正直言って、ここ数年は一太郎をバージョンアップするというよりは、ATOKの更新とジャストシステムへの応援という理由だけでバージョンアップを続けている一太郎。ATOKはATOK Passportを契約していますので、別に買わなくてもいいところではあるのですが…。
機能面では少し前のバージョンでも十二分の出来ですし、日本語文書編集の能力はMicrosoft Wordより今でも上だと思っています。しかし周囲にユーザーが殆どいないという現状から、一太郎本体を更新する意味はあまりなくなっているというのが本音です。
昨年前バージョンのレビューにも記載したのですが、どのパッケージを購入するかどうかはその時点での懐状況が大きく影響します。もっとも、前回はさほど余裕があったわけでは無いのですが、「一太郎dash 30th」欲しさに最上位のスーパープレミアムを買ったわけですが。
今回はそこまで思い入れのある何かは無かったので、花子などが同梱されるプレミアム版を購入しました。
一太郎やATOKという本体機能が1枚目のディスクに収められ、プレミアムの添付分が2枚目のディスクに収められるという構成です。
普通に文書を作るだけでは違いはわからないのでは…
一応とりあえずPC1台にインストールしてみました。
これが一太郎の画面ですが、はっきり言って前バージョンの2015どころか2014と比べても目立った差は見て取ることが出来ません。実は先日久しぶりに一太郎を使ったのですが、2014とでもそれほど違いは理解できませんでした。元々数年前の時点でかなり完成度は高いものとなっていましたので、普段の編集作業で大きな差が表れないのは至極当然といえますが…。
こちらは花子2016です。私自身ドロー系のソフトは滅多に使わないのですが、たまに使うこともあるだろうと一応インストールしています。なお、プレミアム版の機能についてはワンタッチによる一括インストールと、アプリ・機能毎の個別インストールの双方がサポートされています。
こちらは花子フォトレタッチです。Photoshopをわざわざ使うほどではない、軽作業時に使うことはありそうです。Shuriken(メーラー)やJUST PDF 3(PDF作成・編集)等は今回はインストールしませんでした。PDFについてはAdobe Creative Cloudに本家Acrobatが入っていますし。
誤解しないでいただきたいのは、一太郎をはじめソフトウェアの出来はかなり優れていますし、価格的にも充分納得いく水準の製品であるということです。それでも積極的に買うという心境になりにくいのは、既にある程度完成の域に達しているソフトウェアを毎年リニューアルするという形に無理を感じてしまうからに過ぎません。
もちろん、今まで全く使ったことがないという方がいらっしゃるとすれば、一太郎(+ATOK)の単体版だけでも良いので、一度は使っていただきたいと思います。Microsoft Word+MS-IMEとは違った文書作成が楽しめることは間違いありません。
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購入金額
15,184円
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購入日
2016年02月16日
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購入場所
ケーズデンキ
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