ロゴを貼っただけのVAIOPhoneから1年、真のVAIOPhoneと呼べるVAIOPhoneBizを購入しました。
去年のVAIOPhone自体は発表前に無駄に煽らず、通信費込み¥50,000などと発表しなければ、
スタンダードなスペックの良い端末だとは思いますが、あの売り方は正直どうかと思っていました。
実際、今回のVAIOPhoneもODMで筐体以外はややスペック高めのWindowsPhoneにすぎません。
ただ、lumia950/950XLは日本では販売されないだろうし、海外通販で買っても800MHz非対応。
AcerのJadePrimoはいまだアメリカでも販売されず、ハイスペックで色々ぶっとんでるHPは
高額になりそうなのでMADOSMAQ601、NuAnsNeoと比べてこちらを購入しました。
まだ、買って1日で色々試したり、いじって遊んでるレベルですが購入して満足しています。
4/24 「WiFiセンサーを無効化して消費電力を抑える」を追記しました。
4/25 一部画像を差し替えました
4/30 Continuum for Phoneを試してみた その2を追記しました。
5/4 Continuum for Phoneのバッテリー持ちを追記しました。
開梱、初期設定など
パッケージの中身
付属品はACアダプタ、MicroUSBケーブル、スタートガイド
そしてVAIOファンにはお馴染みの安曇野FINISH
まず、電源投入前にSIMカードとMicroSDを挿入
電源を投入するとVAIOロゴが表示されます。
「言語選択」して再起動、?な「おかえりなさい」の後「ライセンス表示」
(おかえりなさいって元の英語はもしかしてWelcome?)
APNの設定は通信事業者を選ぶだけで簡単です。
タイムゾーン設定の後、サインイン画面が表示されます。
で、MADOSMAでWindows10Mobileの設定があるのでそこから復元。
もう一つのLumiaは以前WindowsInsiderを試したときに手順を誤って文鎮化してしまったやつ。
これが私の環境では30分ほどかかりました。
OSは問題なく起動したのですが、WindowsPhoneの売り(セキュリティ的に)でもあるのですが、
WindowsPCでもお約束の時間のかかるWindowsUpdate。
この日はこれまでとここで就寝。
翌朝起きるとMADOSMAと同じホーム画面で起動完了。
ディスプレイに表示するタイル数を増やす
ディスプレイサイズが大きくなったから情報量を増やしたい。ということで設定を変更しました。
まず、設定-システム-ディスプレイ を開き「ディスプレイ上のテキスト~」を変更。
300%から225%(設定できる最小値)に変更
その後、設定-パーソナル設定-スタート を開き「タイル数を増やす」をオン。
そうするとタイルが縮小されるので好みにタイルを並べなおして完成。
変更前と比べるとタイルの表示数が増えます。
変更前 変更後
MADOSMA、iPhone6と大きさを比較
5インチのMADOSMAと比べると結構大きいです。
片手操作は難しいと思いますが、筐体の形状は持ちやすいです。
正面からです、MADOSMAのディスプレイはちょっと明るすぎなのでVAIOPhoneBizくらいでちょうど良いと思います。
で、実はハードキーの分だけMADOSMAのほうが縦方向の表示領域がちょっと広いです。
実際は解像度の差で小さい文字はVAIOPhoneBizのほうが見やすいです。
今度はiPhone6と比較
幅はともかく縦の長さが目立ちます。
Continuum for Phoneを試してみた
Windows10Mobileで注目の機能のContinuum for Phoneを試してみました。
テレビやPCディスプレイに出力したところを写真に撮りたいところなのですが、
ちょっといろいろ映ってしまうので写真は撮りませんでした。
Continuumにはまず以下のアダプタを使用します。
USB3.0接続対応のSnapDragon808以上なら有線接続できるのですが、USB2.0のVAIOPhoneBizは
このMiracastアダプタを使用します。
ただ、いかんせんMiracastなのでマウスホイール等でスクロールさせると一瞬ブロックノイズが表示されたり、表示が荒くなったりします。
その辺はMiracastの限界でしょうかね、先読みのできる動画なら問題ないのですが。
で、以下の構成で試してみました。
①VAIOPhoneBizのみ
VAIOPhoneBizの画面をタッチパッドとして使用します。
タッチパッドはレスポンス良く動くのでマウスは特に必要なさそうです。
Officeファイルの閲覧、ブラウザならこれで充分。
ブラウザの入力ボックスを選択した際にはスクリーンキーボードが表示されるので検索キーの
入力程度なら問題なし。
②VAIOPhoneBizにBluetoothキーボードを接続
こちらのキーボードを接続しました。
BlueetoothキーボードでOfficeファイルの簡単な編集くらいまでなら普通にできる。
ただ、Phone側とディスプレイ側で別アプリを使用できるのですが、Phone側にキーボードがつな
がっているのでディスプレイ側はただ表示のみになってしまいます。
③ScreenBeamMini2に無線キーボードを接続
このキーボードをScreenBeamMini2側に接続しました。
このキーボードとScreenBeamMini2の相性が悪いのかマウスもキーも遅延が多く
実用的ではなかったです。
距離を20cmほどに近づけてみたのですがそれでも動作は改善しませんでした。
④ScreenBeamMini2に有線でキーボードを接続
こちらのキーボードとマウスをUSBハブを介してScreenBeamMini2に有線で接続しました。
この状態が一番快適に使用できました。
先に書いたスクロール時のブロックノイズ以外はPCっぽく使用できました。
Continuumに対応しているアプリ
Continuumでディスプレイ側で操作できるのはUWPアプリのみなのですが、どれが対応しているか
ストアじゃわからないというお粗末な状態です。
で、とりあえず私が使ってみたアプリで対応しているのは以下でした。
・OfficeMobile(Word,Excel,PowerPoint,OneNote)
