2010年頃、ヤフオクで1台目を買いました。
出力電圧を切り替え、DC出力のプラグを差し替えて使用するタイプです。
例によって、こんな感じのえらく豪華な化粧箱に入ってきました。(モッタイナイ。)
2015年、Aliexpressの時は、バルク状態、緩衝材付き封筒で送られて来ました。(簡素でよい!)
選定ポイント
- ケースがアルミ製なので、放熱性と難燃性を期待しました。今まで燃えたり発煙したことはありませんが、意外と発熱するのでアルミケースは正解かなと思っています。
発熱が多めということは、言い換えると電力の変換効率がイマイチということかもしれません。
また、この出力電圧切り替え可能アダプタの亜型として、機能的に同じで90Wタイプのプラ筐体入りのモデルや出力電圧を7セグLEDで表示するモデルがあります。最も進化(?)したモデルはLCDディスプレイが付いています。 - 出力の電圧を切り替えできます。
12V、15V、16V、18V、19V、20V、22V、24V(100Wまで)
選択中の電圧のところのLEDが点灯します。
USB 5V(1A)← 新しいUSB仕様の2.1Aは無理らしい。
付け替えて使うプラグが8種類付属します。
- 入力は、AC 110-240Vのほか、12V(自動車のバッテリー)が使えます。
(付属のACケーブルは、中国仕様(?)なので、日本用のプラグ変換アダプタかメガネケーブルが別途必要、シガーソケットからDCをもらうケーブルが標準付属)
拙宅では、ベランダソーラーで12Vのバッテリーに充電しているので、バッテリーの電力をDC‐DC変換して使用するのに好都合と思われました。 - 出力が100Wまでなので、プラグ形状と電圧が合えばたいていのノートPCには使えます。
使用前に
中国から直接購入したモノは、基本的に、通電前にフタを開けて一応確認します。
基板の目視チェックをして異常なければ電源を投入します。ただし初回の電源ON時は、万一の発煙発熱を意識しておきます。そしてDC出力をテスターで測定してから機器に挿します。
電圧と極性を確認しておかないと、ノートPCなどがパーになるかもしれないからです。
そして、使用開始からしばらくの間は目の届く範囲で使用するようにします。
故障 → 解決
2015年夏、はじめに購入した1台が、無負荷なら正しい電圧が出るのに負荷をつなぐと急に電圧が落ちるという故障状態になりました。分解してみたのですが、よくわかりません。
そこで、同型と思われる製品をAliexpressで見つけて、ちょうどセール中だったので2台買いました。
新しい製品と壊れた1台を並べて回路をチェックして壊れた1台も直せるものなら直して使おうという目論見です。
新しい2台が届いたので、まず、壊れた方からふたを開けました。以前、壊れてすぐ開けた時には気づかなかったのですが、電解コンデンサ(12Vラインの1000uF)のパンクが確認できました。新しい方と比較するまでもなく、似た規格のコンデンサと交換しました。
直ったようです。使えています。
故障してすぐにコンデンサのパンクを発見して修理できていたら、追加購入はもっと先になったかもしれません。こうした遠回りはよくあることですww
新版
新旧を並べてみました。
(上:新版、下:旧版)
経年のための変色か、古い方は変色しています
定格は同じようです。
Made in P.R.C とは台湾のことかとおもいきや中国(People’s Republic of China=中華人民共和国)のことです。なんでChinaって書かない?
中国人は自分の国のことがキライなのか、嫌われているという自覚でもあるのかしらん。
新版では、もはやMade in の表示すらないです。いいけど。
基本的な回路は同じ、基板パターンと部品が改まっています。特に整流素子やコンデンサ。
旧版でパンクしたコンデンサは、新版では日本製に変わっていました。
[付録] DCコネクタ部での電圧の測り方
コネクタの形状によって、センターにテスター棒が届くタイプと届かないタイプがあります。
ふつうのタイプ(外径5.5 x 内径2.5mm)の場合(届きます)
できれば、電気がきているところには素手で触らないほうがいいです(正確に測れない、危険)。
+と-に同時に触ると絶対ダメです。
両手で、測る対象はちゃんと固定して測りましょう。
細いタイプでも、内側(+)にテスタ棒が届く形状の場合は直接測ります。
太いタイプでもテスタ棒が届かない形状の場合は、抵抗器などの足に助けてもらいます。
ただ、このアダプタの場合は、コネクタ差し替えタイプなので、つなぎ目のところを少し出して測ることもできます。
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購入金額
1,337円
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購入日
2015年11月26日
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購入場所
Aliexpress
千里一歩さん
2015/11/27
http://www.sankei.com/premium/news/141215/prm1412150003-n1.html
ちばとどさん
2015/11/27
Chinaって自信持って書いていいと思うんですよね。最近の彼らは、ちゃんとしたモノを作ってるし、このアダプタのように、作りっぱなしじゃなくて改良もしてるし。
産経新聞が“欺く”とか言ってるのは、ちょっと違う気がしますけれど。
CR-Xさん
2015/11/27
SANYOもSUNCON(サン電子)変わっちゃうのか、いづれも日本製で定評ありますね。
調べたらSANCONとかあるのか、意図的なw類似名要注意。
参考:■コンデンサメーカー一覧 S
ちばとどさん
2015/11/27
電解コンデンサなんて、ケチったところでそんなにコストに影響しないと思うんですけれども。彼ら、謎のコンデンサ使いますよね。パンクしたのは、教えていただいたコンデンサ図鑑にもない「y.u.g」というものでした。
今回新しく付けたのは、nichiconでした。
れいんさん
2015/11/27
DC出力をテスターで測定って具体的にどうやってるのですか?
テスター棒があんな小さな穴に入るとは思えないのです。
ちばとどさん
2015/11/27
穴に棒を入れることばかり考えているのだね?
無理にすると痛くなるよ?
本文に付録をつけたよ。よく見てやさしくしてね(謎)
れいんさん
2015/11/27
これで一人でできるぜ!
ありがとう
くま先生!
ちばとどさん
2015/11/27
棒を上手に使って仲良くしてね♪
hachiさん
2015/11/27
(そう言う自分も、昔「リード線出力のVRコントロール式」のを使って居て、手が触れて電圧が上がっていて焦った事があります)
5.5ミリの内径が1.7と2.1、2.5と3つも揃っているのが良いですね。
ちばとどさん
2015/11/27
はい。間違いは、高い確率で破壊を意味します。
なので、自分以外が使うかもしれない時は使わない方がいいですよね。
自分だけが使う場合でも、頻繁に変更するような使い方はしないです。
変更する場合は、指差呼称もんですよ。