先日イベントがあって、はじめて伊藤塾の講義室に入った。その道では超有名な受験予備校だ。

伊藤真氏の姿は見えなかったけれど、かつて師から受けた薫陶は今でも体のどこかに残っている。

あのころ、もちろん受験技術的なことは教わったけれど、それはほんのいっときのこと。
そんなことよりも、もっと大切なことを受け取った。

それが、この本を通して蘇る。

人権＝一人ひとりがとても大切なこと

平和＝どんなことがあっても、他者を傷つけないこと

などなど。

長倉洋海という写真家は知らなかったが、生命感あふれる美しい写真が多く掲載されている。

見開き２ページに１条、条文、伊藤真の丁寧な解説と写真。思い出すのは大切な時間だ。

読まなくてもいい、写真だけでも。今、ゆったりと、こころを落ち着けるとき。