・Edgeブラウザ
・Outlook
・OneDrive
・エクスプローラ
・ニュース、マネー、映画とテレビ
・OneCalendar(googleカレンダーにも対応したカレンダーアプリ)
・Twitter,Line,Facebookの公式
・nsメモ帳(テキストエディタ)
・DropBox
・MAP
後、TeamViewerなんかも起動はできそうなのですが試していません。
Continuum時のスクリーンショット
アプリはすべて全画面表示
こんな感じでスタートメニューも表示されます。
パワーポイントのスライドショーは便利そう
パワーポイントのスライドショー実行時にはディスプレイ側はスライドショー表示で、
Phone側はスライドとノートを表示できるので便利そうでした。
私はあまりパワーポイント自体使いませんが、機会があれば使ってみたいです。
まずディスプレイ側でスライドショーを実行します。
そうするとPhone側はこの表示になります。
シンプルで質感の高い筐体
今度のVAIOPhoneでアピールしている部分ですが、アルミニウムの筐体は質感が高いですね。
金属筐体だけあってエッジも立っていて悪くないデザインだと思います。
RAM3GBは快適
元々動きの軽量なWindowsPhoneにRAMが3GB積んでいるので動作がスムーズです。
一応スペックは
CPU:Snapdragon617
RAM:3GB
ストレージ:16GB
このベンチマークの値がいくつだから良い悪いとは判断できないのですが、AntutuV0.8Betaを
行ってみました。
まずVAIOPhoneBiz
MADOSMA
ストレージのReadはMADOSMAに完敗していますが、それ以外は少しずつスコアは出ているので、
スペック通りには出ているようです。
筐体、ディスプレイ、Continuum対応
筐体の質感が高くディスプレイの発色も綺麗で満足しています。
また、Continuumは次の世代が楽しみな面白い機能と思います。
充電しながらUSB機器
フルのWindowsではないので充電しながらUSB機器を使うこと自体あまりなさそうですが、
以下のMicroUSBで給電できるUSBハブで試してみました。
USBハブとして、キーボード、マウス、USBメモリは接続できましたが給電を試してみると
以下の画面が表示されたので充電しながらUSB機器を使うことはできなそうです。
ただ、通電はしているようなのでケーブル、充電器の組み合わせによっては可能かもしれません。
WiFiセンサーを無効化して消費電力を抑える
本日、初めて家の外に持ち出したのですが、電車に乗っていると無線LANスポットの通知をしてくるし、電池が減りが多いと感じたところでWiFiセンサーの設定を思い出しました。
WindowsPCでもそうなのですが、便利なようで消費電力が増えるというイマイチ使えない機能です。
設定は 設定-ネットワークとワイヤレス-Wi-Fi-Wi-Fiセンサー を選択します。
そして「候補として表示された~」とついでに「連絡先によって~」をオフにします。
ちゃんとデータを取ったわけではないのですが、これで電池の減りが落ち着きました。
Continuum for Phoneを試してみた その2
先日、ビジネスホテルに宿泊したのでせっかくなので遊んでみました。
まず、USBキーボードとマウスをMiracastアダプタに接続して、Continuum開始。
キーボードもマウスもまともに動かない。。。
ついでにPhone側のタッチパッドで操作してもカクつく。。。
で、結局あれこれ試してこのモバイルルータを外すと改善しました。
自宅で試したときは問題なく使用できていました。
今回宿泊した部屋では有線LANと無線LANが使用できたのですが、機器1台ごと設定するのが面倒で有線LANにモバイルルータを接続しておりました。
両隣の部屋のSSIDも見えていたので干渉していたのでしょうか?
なんか調べる方法があれば良いのですが。
なにはともあれ、改善したのでまずは映画再生開始。
結局Blueetoothキーボード&マウスでも問題なく使用できていました。
試しにPhone側でZIGSOWのページを開いたり、LINEしたりしてみたのですが映画は2度ほどカクついたのですが視聴は問題なくできました。
映画はシャーリーズ・セロンが美人!!というのが印象でちょっと期待外れ。
ヘンゼル&グレーテルみたいな武闘派を期待していたのですが、ちょっと残念でした。
安定して使うには5GHz帯のモバイルルータを用意したほうが確実でしょうか。
Continuum for Phoneのバッテリー持ち
Continuum時のバッテリー持ちを確認してみました。
Continuum前のバッテリー残量は77%
テストを兼ねて再生した映画はヘンゼルとグレーテル 1時間27分
ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家を脱出した後、魔女ハンターになるお話。
B級映画ですが、なんか気に入って何度か見ています。
この写真はもちろんVAIOPhoneBizで撮影してOneDriveにアップロードしています。
映画再生中もカメラは使用できます。
画質は落としているので、カメラ性能の参考にはなりませんが。
それにしてもタスクバーが表示され続けるのが邪魔くさいです。
再生後のバッテリー残量は37%なので1時間30分ほどで40%消費しています。
この間Phone側もディスプレイ点灯しっぱなしということも考えるとこんなものかなと思います。
VAIOPhone自体バッテリーの持ちはMADOSMAに比べて悪いですし。
バッテリーのベンチマークとかできると良いのですが、客観的なベンチマークソフト等あればよいのですが。
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購入金額
59,180円
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購入日
2016年04月22日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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