レビューメディア「ジグソー」

曲もプレイも踊りもいいな!

所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。アイドル曲。以前はそういうジャンルができるほど狭い範囲に曲の方向性が定まっていました。しかし最近は「売れている人(グループ)は何を出してもある程度あたる」という事なのか、かなりジャンルの幅が広がってきました。そんな中女性グループが歌うハードで爆速のメタル系楽曲をご紹介します。

この曲との出逢いは非常に特殊。

以前バンドをやっていたせいかcybercatはよく「弾いてみた」や「歌ってみた」動画を観ているのだが、その中に「本人降臨シリーズ」というのがある。その曲を歌っているアーティストその人がカラオケやアカペラで曲を歌ったり、演奏者がそのプレイ動画を投稿したりするもので、当然「本人」なので上手く、リリーステイクとは違う歌い方/プレイ/アレンジが聴けたりして楽しい。

そんな「弾いてみた(本人降臨シリーズ)」動画の海を泳いでいた時...見つけた動画。
...つかサムネホイホイ?ww

微笑んだ女の子のアップのサムネで「弾いてみた」動画の中では異色。
でも、演奏始まる前に彼女の後ろに見えるMarshallとピタッと決まった構えで期待が高まる...弾き始めると!指板の上を踊るように動く左手、ところどころにピッキングハーモニクスを効果的に使ったリフ、バロック調の正統派メタルフレーズのソロ、とすごく魅せるプレイ。


とても印象的だったので深掘りすると、彼女はガールズバンド「LoVendoЯ(ラベンダー)」のギタリスト、魚住有希だった。そして彼女が作曲し、ギターソロを弾いたのがアイドルグループのアンジュルム(ANGERME) が歌うこの曲=「出すぎた杭は打たれない」。録音時の動画も別にあるが、プレイ的には「ドロップD」と呼ばれる変則チューニング(=6弦の音をE⇒Dに下げて音に迫力を出し、パワーコードを押さえやすくするチューニング)を使ったもので、リアンプ(ギターアンプを通した音を録音するのではなく、ラインで録音しその音をミックスダウンのときにアンプから出力して録音しなおす)の手法を使った非常に凝ったもの。

なにより楽曲が良くてじっくり聴く気になり、本家の?アンジュルムの方の動画を見て、あれ?と。

ここらへんで↓見た顔が。

どうやらアンジュルムはスマイレージ (S/mileage) を母体として、メンバーの追加や脱退を経て改名したユニットとのこと。ただスマイレージの頃のアイドル然とした曲や歌い方、衣装に比べて、どエラくロックっっ!

ついに円盤まで購入した、とw

その「出すぎた杭は打たれない」。スマイレージの頃(特に前述のクリアファイルの時代)はメインのヴォーカリストというのが比較的明確で、和田彩花と福田花音の最初期メンバーが中心に歌っていたが、この曲では全員がモザイクのように目まぐるしく1フレーズずつを歌うというようなスタイルに。そして速い。速いったら速い。なんせこの曲BPM233!...ということはほぼ「1小節=1秒」。しかもサビではそれが倍テンになるという鬼仕様。でもそれを彼女たちはキレっキレのダンスをしながら歌うという体育会系楽曲(PVは「アテ」だが、ライヴの映像などでも再現できているので)。そしてやっぱギターソロいいなー。何重にも多重録音したクラシカルなフレーズが美しい。有希姐さん、さすが!

「ドンデンガエシ」もへヴィでハードな疾走曲(BPM192)だが、こちらは有希姐さんの作ではなく(宇宙慧作曲)、金属臭はほとんどないハードロックポップス。♪ドンデンガエシ♪という繰り返しが印象的な曲。

ラストの「わたし」は一転してアイドルチック..というか一時期の「小室節」を彷彿とさせるAメロではほとんど音が上下しない単調なメロディラインを持ちサビで一気にはじける構成を持った曲。作曲はどうやらシャ乱Qのたいせー(泰誠)。他の2曲と趣が異なるこの曲がなぜカップリングされ、トリプルA面扱いになっているのかと思ったら、この曲作詞がメンバーの福田花音。..というか作詞家を目指して本作で退団する彼女の花道として用意された曲のよう。彼女の歌は頭一つ抜けて上手かったのでもったいなくもあるが、より音楽を永く続けていける道、として第二新卒?の志望先としては良いものなのかも。

トリプルA面扱いなので、それぞれのPVが付いた3種の限定盤があるが、当然「出すぎた杭は打たれない」のDVDが入った「初回生産限定盤A」を購入。大画面で見ると、このPV、かっけぇなー...

最近音楽に関しては動画サイトでの試聴ですます層や楽曲1曲単位のダウンロードしかしない人も多くなっているようだが、自分は最近動画サイトでの発見⇒楽曲CD(DVD)購入というパターンが多い気がする。それは映像と音との相乗効果で、楽曲への興味が増すから。
この衣装、パッと見地味だがPVでは素晴らしく映える
この衣装、パッと見地味だがPVでは素晴らしく映える
そんなきっかけで、エネルギーあふれる演奏と歌とダンスに出会えた楽曲の紹介でした。

【収録曲】
<CD>
1. 出すぎた杭は打たれない
2. ドンデンガエシ
3. わたし
4. 出すぎた杭は打たれない (Instrumental)
5. ドンデンガエシ (Instrumental)
6. わたし (Instrumental)
<DVD>
1. 出すぎた杭は打たれない(PV)

「出すぎた杭は打たれない」

  • 購入金額

    1,728円

  • 購入日

    2016年02月14日

  • 購入場所

    TOWER RECORDS

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コメント (2)

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