レビューメディア「ジグソー」

その精神性において日本の最高級 TOYOTA CENTURY

1967年に初代センチュリーが誕生したのですが、それは豊田佐吉翁の生誕100年のこと。

命名の由来ですね。

 

トヨタ自動車が扱う乗用車として最高価格の製品はレクサスLS600hLですが、その精神性において

センチュリーは別格扱いだと思われます。

京商製のミニチュアカーのレビューは、もっと後を予定していたのですが

下小川さんのトミカ・紅旗のレビューをを拝見して、急遽ご紹介しようと思い立ちました。

更新: 2016/03/21
クオリティ感

スケールから思うに 最高レベル

流石は天下の京商製モデル。

塗装は実車に近いレベルの艶を楽しめます。

天然木とグレー布の室内も実車を忠実に再現されています。

 

ホイールの鳳凰も、前後のエンブレムも雰囲気が伝わる仕上がりです。

クロームメッキ仕上げも、実車のそれを彷彿とさせるものです。

更新: 2016/03/21

実車に乗ったよ

トヨタ自動車の最高級 12気筒エンジン

私が実際に運転はもちろん、後席に座ることは無いだろうと思っていました。

 

でも個人タクシーを生業とするお客様が、センチュリーを入手されたんです。

それを機に、「ネットでセンチュリーのミニカーを代理購入して」と依頼されました。

京商製モデルの出来栄えは大変素晴らしく、後にもう一台購入して、それを私に下さりました。

それくらいのお気に入り。

 

その後しばらくして、深夜ウォーキングを兼ねて実家を訪ねた帰路のこと、ホテルオークラ京都近くで佇んでいたセンチュリーを見つけてお声をかけました。

すると、パワーウインドウが下りて「乗ってゆくか?」

私は  「お金は持ち歩いてない」 と告げたのですが

「自動ドアじゃないんで、自分で開けて乗ってよ」 ですと!

お言葉に甘えて、ひろ〜い後席に乗り込みました。

もっと広い空間を持つ車はミニバンを中心に存在します。

でも、あんなに大きな天井を見たのは初めてです。 上方向に絞りこまれていないのでほんとに大きな天井でした。

クラウンのそれが江戸間の6畳だとすると、センチュリーのそれは京間のそれ。

 

センターピラーには靴べらが仕込まれています。

助手席のシートバックは「口」の字の様に抜けるんです。 後席の社主が脚を伸ばせるように。

まさか私は靴を脱ぎませんでしたが、たまにその仕組を知っているお客さんが脚を投げ出そうとして

辟易するんだとか。 もし臭かったらたまりません。

 

天童木工もかくやの木目インパネ。 時計やオーディオのデザインは、まさに昭和のそれです。

 

静粛性で云うなら、ハイブリッド車であるカムリの方に分があると感じました。

スムースですが、無音ではありませんでした。 エンジンの鼓動は時速60キロの後席でも感じることができます。

ご自分ではダイムラーの12気筒を愛用されている観光客が、ご指名で乗ってこられた時などは、その息吹の違いを語り合うこともあるとか。

ホテルで客待ちをしていると、自動車業界の団体客が時間契約でホテルの周辺を遊覧走行よろしく

順番に乗り換えつつ楽しまれることもあるそうです。

 

祇園のお茶屋さんあたりでも、客待ち駐車を容認しない「リッツ・カールトン京都」などでも

センチュリーなら扱いが異なるようです。 「どうぞこちらでお待ち下さい」と。

 

でも給油時に燃費計算は決してしない そうです。 12気筒ですから。

塗色は神威ブラックと呼ばれる漆黒です。 磨きがいがある深〜い黒です。

フェンダーミラーも同じ仕様です。

 

各企業・大臣を対象にした公用車・社用車として採用されているセンチュリー。

御料車としても馴染み深い車です。

日産プリンス・ロイヤルが御料車として使われていたのは随分前のことです。

既に日産はルノー傘下ですので、トヨタが民族系代表として、これからもずっと使われるのでしょう。

陛下が皇居内でホンダ・インテグラを愛車として使われているのも、外資を受け入れていないホンダへの気遣いからでしょうか。

 

もし京都観光をタクシーで行われる予定がお有りなら、フェレンギへご連絡していただければ

お取り次ぎしますよ。 普通の大型車価格と変わりません。

って これはZIGSOWの規則違反になるのかしら? ダメなら叱ってね。

 

 

  • 購入金額

    7,850円

  • 購入日

    2014年06月23日

  • 購入場所

    Amazon

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (10)

  • 下小川さん

    2016/03/21

    おおお…センチュリーの名に恥じない綺麗なモデルですね…!
    この重厚感と繊細さ、すごい。もっと大きいスケールのモデルかと思ってしまいます。

    そして実車!自分も乗ることはないだろうと思ってますがそういうのもあるんですね…!
  • くろぱんださん

    2016/03/21

    >でも給油時に燃費計算は決してしない そうです。 12気筒ですから。

    燃費燃費といわれる昨今ですが、やはり大臣クラスの公人や海外からの要人が燃費重視の車には乗っていただきたくない気がします。やはり風格が違いますね。
  • フェレンギさん

    2016/03/22

    下小川さん、驚きの高級車でございます。
    実は同じ町内に任天堂の会長のお屋敷があるんですが、そちらにお迎えに来るお車が、やはりセンチュリーでございました。 
    狭い道なんですが、フェンダーミラーとFR車の特性を生かして、スルスルと。
    運転手お抱えシステムではなく、法人タクシー会社との契約で使われていたと聞いております。
    風格の高級車ですね。
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