レビューメディア「ジグソー」

同じ意匠で、でも明らかに違う

最近のマツダはデザインがよい。
CX-5⇒アテンザ⇒アクセラ⇒デミオ⇒ロードスター⇒CX-3と続く「生命感を形にした」という「魂動デザイン」。基本のセダンだけでなく、スポーツカーからSUV大小、コンパクトHBからフルサイズステーションワゴンまで近年のマツダの車にはこのデザインが生かされている。

2010年に発表されたコンセプトカー“靭（SHINARI）”
ご覧の通り見に行ったが、実車はスゲーカッコよかった（東京モーターショー2011）
ご覧の通り見に行ったが、実車はスゲーカッコよかった（東京モーターショー2011）
がこの基礎。人や生き物が速い動きを生み出すために、体をしなやかに変形させる姿をかたどったというコンセプトは、CX-5で様子をうかがい、現行型アテンザ（GJ系）で完全に花開く。アテンザはフルサイズセダンのため“靭”のコンセプトをほぼ忠実に再現できたが（厳密には“靭”をより具現化したコンセプトカー“雄（TAKERI）”の市販化だが）、その後のより小さいアクセラではサイズ上の制約から微妙に指向を変えた。伸びやかなプロポーションが実現できる全長（4.8m級）のアテンザでは「トップスピードで走る勢い」を表現したが、より寸の短いアクセラ（4.5m級）では「スタートダッシュの勢い」を表現したわけ。

ただそのあとのデミオではさらに寸が短くなる（4.1m級）。この全長ではスピード感は表現しづらいため、「速い」動きを「キビキビ走る勢い」と言う形で表現したという。

そのデミオの元となったデザイナースケッチがまたまた全プレキャンペーンされたので、アクセラ

に続いて入手してみた。
開発者の二人の写真はあるがメッセージは特にない．．．
開発者の二人の写真はあるがメッセージは特にない．．．
ま、全プレなので申し込み後しばらくしてから来たのだが、中身的にはやや寂しくリーフなどは含まれず、新型デミオ（DJ系）の開発担当主査の土井氏とチーフデザイナー柳澤氏の写真が載った紙ペラ一枚。特にお二人からのメッセージがあるわけではなく．．．ということで、実際には厚紙のスタンドに挟まれたデザイナースケッチのみかな．．．
こうしてみるとアクセラの方はラフっぽいな．．．
こうしてみるとアクセラの方はラフっぽいな．．．
ただスケッチそのものは白無地のアクセラに比べると暗めのバックできりっとしているし、白い床にホイールが映り締まっている。さらに動物っぽくなった目（ライト）もエロティック。
デミオの目が一番生き物っぽいかな
デミオの目が一番生き物っぽいかな
デミオの実車の方は（5ナンバー＝1.7m未満枠を死守したため）これよりも少し幅詰まりで前から見るとファニーな雰囲気があるが、デザイン優先をさせすぎたり、同車種乗り換え組の販促対応で「前車よりグレードアップした感」を出すために同じ名前の車がどんどん大きくなったりする中、5ナンバーを死守したかったというので評価できる。他はわりにこのスケッチを忠実に再現してるしね。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2014年09月頃

  • 購入場所

    マツダ株式会社

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    cybercatさん

    NEW MAZDA DEMIOデザイナースケッチ
    持ってる！ 気になる！

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