ALESSANDROのMusic Series Oneというヘッドフォンです．

聞いたことないメーカーですが，作っているのはGRADO LABSで，ダブルネームになっています．

メーカーのMusic SeriesのHPです．

http://www.alessandro-products.com/main.php?p=headphones

国内では，某音家さんで，扱っているようです．

なかなか評価が高いです．

GRADO型番では，外観やスペックから，SR-80ないしSR-125相当ではないかと言われています．

仕様は，ダイナミック型のオープンエアーで，32Ω，100dBと，駆動しやすいです．オーブン型ですが，DAPにもいいと思います．

音質は，ややドンシャリ傾向がありますが，癖が無く，いい感じです．オープン型にしては，比較的音場は近く，しまった低音はありませんが，メリハリのある音で，抜けがいいです．籠もり感が無く，響きもよく，ロック系にいいと思います．この価格としては，とても珍しい音質です．

低域を除けば，とても1万円とは思えません．バランスがとてもいいです．

コスパは非常に高いオープン型ヘッドフォンですが，トータルで考えると，さすがにDT990Proには勝てません．でも，1本目のヘッドフォンなら，変な癖がないので，断然このMusic Series Oneがオススメです．

見た目は悪いですが，装着感は意外に良く，軽くて，側圧が強くないので，長時間OKです．オンイヤーで，イヤーパッドは薄めですが，それほど気になりません．

中古ですが，非常に程度の良いモノを格安で見つけてしまったので，捕獲．

定価$99で，国内では1万円ちょっとで売られていますが，この値段でも，とてもコスパがいいと思います．

ただし，チープさは，許容できるレベル以下です．造り自体は問題無いのですが，外見だけで判断すると，3000円くらいに見えます．これは，GRADO共通の課題ですね．

そして，購入の決め手になったのは，L/R出しのケーブル．バランス化に最適です．合流後が3芯か4芯かわかりませんが，ハウジングに手を付けずに，バランス化できます．ただ，合流前のケーブルは，ふわふわしていて，質がよいものでは無さそうです．合流後は，結構太いケーブルで，頼もしい感じですが，バランス化で使うのは合流前だけなので，すべてリケーブルしてしまった方が良いかもしれません．ただ問題は，このハウジング，分解方法がわかりません．接着されている雰囲気です．なので，すべてリケーブルするのは，不可能かもしれません．