記憶では2005年あたりにABCマートで独占販売開始となったadidasクライマクール。
今はどの店舗でも買えますし、Amazonでも人気商品です。
年を追う毎に素材や構造が変化しているようですが、
「靴の底に穴が開いている!」 当時は画期的でした。
「水が入らないのか?」
「入ります」
「え!? それで良いの?」
「良〜んです、但し真冬じゃなけりゃね。」
真冬と雨の日はダメですよ
初期モデルのアッパー素材は、ニット構造が多かった様に覚えています。
このアディピュアトレーナーモデルは、恐ろしく軽量で薄い布系素材の上に強度を出すためのフィルム素材を貼り付けた構造でした。
かかと部分はカップが必要なので、パンチングホール処理で通気性を確保しています。
ソールは今も昔も、分厚目のウレタン系ハイブリッドだと思うのですが、ホールの大きさや位置は
モデルによって異なるようです。
この製品のソールには、土踏まず部分と爪先部分に集中して通気孔がありました。
内部に目を向けると、もちろんカップインソール構造です。
水色のインナーは、オルソライトと呼ばれる「通気性・透湿性・衝撃吸収性に優れ、防カビ・防臭効果に優れた」製品でした。
中を撮影すると、アッパーに開けられている無数の穴から差し込む光の水玉が見えます。
実際の通気性は、少し大きめのサイズを選んだ時と、ジャストサイズの時で少し印象が異なります。
脚の運びに準じて踵が少し靴の中で遊ぶと、それに伴い大量の空気が出入りするのを感じます。
なんだかクライマクールやなぁ、、、と感じる瞬間であります。
ジャストサイズだと、その感激は得られません。
しかし、もちろん熱は蒸散しているので、明らかに普通のスニーカーより蒸れません。
水たまりを歩いてしまうと、もちろん水が侵入します。
でもね! その水はすぐに抜け落ちます。
だからグジュグジュしません。 そのうちクライマクールの通気性が助けとなって乾きます。
これは副次的な長所として書きとめて良いと思いました。
そして、その通気性の良さ故に、真冬は使えません。 寒いです。
特に自転車で使うと地獄です。 爪先が千切れるような感じになると思います。
adidasらしい ファームな履き心地
adidasはNIKEやPUMAと同じような靴型を使っているのでしょうか。
全体的に細身の足型に合う形状だと思います。
もし普段お使いの靴がnew balanceなら、+0.5〜1.0センチが目安でしょう。
SPALDING等の3Eサイズをご愛用なら、2.0センチ大きめが無難かもしれません。
甲高幅広の足型の方がお履きになる場合は爪先が余る事になると思います。
そして履き心地
adidasは、どれも固いです。 一括りにするのは乱暴ですが、ドイツ車のそれと血脈の同じを感じさせるファームな(鉛筆のF)履き心地と言えると思うんです。
私は1日中立って仕事をしていますが、adidasを履いていると「スネ」部分の筋肉に軽い痛みを覚えることがあります。 これは独特の感覚で、NIKEやnew balanceでは起こりません。
その反面、足と靴が一体化する感覚が得られるので、素早い動き、ステップとの親和性が高いと感じます。
友人にサブスリーランナーが居ますが、adidas愛用者です。
5時間ベースランナーはnew balance愛用者が多いです。
adidasのフィット感を前向きに活かすには、ある程度の脚力が必要な気がしてます。
時速7キロまでの深夜ウォーキングではアッパーもソールも 傷みません
フィルム素材感の強いアッパーは、耐久性に不安があったのですが、全く大丈夫。
白色成形のソールは一部黒く塗られているのですが、その部分が若干剥げやすいように思えます。
レースは平紐。 スポーツシューズは平紐が基本です。
強く・弱く・自由に調整可能です。
カップインソールは、薄めです。 クッション性はソールそのものに頼る設計だと思います。
勝利の三本線
ひと目でadidasと判る勝利の三本線
PUMAやPATRICKほどではないが、シャープな造形。
甲高幅広の足型の方には向かないデザインですが、足元がキリッとしまります。
ソール素材は、室内床にマーキングをつけにくいモノが採用されているようです。
体育館用室内履きとしても使えます。
軽ランニング、フィットネス、もちろんウォーキング、通学にも、真冬以外に万能性を発揮します。
アウトレットで買いました
Amazonでの実売価格は3割引きで7000円代前半です。
定価は一万円オーバー。
私は例によってアウトレットで買いました。
もちろん5,000円以下でね。
一万円は高いね。
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購入金額
3,800円
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購入日
2015年04月頃
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購入場所
adidas アウトレット
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