先日入手して、徐々に環境構築を進めていたLenovo ThinkPad X220 4286RG1ですが、懸案の無線LANカードや、誤って破損してしまったキーボードの交換も終わり、後はメモリーの増設を終えれば実使用環境の完成というところまでこぎ着けていました。
しかし、ここで問題となったのは最近メモリーモジュールが高価だということです。勿論、ここ数ヶ月はDRAMモジュール価格は下落傾向で、昨年と比べれば随分手頃にはなってきました。それでも私がDDR3メモリーを買い漁っていた時期と比べればまだまだ高止まりしているという印象は拭えません。当時結構買い溜めはしてあったのですが、その後の本体の増加ペースには追いつきませんでした。
仕方ないので近々仕事で東京に行く際にでも中古メモリーを物色してこようと思っていたのですが、その前にここ最近の価格としては極めて手頃という水準の、ADATA製DDR3L-1600 SODIMM 4GB 2枚組のパッケージ、ADDS1600W4G11-2を見つけたため、これを調達することにしました。もっとも、DRAMメーカー製ではないメモリーモジュールは、搭載チップの素性が確認できない分、中古よりも安心感は劣る場合もあるのですが…。
実はThinkPad X220は、公式には1.5VのDDR3メモリーにのみ対応する製品で、DDR3Lの1.35Vモジュールは非対応ということになっています。しかし、以前入手していた同世代のThinkPadであるThinkPad T420は、1.5V/1.35V両対応メモリーモジュールを装着した際に1.35Vで動作していたという記憶があり、恐らくThinkPad X220でもDDR3Lは使えるだろうと予想していたのです。
やはりチップの素性はあまり期待できない
取り敢えず、ThinkPad X220に元々挿さっていた、DDR3-1333 2GBモジュールと交換してみました。
格安品ということで少し不安要素だったDRAMチップのメーカーですが、やはりSpectekという微妙なブランドでした。ここはSDRAMや初期のDDRメモリーでは、結構相性問題で不安定要素を感じさせるベンダーだったのです。
とはいえ、実際に動作不良があればきちんとメーカー保証は付いていますので、保証交換して貰えば済む話ですから、気にせずに使ってみましょう。
電圧の問題も特に発生せず、今のところ動作に不安定要素は見られていません。もっとも、使用時間が現時点ではごく僅かですので、よほど不安定でなければ問題は発生しないと思いますが…。
一応CPU-Zで情報を取得してみました。
取得されている情報に問題点は特にありませんが、SPDの情報で1.35Vのものだけが表示されていますのでDDR3Lのモジュールとしてきちんと使われているということでしょう。非公式ではありますが、SandyBridge世代のThinkPadはDDR3Lモジュールにも対応していると判断して良さそうです。
今のところ無事に動いていますので、いよいよ寝床用PCの更新も出来る段階になってきました。近日中に時間が確保できれば、入れ替え作業に取りかかりたいと思います。
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購入金額
4,480円
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購入日
2019年02月12日
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購入場所
NTT-Xストア
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