新しく組んだサブパソコンを、デスク下の目立たない場所に置きたくて、
目立たないけどある意味目立つ、少し矛盾したケースを求めていた。
私の希望は…
- ゲーミングマザーボード MAXIMUS VIII GENEに合うケースが良い!
- ゲームならGPU、GPUとくればGEFORCE!(RADEONの人ごめんなさい)
- そのGEFORCEを外観からアピールするケースがほしい!
- マザーボードをmicroATXにしたのでそれ用のケースが良い!
こんな、私のワガママを満たしてくれるケースはあった。
側面にはNVIDIAのロゴが象ってあり、GEFORCEのエンブレムもあしらわれている。
メッシュ部分はグリーンと、ちゃんとNVIDIAカラーを踏襲している。
まさに私が望んでいたそのものだ。
私は既にこのケースのノーマルタイプでホワイトカラーのを1台組んでいるのだ。
参考までにそのパソコンのスペックを紹介。
■様奥用パソコン構成
ケース:ビットフェニックス Phenom M White
M/B:エイスース MAXIMUS VII GENE
CPU:インテル Core i7-4790
CPUファン:サイズ 虎徹
メモリ:16GB(DDR3-1600, 8GB*2枚)
GPU:エイスース STRIX-GTX750TI-OC-2GD5
電源:コルセア RM650
SSD:システム用1台(Intel SSD 730 480GB)
光学ドライブ:外付けUSB DVDマルチ
OS:Windows7 Professional 64bit
パソコンっぽくない外観と、普段とっても静かなのにゲームはそこそこ動くという事もあり
使っている様奥も満足しているようだ。(TerrariaやBFHなどやっている)
私がこれを黒を選べばお揃いになるのだが、あえて変わり種をもってきたわけだ。
パーツは今まで立て続けにレビューしてきたものを使用する。
というわけで、様奥のパソコンとそんなに大差ないシステムだが、
イカの通りとなった。
■サブパソコン構成
ケース:ビットフェニックス Phenom M Black NVIDIA Edition
M/B:エイスース MAXIMUS VIII GENE
CPU:インテル Core i7-6700K
CPUファン:サイズ 虎徹
メモリ:16GB(DDR4-2666, 8GB*2枚)
電源:コルセア RM850
SSD:システム用1台(V-Color 128GB)
光学ドライブ:外付けUSB DVDマルチ
OS:Windows10 Home 64bit
このサブパソコンは、WiiUのゲームをHDMIキャプチャしてネット配信するのに使いたい。
なのでエンコード重視でCPUは強めだが、PCゲームは軽いものまででGPUは無しと割り切った。
もしPCゲーム配信をやるならメインパソコンでゲームをしてHDMIキャプチャすればいい。
さて、ケースの中身を見ていこう。
サイドにある、HDD・SSDマウント用のパネルを取り払うと
マザーボードなどが組める状態になる。
マザーボードはケースの天地に対して逆さまに設置するタイプだ。
電源スペースもケース前面に収める。
組み途中、拡張スロットを使わなければ、割とスッキリしている。
それに比べてメモリ周りが若干せまっ苦しい。メモリの放熱対策はしっかりと。
そして、パーツを全部つけた状態がこちら。(3分クッキングのように)
SSD設置用のパネルのせいで全然中身が見えない…。
あとは側面パネルに電源やリセットSW、LEDなどのコードが付いている。
パネルの付け外し時はこれらケーブルに負荷が掛からないよう気を遣う事になる。
マザーボード背面側はこんな感じ。すっきりしているが裏配線できないのが難点かな。
ただ、マザーボードのバックプレートに干渉せずに穴が空いている点はGOODだ。
天面はメッシュカバーが簡単に外せる。ここから中を見て状況を確認したりできる。
もちろん、 GPUを使うならファンは必須だろうから、2個使えるのはありがたい。
ファンを付けない状態なら、側面を外さなくてもある程度のメンテができる空間にもなる。
「SkylakeでWindows10のmicroATXパソコンを組む」
という私の当初の目的はひとまず達成したのだった。
スッキリとした外観は未知の力を秘めた、小さくともパワフルなマシンに見える。
これでちょっとずつ、Window10に慣れていくだけだな~。検証もいろいろしないと。
あんだけWindows10の勧誘がしつこいんだから、今後はちゃんと改善してくれるんだよ、ね?
