レビューメディア「ジグソー」

九州国立博物館のお土産

太宰府八幡宮から歩いてすぐ、長いエスカレーターを登るとガラス張りの素晴らしい国立博物館がありました。

真夏日の観光でしたので、涼みがてらの入館でしたが、素晴らしい展示に驚きました。

そこで自分用に選んだお土産が、この火焔土器のミニチュアフィギュア。

 

更新: 2015/11/23
クオリティ感

土器の雰囲気が再現されています

焼き物だと思います。

安定感の無い形状ですので、底部にマグネットを貼り付けて、コーヒー缶の上に載せています。

時々、落としてしまい欠けます。

破片は瞬間接着剤かゴム系接着剤を使って、適当に修復しているのですが、紀元前の出土品の模型ですので、その割れや接着痕が「最初からのもの」として見て戴けるというメリット?がありました。

 

今思うのは、大きなモノを買っても良かったな、ということ。

でも、もう一度行くには遠いしな、、です。

更新: 2015/11/23

購入の経緯

 

九州へ2泊3日のドライブ旅行に出掛けた時に、自分用に選んだお土産です。

早朝から、ほとんど高速道路とはいえ650キロを走って太宰府八幡宮に到着。

2013年の7月27日は猛暑日でした。

参詣をすませたあと

隣接する九州国立博物館へと向かう長いエスカレーターに乗りました。

 

東京・京都・奈良に建つ国立博物館が、美術系の展示を主にしていることに対して

九州国立博物館は、歴史に注力した展示が特徴でした。

 

特に印象的だったのは、常設展の会場に順路が無いこと。

四方の壁を隔てて時代別の日本や九州に関する展示物があり、中央ゾーンに並ぶ

数々の至宝を含めて、好きな時代、展示物を選んで観賞出来る仕組みでした。

また、銅鐸のレプリカに直接触ることも出来ましたし、鐘を鳴らすこともできました。

遣唐使が運んできた当時を忍ばせる布を再現したモデルにも触れることができます。

 

その日は猛暑日でしたので、涼みがてら利用しようかと思っていた九州国立博物館でしたが

建物自体の素晴らしさも含めて たいへん感銘を受けました。

 

 

スーベニアショップには、様々な好適品が並んでいましたが、特に目を引いたのは

その頃はまだ世間に認知されていなかった「3Dプリンター」で出力された「火焔土器のレプリカ」。

おおよそ高さ40センチ程度のモデルで、販売価格は1~2万円でしたか、、。

ドライブ旅行の初日でもあり、大きな荷物を持ちたくないという理由と、大きすぎて飾るところがない為に断念し、代わりにこの小さな小さな火焔土器を買いました。

 

更新: 2015/11/23
デザイン性

火焔土器が一番好き

後から思えば、火焔土器は東日本に多く出土していますので、

九州国立博物館土産としては的外れかもしれませんが、弥生土器より、断然縄文式。 

 

中でも火焔土器はイチバン好きです。

実用性に欠けるところが、また良いじゃないですか。

タダの妄想ですが、ウルトラマンは弥生式。 ウルトラセブンは縄文式。

乗用車のデザインの流れも、今は縄文式が主流になっているような気がします。

更新: 2015/11/23

長い余談

帰宅後、余りに九州国立博物館が素晴らしかったので、

火焔土器のミニチュアを見せながら、九州出身のお客様に、

 

「あんなに素晴らしい博物館が太宰府の横にあるなんて知らなかった。」と伝えると。

 

「福岡、長崎、佐賀だけでなく九州全域の県が誘致に名乗りを上げた、まさに九州人全ての願いがこもった国立博物館なんだ。 太宰府に決定した後も、他県は協力を惜しまなかった。」と。

 

「ことさら邪馬台国九州説を唱える展示は無かったけど、みなさんそう思っているんでしょ?」

と私。

 

「はぁ?何を言っているんですか! そこに議論の余地は無いでしょ!

全ての文化は、北九州を経て全国に流布していたと断言(するでごわす)(するたい)」

 

普段とは打って変わっての、とても熱い論を展開なされました。 驚きました。

 

また他の日に、他の九州出身者に

 

「漢委奴国王印」クラスの「邪馬台国」の在り処を決定づける証拠品が出ていたとしても

開発会社が「工期の遅れや誘致の消滅」を怖れて、闇に葬っているかもしれない。」

畿内説でも九州説でも 「どっちでも良いやん」と 話を軟着陸させるために提案した時には

 

「いや、あのへんはそんなに開発が進んでいなから、、、」とあくまでも九州域内での

話を前提に聞かれていました、、、。

 

う~ん、九州の方と奈良の方が居られる時に2~3世紀の話は禁物ですね。

 

そういえば、山口県の観光タクシーの方が、「福島県のお客様には気を使う」と仰ってました。

 

歴史って面白いけど、解釈や定義が難しいです。

 

  • 購入金額

    800円

  • 購入日

    2013年07月27日

  • 購入場所

    九州国立博物館

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • タコシーさん

    2015/11/23

    あれれ、なんか見たことがあるものが....

    小学校時代、小学校前に小高い山を切りくずした畑が在って其処は土器ややじりが
    出ましたね 学校の帰り、友達とやじり拾いしてましたよ 
    ああいう石はあの辺では取れないのに何処から持ってきたのか不思議ですね
    小学校には土器などを組み立てて飾っていましたね 我々のころは取りつくして
    しまったようです
  • フェレンギさん

    2015/11/23

    タコシーさん、コメントをお寄せいただきありがとうございます。

    タコシーさん、ご出身はどちらなんでしょう? 土器や鏃が取り放題? すごいですね。

    私が小学校6年生の時に、学校にあった釜で「焼き物」を作らせてもらえる機会があったのですが
    折しも大阪万博と重なったので、「太陽の塔」を捏ねました。

    今なら「火焔土器」に挑戦したいです。

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