レビューメディア「ジグソー」

自宅サーバ更改用

現用の自宅サーバが構築から5年目に突入します。

 

今の自宅サーバはatomD525です。

今のところ全く問題はないのですが、さすがにそろそろHDDの寿命が来てもおかしくないので更改しようと計画を立ててました。

 

今回も省電力CPUでpentium N3700を搭載しているマザーを選択しました。

 

残念ながら私の購入時にN3700搭載マザーはASROCKしか選択肢がなかったので必然的にASROCK製になりました。

 

本来Pentium N3700のメモリはMAX8GBのはずですがASROCKはなぜか16GB積めます。

 

 

さすがはASROCK。

 

やっぱり変態マザーの名残を残しています。

更新: 2015/11/15
構築

ASROCKだからなのか?

1.基本設計

それでは早速サーバを構築していくのですが、今回は直接CentOS(Linux)をインストールするのではなく、今後の保守性や試験、移行の利便性を考え仮想サーバ(Hyper-V)を利用します。

 

イメージ的にはこんな感じです。

ホストOSはWindows8 or Windows10でもいいのですが、自宅環境にActiveDirectoryを導入しようかと思ったのでWindows2012を導入することにします。

 

なのでホストOSのWindows2012にはAD機能とHyper-Vの管理ツールを導入します。

そして、ゲストOSはCnetOS7を利用し、WEBとメール、FTPなどの公開サーバとしての機能をもたせます。

 

さて、こんな構成でこの省電力CPUを使ったマシンで公開サーバの活用にいけるのでしょうか?

実験メインですが、構築を始めていきましょう。

 

 

2.組み立て

 組み立てといってもCPUはオンボードなのでメモリとHDDをつなげれば完了です。

 

 

Mini-ITXなので小さいですね。

 

 

まずこの手のマザーボードには珍しくSATAが4ポートついてます。

 

さらにハーフサイズのmini PCIeがあります。

まぁ使う予定ありませんけどね。

 

今回は8GBのメモリとHDDを接続するのみ。

まぁ拡張性があまり無いのでこんなものでしょう。

 

 

 

3.Windows2012とHyper-V構築

 

さて、次はOSのインストールです。

 

まずはホストOSとなるWindows2012を入れるのですが、最新はWindows2012R2です。

 

ということでWindows2012R2をインストールします。

 

ここは特に問題なくインストールできます。

 

ドライバもWindows8または8.1のものがほぼ使えますので、特に問題ありません。

 

 

しかしここで問題が発生。

 

Hyper-Vをインストールすると起動しなくなる・・・・

Hyper-V Server2012R2でも同じ現象。 

 

Windows2012、Windows8では正常にインストールできたのでWindows2012R2搭載Hyper-Vのバージョンの現象と思われます。

 

そこで各OSに搭載されているHyper-Vのバージョンを調べてみると・・・

 

 バージョン:6.2.9200 

Windows Server 2012 Hyper-V  

Microsoft Hyper-V Server 2012  

Windows 8 Hyper-V(クライアントHyper-V)  

 

 バージョン:6.3.9600  

Windows Server 2012 R2 Hyper-V 

Microsoft Hyper-V Server 2012 R2  

Windows 8.1 Hyper-V(クライアントHyper-V)    

  

 バージョン:10.0.10240  

Windows 10(クライアントHyper-V)   

 

Windows10に搭載されているHyper-Vが一番新しいようです。

まぁ当然のような気もしますが・・・

 

そしてWindows10搭載のHyper-Vは構成ファイル形式が変更になりアクセス性能や耐障害性が向上しているといいます。

 

こうなるとActiveDirectoryの導入を断念してWindows10を入れるほうがよさそうです。

 

 

そしてもちろんWindows8からすんなりとWindows10へアップグレードが完了したわけです。

 

 

それではスペックをみてみましょう。

CPUスコアは129cb。

 

お世辞にも早いとは言えませんが、仮想OSでLinuxサーバを立てるくらいには問題なさそうな感じですね。

 

 

 

4.CentOS7構築

さて、自宅サーバに必要な機能は基本的にDNS、WWW、MAILの3つです。

 

サーバ機(ハード)を交換した際とかにも簡単に移行できるように仮想のゲストOSとして構築します。

 

さらにここで余計なスペックを消費したくないのでもちろんLinux(CentOS)です。

 

 

CentOSの最新版(今回はCentOS7)はここからダウロードできます。

 

 

インストールは簡単で、次へ次へくらいでインストールは完了です。

 

 

ただ、CentOSインストール後以下の統合サービス 

 

yum -y install hypervkvpd

 

これをやっておかないとホストOSで再起動とかをするとカーネルパニックを起こしてしまうので注意が必要です。

 

さてそれではUNIX BENCHなるベンチマークを走らせてみましょう。

 

 

 

 

結果はこんな感じになりました。

比較は現在サーバ運用しているatom D525の結果で、直接CentOS6をインストールした状態です。

 

(D525の4CはD525は2コア+ハイパースレッド、N3700の4Cは4コアハイパースレッドなし)

 

結果をみると総じてN3700の結果の方が2倍以上の結果になっています。

 

今でもatom D525でも問題なく動いているのでこれ、pentium N3700じゃなくCeleron3050、3150でもよかったかもしれませんね。

 

まぁSATAが4ポートもあるのでこれをリプレイスするときにはファイルサーバとかに落としますかね。

当分先ですけど・・・・

  • 購入金額

    14,980円

  • 購入日

    2015年10月20日

  • 購入場所

    tsukumo

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