■はじめに
ASRock Z170 Extream 7+を、Core i7 6700Kと一緒に発売日に購入して使ってきましたが、マザーボードが不調に陥りました。
突然、マザーボード上のUSB 3.0のピンヘッダーがOSに認識されなくなりました。
OS起動の度に、エラーを吐かれ、更にこのエラーを吐くまでの1分弱、OSが起動していても、USBマウスが動作しません。(勿論別ポートに挿しています)
そのうち、マザーボードのポスト画面がやたら長い時間表示されるようになり、ついには、OSの起動不能に陥りました。
丁度新しいUEFI BIOSがリリースになっていたので、(Ver.2.5)書き換えました。
一旦OSは起動するようになったものの、相変わらず起動に時間が掛かります。
これは、修理に出すしかないと思い、サブマシンのZ97 Extream 9のシステムにデータのバックアップをとりました。
修理の間、サブマシンを使っていても良い(Z97+Core i7 4790K)のですが、どうせなら、手間を掛けずにマザーボードを交換しようと考えました。
非常に簡単です。
究極は、同じASRock Z170 Extream 7+を購入して、マザーボードを交換してしまえば、OSの再設定やドライバーの追加インストールも不要と考えましたが、どうせなら違うマザーボードにしてみたい。
でもメーカーを変えたりすると、サードパーティ製の周辺パーツが変わってしまう。
ということで、同じASRockのZ170 OC Formulaを購入しました。
OCに特化した分、イーサネットのポートが1基しか無い等ありますが、基本構成は、Z170 Extream 7+に非常に似ています。
OC Formulaは、Core i7 6700K発売時には発売されていなかったので、購入できなかったのです。
OCが目的ではありませんが、OCに特化したマザーボードであれば、電源周りも強化されていて、通常使うにも安心感があると考えました。
■基本構成
Socket 1151を搭載したマザーボードです。
インテル Z170 Exress チップセットを搭載しています。
マザーボード上には、Z170 ExpressのSATA Expressが3基(SATA3 6基として使える)
Ultra M.2 (32Gbps)ポートが3基ありますが、何れも Z170 ExpressのSATA Expressポートと排他的にしか使えません。(Z170 Extream 7+同様)
Z170 Extream 7+で試したのですが、Ultra M.2は、32Gbpsの帯域を持っていると記載されていますが、SATA Expressは、10Gbpsです。つまり、SATA Express 3基分の30Gbps以上の帯域をZ170は持っていると思いますが、Ultra M.2 3基分の96Gbpsの帯域は持っていません。Ultra M.2(PCIe Gen3 x4)対応のSamsung SM951(NVMe)を2基RAID-0で構成したら、帯域を使い切ってしまったようで、ベンチマークも頭打ちでした。
その他に、ASMediaのSATAポートが4基ありますが、こちらはRAID非対応です。
PCI Expressは、x16形状が4本、x1形状が2本あります。
4Way SLI等も組めますが、2Way x8+x8 , 3Way x8+x8+x4 , 4Way x8+x4+x4+x4動作となります。
PCIe x1は1基がGen3で、x4カードも挿せるようにスロットの端が空いています(勿論x1動作)
残りのPCIe x1はGen2で、どちらかというと互換性重視で古いキャプチャーボードなどが安定して動きます。
ASUSTekなどでは見かけますが、mini PCI Exressカード(Wi-Fi用)が、立った状態で取付できます。ASRockは、PCI Expess x16の第一スロットの上部にステイを使って立てて使います。アンテナケーブルは、バックパネルに出せます。
Extream 7+は、マザーボードと平行に寝かせて使うものでした。
OSのクリーンインストール時に、イーサーコネクタは、ドライバーをインストールしないと動作しませんが、Wi-Fiカードは、OSインストール時に正常動作するので、MicrosoftアカウントでOSをインストールできます。
ローカルアカウントでセットアップして、Microsoftアカウントに切り替えると、使いもしないローカルアカウントがOSドライブ上に残るので、私は、いつもWi-FiでOSのインストールを行います。
USB 3.1のType-AコネクタとType-Cコネクタが各々1基バックパネルにあります。
なぜか、Type-Cのみが、スマホ等急速充電に対応しているようで、最大3A流せるようです。Type-Aは、最大1.5Aです。
今度、USC 3.1 Type-C - micro USB 2.0ケーブルを購入して試してみようと思います。
バックパネルには、映像出力用に、HDMIとDisplayPortが各1基あります。これで、4Kまでは対応できそうです。(Quadro K4200は、DisplayPortを2基使って5K対応)
まあ、あとは、OC用に電源周りが強化されていたり、窒素冷却起動用の切り換えスイッチが付いていたりしますが、普段の利用では余り恩恵は受けません。(安定感に期待)
今回初めて、XMP用のスイッチが付いています。
UEFI BIOSをアップデートしたり、C-MOSクリアボタンを押すと、OCメモリを搭載していても、デフォルト値に戻っていたのですが、このスイッチを利用することで、BIOSが自動で、メモリのXMPデータを読み込んでくれるようです。
私の場合、HDDが、4基Z170のRAID-0設定になっていたり、グラボ(nVIDIA Quadro K4200)と別に、CPUが搭載しているGPUを動画のエンコードで使うのにUEFI BIOSの設定変更は行うのですが、XMPの設定が自動となるとひと手間省けそうです。
しかし、現在現在私が利用している、Kingston DDR4-2888のメモリは、デフォルトで、DDR4-2133,XMP1でDDR4-2800,XMP2でDDR4-2666の設定になっているのですが、どちらが読み込まれるのか、今度試してみたいと思います。
現状は、OCしないので繋いでいないのですが、このマザーボードは、24pinATX電源,8pinATX電源以外に、更に4pinATX電源を追加電源として繋げるようになっています。
Z97 Extream 9は、追加電源として、グラボ用にペリフェラル4pinの電源コネクタが搭載されていたのですが、こちらはCPU用の追加電源のようです。
現状は、ENERMAXの1KW電源を繋いでいるので、今度4pin電源も追加してみたいと思います。
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購入金額
42,490円
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購入日
2016年01月27日
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購入場所
TUKUMO
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