本品の形状ですぐに分かる人も多いかと思いますが、元々陶芸デザイナーのリサ・ラーソンさんの代表作である猫のマイキーで作られていました。

　　※LisaLarson.jp - リサラーソン -

　第二弾としてもう少しシックなモノをと形状はそのままで白と黒の二種類のデザインのモノが発売されたのですが、この形状にはマイキーでないとダメでしょ．．．．

　　※NECONO DIGITAL CAMERA

　今回はマイキーが入ってくる可能性もあったのですが、どれが入ってくるかは届くまで分かりませんでした。マイキーバージョンが欲しかったんですけどねぇ。

　これはこれで良いのですが、息子がなぜか怖がります(^^;

　仕様だけ見ると、とても価格と合っているとは思えません。

　　画素数：300万画素

　　静止画記録画素数：2048 ｘ 1536、1024 ｘ 768

　　ISO感度：オート

　　露　出：オート

　　ホワイトバランス：オート

　　セルフタイマー：10秒

　　静止画ファイル形式：JPEG

　　動画ファイル形式：AVI

　　メモリカード：microSDHC16GBまで対応

　　出力端子：USB＆ビデオアウト　共用

　　撮影モードは、

　　　　静止画撮影モード

　　　　動画撮影モード

　　　　インターバル撮影（タイムラプス）モード

　　　　セルフタイマーモード

　　の四種類です。

　　また、カラー撮影／モノクロ撮影を切り換えられます

　いわゆるトイカメラなのですが、本品は仕様よりもコンセプト（デザイン含め）に共感出来ないとなかなか手を出せません。

　　※NECONO DIGITAL CAMERA 発売に際して

　撮っていて「楽しくあること」、そして撮っていない時でも楽しいをコンセプトに作られています。

　ファインダーもモニターも無く、フレーム枠もどの様に撮れているかもテレビや PCで見るまで分かりません。

　まぁ、私は定価では手を出さなかったわけですが(^^;;;

　さすが、外箱も凝ってます。

　表紙をめくると本体が見えます。

内容物一式

　添付物は本体以外に、ACアダプター、USBケーブル（充電／転送兼用）、ビデオケーブル、多言語マニュアル（しっかり日本語でも記述されています）、初期使用時注意書き（A4 1枚、日本語）

　覚えてしまえば簡単ですが、ボタン類が少ないのでマニュアルを無くすと大変そうです(^^;

前面

　右目がレンズになっており、左目はセルフタイマー時に点灯します。そして口が動画撮影時のマイクになっています。

　後頭部の下側に LEDがあり、説明書には 4色とあるのですが、実際は緑と青の LEDが二つ内蔵されており、それぞれ点灯状態によって撮影モードが分かるようになっています。

　　緑：静止画撮影モード

　　青：動画撮影モード

　　緑・青：インターバル撮影

　　緑（猫の左目が同時点灯）：セルフタイマーモード

　尻尾側にシャッターボタンなどが固まっています。

　通常見えない部分に大事なモノが固まっています。

　足の裏の金属は磁石になっており、2点が接地しているだけで本体を支えられるくらいの磁力があります。

　お腹のシリコンキャップを開けた中に USB端子とカードスロットがありますが、この USB端子が独自形状なので、残念なことに他のケーブルを流用できません。

左が miniUSB、右が本品のモノ

　microUSBの両端をカットした程度の大きさです。

　「MONITOR GROUND」は本来オプションで別物ですが、ここで紹介します。

　ただし、今回のモノは故障しており電源を入れた直後にモニターが一瞬点灯した後すぐに消えてしまうので、外観のみの紹介です。

　購入から 1年半以上も放ったらかしてしまったので、当初から壊れていたのか放っておいたために壊れたかも分からず．．．．やっぱりデジモノはすぐに動作確認しないとダメですね。

　オプションモニターを装着する事で本体からビデオ出力でテレビなどに繋いだ時と同じ事が出来るので無くても良いモノではありますが、本品がある事で普通のデジカメの様に使う事も出来、揃えておきたいオプション品です。

　更に解像度やカラー／モノクロの切替えは本体だけでは行えないので、外でこれらの切替えを行ないたい場合は必須になります。

パッケージ及び内容物

外観

本体を乗せたところ

　本体を乗せたままモニターを充電する事で、両方充電する事が出来ます。

　モニターを見ながら普通のデジカメの様に撮影できますが、NECONO DIGITAL CAMERAで撮影する時は本体だけで撮影するのが正しい使い方の様な気がします。

　そして撮影画像確認や設定変更したい時に接続するというのが良いでしょう。

　ところで、先に述べたように故障しておりとっくに保証も切れているので、分解してみました(^^;;;

　よく接触不良で動作しないなんて事があったので、直ったら良いなという淡い期待もあったのですが、単に中の構造に興味がありました。見ても分からないんですけどね。

　ネジで外せる部分をどんどん外していきました。

　そして液晶のフィルム状のケーブルも外せそうなので、外してみました。

　この他バッテリーも抜き差しするだけでしたので外し、再度しっかり接続を確認しつつ元に戻しましたが、残念ながら最初と変わりませんでした。

　この手のカメラによくあるビビッドな感じで撮ったりというカラーモードがあるわけでなく、カラーとモノクロの切替えしかありません。

　カラーで撮ると単に画質が悪いだけな感じ（私にセンスが無いだけですが）でしたので、今後は高画質・モノクロで使用していこうと思います。

　ということで、ちょっと近所で撮影してきました。

　足に磁石が付いているので、ガードレールに乗せて撮ってみたり

　標識のポールにくっつけてみたり

　人から見られていたら、怪しい人ですね(^^;;;

　（まぁ、近くに人がいましたが気にしない気にしない）

　もちろん手で持っても撮りましたが、手ブレ防止が無いので暗い所はキツイです。まぁ、それはそれで味だと言ってしまおう。

　以下、本品で撮影したモノを長辺 1000dotに縮小したモノを掲載します。

　来週近所の神社の大祭があるので、町会の社で支度していたところを撮ってみましたが、暗い所から明るいところを撮ると全て飛んでしまいます(^^;

　被写体にはもっと近付かないといけませんね。

　手持ちでネコ目線を意識し草むらの道を撮ろうとしましたが、暗い所は手ブレしまくりです。

　置いて撮ればそれなりに撮れますが、つまらん画ですな。

　技術の無いモノがこの手のカメラを使うには、気軽にパシャパシャ撮って面白いのが偶然撮れていたという楽しみ方がいいのかもしれませんね。

　続いてインターバル撮影（タイムラプス）もやってみました。

　1秒 1枚固定でしか撮れないので表現に幅はありませんが、これも撮り手のセンス次第です(^^;

交差点で撮影したモノを動画にしてみました。

　トイカメラを楽しめるかは撮影者次第です。

　私は苦手なのですが(^^; 、本品は形が面白いのでいろいろ妄想は膨らみます。

　インターバル撮影でネコの通り道に置いてみるとか、小さい子の側に置いてみるとか、静物も良いですが人や動物が興味を持ちそうなので自然な表情が撮れそうです。

　まぁ、持っていかれたら困るので結局側にいなくてはならずなかなか出来そうに無いですが(^^;

　ちゃんと撮るカメラとは別にちょっとポケットに忍ばせておき、パシャパシャ撮って楽しめると良いなぁ。