オレンジ色のビックライターを見ると、やはりオレンジ色のボールペンを思い出す昭和のおものだちがたくさんおられると思います。
頑なに自国生産を貫くBIC製品だからでしょうか、ここしばらくお目にかかることが無かったのですが、近所のタバコ屋さんが扱うようになって、店内でも使われるお客様が増えました。
ここにメイド・イン・フランスの刻印が薄っすらと確認できます。
おフランスの薫り
お馴染みのオレンジ。 黒。 濃い青。 唯一ガスの残量が透けて見える白
4色展開です。
なんてこと無い樹脂製ボディですが、なんとも言えない良い色合いです。
使い捨てライターだから、色なんて関係ないと言わんばかりの製品もありますが、ライターに限らず身の回りに溢れる樹脂製品の色が、情操教育に及ぼす影響は大きいと思ってます。
パステル系にしてもビビット系にしても、センスの良い色合いの中で暮らしたいものです。
サイズはミニとレギュラー。
姉妹品に電子ライタータイプもありますが、やはりBICはフリント式だと思ってます。
ガスが無くなる前に石が切れることは無い らしい ガスも良い物が使われている
フリント式ガスライターの中には、ガスが無くなる前に石が無くなったり、肝心の機械部分が破損するようなダメ男君もいます。
でも、ビックライターでそのような言を聞いたことがありません。
必ず最後まで火花が飛びます。
一部の製品のように、恐ろしい力やコツが必要だということはありません。
一般的なガスライターには、ブタンガスが充填されていますが、ビックライターにはイソブタンガスが使われており、比較的低温で気化しやすい燃料ですので、冷間時の火付性能に優れます。
余談
お若いおものだちさんには信じられないかもしれませんが、1970年あたりまでは、日本製のボールペンの品質はBICのそれに比べると大きく劣るものだったんです。
油性インクを使っていたBICボールペンは、書き味も素晴らしく、最後までキチンと使えました。
今では当たり前のことですが、当時の日本製ボールペンはそのレベルに達していませんでした。
1967年過ぎにゼブラがTVCMで「見え〜る・見え〜る」のキャッチコピーで宣伝した透明樹脂製ボディのボールペンが、「もしインクが残っているのに書けなくなったら交換します!」とキャンペーンを敢行したんです。 それまでは、そんなの出来なかったんです。
既に高品質と良いデザインで知られていたBICのボールペンとライター。
それが50年近く経った現在でも、ほぼそのままの形で売られているって、
素晴らしい、素敵なことだと思います。
ボールペンはロフトで売っていると、それを愛用している綺麗な女子大生のが教えてくれました。
ボールペンは余ってるけど、一本買いにいこう。
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購入金額
108円
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購入日
2015年12月頃
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購入場所
タバコ屋さん
ぴょんきちさん
2015/12/11
いいものは残るということでしょうか。
良くても消えゆく品々も多い昨今にあって、相応の努力があっての結果なんでしょうね。
フェレンギさん
2015/12/11
変わらないねと言われる人は、きっと努力してます。
高校生の頃に古臭いと感じていたマッキントッシュのアンプは、今でも黒色ガラスに緑文字。
変わらないその姿に惚れます。
マッキントッシュのアンプは買えないけど、BICなら買えるんで応援したいと思ってます。