レビューメディア「ジグソー」

活字が大きくなり、ページ数が減り、価格は上がり続ける 自動車雑誌は今や絶滅危惧種

1980年4月にお店を開いて以来、お客様と共有し楽しむために毎月購入しています。

 

カーグラフィックは、1962年創刊以来ずっと自動車を専門に扱う月刊誌として存続しています。

 

一部に輸入車偏重主義であるという批判もあるようですが、自動車趣味を文化として高めることに尽力された故小林彰太郎氏の功績は大きく、絶滅危惧種の感すらある自動車雑誌の中で、堂々たる地位を維持しておられます。

2016年1月号

年間購読契約者には、特別付録として楕円ステッカーと、太田隆司氏によるペーパーミュージアムカレンダーが付いていました。

更新: 2015/12/20
クオリティ感

美しい写真 広い取材先 文責明記の記事

以前に比べると薄くなったとはいえ、ほぼオールカラー・上質紙仕立てで重量があります。

 

5at the corners

編集長  渡辺氏

独から  ゲオルグ・カッヒャー氏

仏から  松本葉氏

米から  ジョン・ラム氏

外部から 渡辺敏史氏   5人のコラムから始まります。

ピーター・ナン氏のスシ&チップスも忘れてはいけません。

 

老舗ならでは、国の内外を問わず各メーカーから最初の招待リストに載るカーグラフィック誌。

発売前のニューカマーや、

これから恩恵に預かるであろう新技術、

当たり前すぎてユーザーは存在を意識しない黒子の技術の分析と紹介。

矢貫隆氏によるディープな世界、

清水和夫氏のウォーニングランプ、

松任谷さんと田辺さんのコラム などなど、クオリティという言葉で表現するなら

これほど高い品質を保つ趣味雑誌は少ないと思います。

 

中でも私がイチバン楽しみにしているコラムは

永島譲二氏による「駄車・名車・古車 デザイナー的見解」

読み物としても、見聞を広める材料としても一級品です。 ほんとに楽しいコラムです。

小林彰太郎氏が創刊以来の戦友(部下)として、共に戦った三本和彦氏、大川悠氏は紙面から遠ざかり、伊東和彦氏と田辺憲一氏はそれぞれ時計関連の記事、CGTVに携わって居られます。

 

他に印象的だった記者さんとして、

なんといっても笹目二朗氏、熊倉重春氏、下野康史氏、が思い出されます。

特に笹目二朗さんからは、車の「見方」を教わり

  下野康史さんには、同世代の車好きとしてのシンパシーを感じていました。

 

新しい記者さんの中で女性の伊藤梓さんは、松本葉さん以来のジンブツかも

という期待を持ってます。

 

更新: 2015/12/20
実用性

バイヤーズ・ガイドでは無い

日本で一番売れているのは 軽自動車とミニバン。

定期的に特集が組まれる事もありますが、カーグラフィック誌の中では傍系扱いです。

 

ピンナップ・ガール  

一生運転席に座ることが無い超高級車が並ぶことが多い誌面です。

 

911のターボ車とNA車の違いを知っても、仕方ないかもしれません。

実際に購入される方の多くは、雑誌を参考にされていないようにも思えます。

 

でも、アストンマーチンのV8とフェラーリのV8がどう違うのか?

やっぱりフォーミュラ由来のV10の方が良いのか?

買えなくても、考えるだけで楽しいじゃありませんか。

 

先日賑々しく開催されたモーターショーに出掛けた友人の話によると、すごく売れている

ホンダのNシリーズやトヨタのミニバンには人が集まらず、S660やロードスターは人だかりができていたそうです。

自動車ファンからすると悲しい表現ですが、自家用車の家電化が進んでいるのは事実でしょう。

ほんの一握りの方だけかPAM方式に拘って日立の冷蔵庫をお求めになりますが、大多数は販売価格が決めてとなるのが冷蔵庫の世界。

車もそうなりつつあります。

 

でも、車を趣味として、車を文化として楽しむ人間が存在する間は、カーグラフィック誌のような

雑誌に元気で居て欲しいです。

 

 

更新: 2015/12/20
使用感

定期購読に誘導する手法に意義あり

趣味の雑誌が続々と廃刊に追い込まれています。

 

各誌は、こぞって定期購読に誘導しています。

 

カーグラフィック誌においても、定期購読を申し込むと、年に1〜3度ある付録による特別価格が吸収され、定価扱いとなります。

定期購読中に1月号が配送される顧客には、今月号のように「太田隆司氏によるペーパーミュージアムカレンダー」(1296円相当品)がサービスされます。 

今月号に限ってはCGステッカーも付きました。

確実な顧客を確保したい出版側のお気持ちは痛いほど判るのですが、出版先からの直送という手法では、街の本屋さんが潰れちゃいます。

せめて、年間購読を契約し、次に直送か本屋さんでの引き渡しを選択できるようにしてくれればと思います。

ずっと太田隆司氏によるペーパーミュージアムカレンダーが欲しかったのに、本屋さんに義理立てて

契約してきませんでした。

でも、その本屋さんが店を畳んでしまったんです。

 

今年から年間購読を申し込んだ次第です。

3月 東京駅とだるまクラウン 

  • 購入金額

    1,240円

  • 購入日

    2015年11月30日

  • 購入場所

    年間購読契約

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • toshi_wanganさん

    2015/12/20

    コメント失礼します。

    CGって大人な自動車雑誌ですよね。
    私には敷居が高くて(^^;;;
    CGTVは毎週視聴しています。
  • checkerflagさん

    2015/12/20

    確かに欲しいと思う雑誌はみんな高いです。
    1500円前後が当たり前。
    なのでどうしても欲しい号だけ買うって感じですね。
    CGは私の若い頃から有りました。
    が、買ったことないです。
    気がるに買って読むって雑誌には見えませんでした。
  • フェレンギさん

    2015/12/20

    toshi_wanganさん

    コメントを頂きましてありがとうございます。

    私のお店では、もう自分で買うことを止めて、ご来店の際にお読みになるというスタンスの方が増えています。
    現在は社主の加藤さんは、一本筋が通った方なので、しばらくは安泰だと思うのですが、業界全体が心配でございます。

    CGTVの松任谷さんと田辺さんって、スター・トレックでいうドクターマッコイとスポックの関係みたいで 面白い と感じてます。
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