Bykski-MTX-C だと思われる製品のレビューです。

Bykski-MTX-Cで調べてみると、海外では30$弱で売られているかなり安い製品のようです。

以前に、某国内BTO水冷PCに採用されているのを見て、すっごいイカスなぁと思っていた

のですが、忘れた頃になってオークションで目に入ったので入手してみました。

これが本当にBykski-MTX-Cなのか、パチモノなのか、オークションにて入手した物なので

不明ですが。

本体と付属品一式

付属品はバックプレート・ネジなどの止め具・グリス・多分磨き剤らしきモノ・装飾用LED赤・

フィッティング2個でした。

必要なモノは一通り揃っていますが、フィッティングの材質がかなりチープなので使用は

オススメ出来ません。自分はサイズで使用するつもりはありませんでした。

今回入手したものはIntel・AMD兼用らしく、マウンターの形状がユニークです。

ですが、後にこのマウンターの大きさで後悔することになりました。

すさまじい仕事っぷりですよ

とても荒っぽい仕上げです。加工跡が生々しく手前側の角はえぐれた感じです。

研磨仕上げを端折ってニッケルコートをしたようです。某国らしい仕事ぶりです。

安い製品でも作る人がしっかりしていればこうなります。↓

Larkooler製水冷キットの水枕

鏡面仕上げが美しいです。やはりTWの方の品質管理はすばらしいですね。

まあ自分の掴んだモノがパチモン、又は選別落ち横流し品だっただけかもしれないので、

実際のBykski-MTX-Cはこうではないのかもしれません。

ニッケルコートらしきものを剥ぐことに少し抵抗がありましたが、そのまま使うには

精神衛生上よろしくないので、多少の研磨加工を行いました。

意外にも中身はキチンと銅らしい

普通の家庭用砥石と耐水ペーパーで磨きました。

少し映るまでになりました

さすがにえぐれた部分が解消するまではやりませんでしたが、まあまあの出来です。

砥石の表面が歪だったので無理でしたが、根気良くやれば鏡面加工も出来そうです。

ちなみに砥石の表面を平らにしたい場合、コンクリートの平らな場所を濡らしつつ

鉋掛けの要領でやれば整います。

装着しましたよ

多少がんばったので、米粒大のグリスで磁石で吸い付くように張り付きました。快感です。

しかし、青に赤のLEDは合わないな、などと思っていたら3日目に光らなくなりました。

せっかくスリーブ化までしたのに残念です。

さらにマウンターがかなり干渉しているのに、装着を強行したせいで締め付け過ぎという

ミスを犯しました。研磨した分、余計に締め付け過ぎと成り易かったのでしょうか。

最初はブルスクで起動不可。メモリ関連の表示が出ていました。

慌てて緩めたら起動出来ましたが、それから数日かけて徐々に起動失敗を繰り返し

最後は起動不能となりました。

メモリ関連のエラー表示だったので別のメモリに換装するとあっさりと復活。

現在も安定稼働中です。

原因は、締め付け過ぎでマザーのCPU⇔メモリ間の基板にクラックが入ったのでしょうか。

メモリの故障だけで済んだのは幸いですが、歳のせいかこの１～２年で結構壊していますｗ

現在は青LEDで光っています