あとは、GEFORCEの新しいGPU、Pascalよ。
GEFORCE GTXロゴと私はお前がやってくるのを待っているぞ。
自作の道はまだまだ長い。
一台組み終えた充実感が心地よい。
ようやく一息つける…
「…あ、あれ?!」
To be continued...
ケースの作りは良好
microATXケースの強みであるコンパクトさのおかげで重量はそこまでない。
とはいえ側面パネルはある程度の厚みがあり、ベコベコしないので筐体がしっかりしている。
全てパーツを組み込んで持ち上げても、たわんだりしない堅牢さだ。
寸法なんかも合いがきちんとしていて、微調整で苦しむなんて言うこともない。
ただ構造が少し複雑なので、必ず取扱説明書を熟読して組む事をお勧めする。
電源ランプの青色LEDは目立つので、気になる人はマスキングなどするといいかも。
気になる点もあるが、値段の割にしっかりとした作りで、同じシリーズのケースを
2台買ってしまうくらい気に入っている。
外見はNVIDIA色が目立つ。あと、”なんちゃって”ができる
ベースになるPhenom Mから、完全にNVIDIA一色に変貌させたこのケース。
NVIDIAロゴ・GEFORCEロゴが入っていて完成されたデザインとなっている。
ということは、全面がしっかり覆われているので、どんなパーツで組んでも
自分から正体をバラさない限りNVIDIA・GEFORCEファンを貫くことができる。
今はまだGPUを積んでいないのに、なんちゃってGEFORCE状態になっている。
そういう意味では完全に外見だけで勝負するケースとなっている。
ケースの中も見せてアピールしまくりたい人には物足りないかもしれない。
変則mATXケースの宿命からはあがなえない
外見を見てのとおり、完全に5インチベイが隠れてしまい、光学ドライブは使えない。
その5インチベイもGPUや電源が大きかったりすると邪魔になるため外す必要がある。
中は、GPU2枚に簡易水冷CPUクーラーを付けられるくらいスペースはあるものの、
ファンやラジエーターの取り付けでHDDと場所の取り合いになったりと、
拡張性に対しては何かとの取捨選択を強いられる点があるのは否めない。
そもそもマザーボードを倒立させ、電源がケース前面にきている変則的な配置のため、
オーソドックスなケースでの組み方が通用しない事がままある。
取付けるパーツは決めうちをして、組む前で既に完成形にもっていく位のほうが良い。
とりあえずでパーツを選び、後で足していく形だと、手が付けられない事態になるかも。
ゲーミング用途に向いたパーツ配置で排気の面では安心できる
このケースは小さいながらも、GPUを積んだシステムでの排気に関しては
しっかりしていると思う。なぜなら、マザーボードを逆さまにして取り付けることで、
大きな熱源となるGPUが上側に来るように工夫されているからだ。
きょうびのGPUはハイエンドにもなるとハイクラスのCPUよりも
圧倒的に排熱が多くなる。SLIなどするとそりゃもう煙突がほしくなるほどだ。
普通のケースはGPUはCPUの下側になっていて電源とサンドイッチ状態。
排気がCPU側に流れ込んだり、GPUの隙間に熱がこもったりと酷い環境になってしまう。
このケースはマザーボードの横に電源を、CPUよりも上側にGPUを配置できるように
なっているため、上部に排気ファンを追加すれば効率よくGPUの熱を排気できる。
小さいケースだからこそ、排気に関しては丁寧に考えて設計しなくてはならない。
そこをよくわかっているので、ゲーミング用途に向いているケースだと思う。
-
購入金額
13,500円
-
購入日
2016年02月26日
-
購入場所
Amazon.co.jp
カーリーさん
2016/03/20
ポン酢レッサさん
2016/03/20