前から欲しかったJJ ELECTRONICの300Bをアマゾンでポチってみました。
JJはスロバキアのメーカーで、1994年創業と割と新しいものの、定評のある真空管をラインナップしています。
この300B、なんといってもどっしりとした背の高さと、ずっしりとした重量が特徴。
中国製(おそらく桂光電子?)の一般的な300Bと比べると高さは頭一つ飛び出ています。
重量ですが、中国製300Bの84gに対し、JJ 300Bはなんと140g!
倍まではいきませんが、持つとその重さを感じられます。
↑こちらは中国製の300B。
84gと比較的軽量です。
↑JJの300は、なんと140g!
この重さの差は主にガラスの厚さから来ており、一般的な白熱灯程度の厚さしかない中国製300Bに対し、JJのガラスはコップくらいあります。
構造的にもしっかりしており、このあたりも良質なサウンドに影響していそうな感じです。
この300Bですが、AS-300BmkII SEに装着することにしました。
元々AS-300BmkII SEに付いていた中国製300Bは、リビングにあるA-300Bに移植することに。
価格的にもA-300Bのほうが1グレード上のアンプですが、中国製300Bが割とカチッとしたサウンドだったので、少し柔らかめのA-300Bに組み合わせて使うのに良さそうだったんですよね。
さて、JJ 300Bの音ですが…まだ使って1時間も満たないのでエージングまだまだですが、ファーストインプレッションでも。
雰囲気としては芯が太く、ワイドなHi-Fi的なサウンドです。
中国製300Bと比べると、やはり構造的にしっかりしていることもあるのか、全体的に骨太な感じ。
といっても、変に中域が厚いとかいうことはないので、そこは300Bの良さはキチッと出ていると思います。
これからエージングが進めば、柔らかな感じになってくるのかなーと期待。
300BといえばやはりWE製が王道だと思いますが、1本20万は余裕で越え、状態が良い物だとペアで100万!なんていう真空管は絶対に買えません。
真空管って消耗品ですしね…
価格的に2本ペアでも4万円でお釣りが来るJJの300B、作りも丁寧ですし、手軽に使える球としてとても良いかと思います。
Amazonが扱っているので、入手性に優れているのもいいですよね。
JJの300B、プレート基部がかなりシンプルな作りになっていますが、よく見たらフィラメントに繋がる配線が中国製の300Bとはかなり異なってました。
中国製の300Bは左右が繋がっており、真ん中に電極が繋がっているのですが、JJの300Bは左右にそれぞれ電極が繋がっている構造となっています。
こちらは中国製300Bの基部の配線。
けっこう複雑な感じです。
JJの300はこんな感じですっきりしてます。
フィラメントの配線ですが、写真だと解りづらいので、図にしてみました。
見た目すっきりで良いですね。
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購入金額
33,000円
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購入日
2016年04月06日
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購入場所
Amazon
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