レビューメディア「ジグソー」

パトレイバーみたいなロボコップ

2015年作品。120分。原題 “Chappie”



あらすじ
犯罪率の高さで悪名をはせる南アフリカのヨハネスブルグでは、ロボット警官の導入を決める。高い検挙率で犯罪率の低下に大いに貢献するロボット警官。その開発者であるディオンは、より完成度の高い人工知能の開発に心血を注いでいた。その一方で、ディオンのライバル開発者で、より大型のロボットを開発したヴィンセントは、秘密裏に行動を始める…



日本人ならパッと見「……パトレイバー?」と言いたくなるような風貌を持ったロボットが主役の作品です。

っていうか、なんかもうサイボーグではなく完全にロボット化された警官が治安にあたるという、ある意味ロボコップの続編よりロボコップを思い起こさせる作品でした。
大きめのロボットも対役として出てくるし。

ロボット警官の開発者はより高度のAIの作成に成功するのですが、この「幼児と同じで様々なことを教えなければいけない」という無垢のAIを基本的に育ててしまうのがギャングスタというあたりがツイストになっています。
だからもう身振り手振りや歩き方がすごくギャングスタ(^_^;)
おまけに話し言葉も真似しているので、本来街の治安にあたる警官役のロボットのはずなのに放送自粛用語の連発でございます。

とはいえハリウッドの娯楽作ですので、人間が開発を進めるAIについての一考を投げかけながらも、敵役を作ってそれなりの善玉も作り、ストーリーとしてまとめてあります。

個人的にはストーリー云々よりも、ここまでCGで作れてしまう世の中になったという方が感慨深かったですね。

作品とは関係ないのですが一番困ったことに、本作はソニー・コロンビア作品ということで、Blurayには(たぶんDVDにも)Cinaviaというプロテクトがかかっております。
基本的にはコピー対策の物なので別に良いのですが、これが変なプロテクトになっているため、PCで再生してたら20分ほどで警告文が出て音声が出なくなりました。
外付けのBlurayドライブでも同じ。
なんかハードのファームウェアバージョンによるみたいですが、結局家で一番古いBlurayレコーダーでしか再生できませんでした。
出張時に観たかったのに…
コピーガードはしなければいけないでしょうが、SONY関連のCinaviaは弊害が多くて困りものです。

さて出演は、ロボットのチャッピーに「マレフィセント」「エリジウム」のシャールト・コプリー、それから「スラムドッグ$ミリオネア」のデヴ・パテル、「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマン、「エイリアン」「ギャラクシー・クエスト」のシガニー・ウィーバーなどです。

  • 購入金額

    5,122円

  • 購入日

    2016年03月15日

  • 購入場所

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