当ブログでは毎度おなじみな感じのSoundPEATS社のBluetoothヘッドセット。
Q9A、Q2に続いての、耳に引っ掛けるタイプの製品でございます。



今まで体験したひっかけタイプは、両方ともメガネを装用している場合には眼鏡のつるとヘッドフォンの耳かけ部分がぶつかってしまい、使用に問題があったのですが、ビックリしたことに本品はひっかけタイプながらメガネに影響は全くありませんでした。

耳に引っ掛ける部分を利用してヘッドセットをフィットさせるのではなく、あくまでも軽くひっかけてホールドの補助をする感じになっているので、メガネにも支障が無いのでしょう。
コンタクトレンズとメガネを併用する自分にとっては非常にありがたいポイントです。

また、左右の表示も分かりやすかったです。


イヤーピースは3サイズ（S・M・L）が同梱されています。
Mサイズはヘッドフォンにすでに取り付けられており、残りはビニール袋に入っています。



他には充電用のUSBケーブルが同梱されていて、本体も含めたすべてが収納できるキャリングケースに入っています。


さて、ヘッドフォンとしての肝心の音質ですが、手元にあります、聴き込んできて体に染みついているロック、HR/HM、ジャズ、ボサノバ、ポップスなどで聴き比べてみました。
元音源と比べると少し低音が増強されていますが、中音域及び高音域もしっかり響かせていて、音質自体は良いと思います。楽器や音域の分離感も満足いく出来です。
スポーツタイプとして使用する人、それから屋外や電車内などで使用する人も多いでしょうから、低音を少し効かせてあるのは製品コンセプト的に正解だと思います。

また音の広がりもしっかり感じられて、落語を聞いているとホール内での話者の響きや、聴衆の反応の広がり(空間感)がしっかり感じられました。
インナーイヤータイプでこれだけの広がりが感じられれば満足です。

重量も、イヤーピースを外した状態で、実測17.4gと軽量で、装用していても負担に感じません。


取説は英語表記のみです。



操作ボタンとUSBはすべて右耳に集約してあります。
操作ボタンは全部で３つ。
・電源／再生ボタン
・+ボタン
・-ボタン
必要最小限で便利です。


ただし、取説の記述では

音量アップ―+ボタン押し
音量ダウン―–ボタン押し
曲戻し―–ボタン1秒長押し
曲飛ばし―+ボタン1秒長押し

と書いてあるのに、外箱には

+ボタン―音量アップと曲戻し
-ボタン―音量ダウンと曲飛ばし

と書いてあります。


でもって実際には外箱の方が正しくて、
音量アップ―+ボタン長押し
音量ダウン―–ボタン長押し
曲飛ばし―-ボタン短押し
曲戻し―+ボタン短押し
でした。

これはアマゾンの商品説明とも合致しておりますので、英語が分からなくともそちらを見れば問題ないと思われます。

+が曲戻しで-が曲飛ばしというと、ちょっと勘違いしそうな感じもしますが、実際にはボタンを見ることなく耳元で操作しますので、あくまでもボタンの位置で覚えることになり、いったん分かってしまえば戸惑うことはありませんでした。

ボリュームに関しては、押し続けていくと、ボリュームつまみをゆっくり回していくような感じで音量が調節されます。

さらに説明書によれば、本品では音声案内(“Voice Notification”)が流れるのを停止することが出来るそうです。
ペアリング・モードで-ボタンを3秒長押しすると音声がOFFとなり、同じくペアリング・モードで+ボタンを3秒長押しすると音声が再度ONになると記述がありますが、自分が試した時はうまくいかなかったようで、良く分かりませんでした。
ただ、個人的には音声案内があったほうが機器の状態が分かりやすいので、音声は停止できなくても問題ないのでそのまま使用を続けております。

また充電用USBスロットですが、カバーのゴムの形状が工夫されており、簡単には外れない機構になっています。
以前に「閉めようとしても緩くてポロポロ落ちてきてしまうUSBスロットカバー」を経験したことがあるので、少々外れにくくても、このようにしっかりとふたが出来る者の方がうれしいです。


コンパクトで音質に満足できて、かつメガネとも併用できて長時間の装用にも耐えられる軽さ。お値段も考えると、全体的にリーズナブルでコスパの良い商品だと思います。