麗に仕上がりました。
既に1年が経過していますが、絵画を取り外しても、シミのせいでそこだけ白い なんてことは発生していません。
過去の水性塗料とは一線を画する差を見て取れます。
ガラコやレインエックスを塗布した自動車の窓ガラスは、雨水を弾くだけでなく汚れも付きづらくなりますよね。 「ここに駐車しちゃダメ」の張り紙も上手く貼れなくなります。
それと同じような原因・効果があるようで、ポスターの掲示が難しくなりました。
A4チラシ程度なら大丈夫なんですが、それなりの美術展やコンサートの大型ポスターを両面テープで貼り付けようとしても、すぐに剥がれてきます。
防汚効果の高さが、ここからも見て取れますね。
次も使うか? 迷ってます
特に高価な塗料ではありません。 効果は確かに感じました。
でも、次も同じ塗料を使って作業を依頼するかどうか? 実は迷ってます。
理由は、溶剤。
ケンエースには水性のものもありますが、ウチで使われたのはアクリル樹脂系非水分散形塗料に分類されるG2という仕様なんです。
アクリル樹脂系非水分散形塗料(弱溶剤系塗料)って、門外漢にはよくわかりにくいのですが
ざっくり言うと、灯油系の溶剤だと思えばよいのだとか。
ガソリンやアルコールに比べると、灯油って乾きにくいですよね。
ストーブに給油する時に、少しでもこぼすと、ずっと臭いですし、タオルに移った匂いもなかなな消えません。
施工前にまる一日は営業を休むことを推奨されたので、翌日は椅子の張替え作業やテーブル補修の作業に充てたのですが、完全に匂いが気にならなくなるには2週間近くを要しました。
仕上がりは素晴らしく、防汚効果は確認済みです。 満足してます。
でもね、あの匂いが、、、。 次の機会までに同じ効果の塗料で水性の製品が開発されていることを望んでおります。
塗装屋さんの見分け方
今回はペンキ缶そのままの「艶消し白」で仕上げてもらいました。
工程はローラーによる2度塗りです。
1度目の工程も2度めの工程も、全く同じ缶から塗料を出されていました。
仕上がりに文句はありませんでしたが、、、、
ホントは1度目の工程に使うペンキには「少しだけ混ぜ色」を施すと良いんです。
そうすると、仕上げの「真っ白」に対して、少しだけ色の付いている下地が目立つでしょ。
白昼に行う塗装作業です。 真っ白のペンキに目が慣れてしまって、塗り残しが見つかりません。
そうとう丁寧に2度塗り作業をしてもらいましたが、予め下地に少し色をつけておけば、塗り残しなんて発生しないんですよ。
今回の業者さんは80点でした。
購入金額は16キロ入り缶の市販価格を記入してます。
実際の施工費とは異なります。
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購入金額
8,640円
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購入日
2016年06月頃
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購入場所
工務店 グローイングアップ
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