ゲーミングヘッドセット“Razer Carcharias”を使い始めてから3年半程が経ち、傷みが目立ってきたので買い換えることにした。
今回選んだのは、ゼンハイザーコミュニケーションズ社のゲーミングヘッドセット“G4ME ONE”。プロゲーマーのために設計されたPCゲーミングヘッドセットである。
ちなみに、ゼンハイザーコミュニケーションズ社とは、デンマークのヘッドセット専業メーカー。高級オーディオヘッドフォンやプロ用マイクで有名なドイツのSennheiser社と補聴器や業務用ヘッドセット等を扱うデンマークのWilliam Demant Holding社の合弁会社である。
G4MEシリーズには、“G4ME ZERO”と“G4ME ONE”の2製品があり、“G4ME ZERO”は携帯性を重視した密閉型の大会向け仕様、“G4ME ONE”は開放型のホームユース仕様という違いがある。
“G4ME ONE”の主な特長は以下のとおり。
- 付属する2本のケーブルをつなぎかえることにより、PC だけでなく PS4、Xbox One や Mac、iPhone、iPadでも利用可能
- プロゲーマー向けの大口径オープンエアー構造
- XXL サイズのベロア地イヤーパッド、クッション付きヘッドバンド
- 調整自在のフレキシブルなマイクブーム
- 周囲の大きな雑音をシャットアウトし、あなたの声を聴き取りやすくする大型ノイズキャンセリングマイク
- イヤカップに装備したボリュームコントロール
- マイクブームの上げ下げでマイクロフォンのミュートをON/OFF
- 片側ケーブル
※公式webサイトより抜粋
内容物は本体と交換用ケーブルのみ。ケーブルは脱着式になっており、付属ケーブルにつなぎ替えることでPCだけでなくMac、iPhone、PS4、Xbox OneやTabletにも対応する。
独Amazonから手頃な価格で入手したが、国内での実勢価格は約3万円。しかしながら、外観はというとプラスチッキーな質感、何となく野暮ったいデザインで価格不相応な印象。
オープンエアー型のイヤーカップ。楕円形の大型ハウジングが特徴的。
右側のイヤーカップに組み込まれたボリュームコントロール。画面に集中しながら音量操作できる。
特大サイズのベロア地イヤーパッド。
マイクブーム上に2本あるライン状の部材(赤色)の間はゴム製でフレキシブル構造になっており、位置を調整可能である。
マイクはブームを跳ね上げるとOFF、下げるとONになる仕組みで直感的な操作感が良い。マイク入力音量はPC上から調整する。
大型マイクはノイズキャンセリング機能を搭載。口側、反対側の双方にマイク孔がある。
ヘッドバンドは装着感の良し悪しを決める重要な部分。幅広で厚みがあり、しっかりとしている。
アジャスターは小刻み(18段階)に調整可能。適度な硬さがあるので装着中にずれてしまうという心配はない。
クッション材は十分に厚みがある。イヤーカップと同じ素材が使われている。
素晴らしい装着感 側圧の強さは絶妙で抜群のホールド感
楕円形の大型イヤーパッドで耳がすっぽりと覆われるので非常に密着感が高い。側圧の強さが絶妙でイヤーパッド、ヘッドバンドにはしっかりとしたホールド感がありながらも長時間に渡って装着していても苦痛に感じない。眼鏡をかけていても気にならない。これまでに経験したことがないほど素晴らしい装着感である。
開放型だが低音域重視の音質 定位感は秀逸
高音域を抑えて低音域を重視した音質。開放型ではあるが、音の広がりよりも重厚な低音を聴かせてくれる。音の定位感は秀逸。Razer Surround Proでリスニングテストを行ってみたところ、未調整であっても自分の周りを音が途切れることなく移動しているように聞き取ることができた。後方の定位も明確である。
マイク感度は高い ノイズキャンセリング機能は強力
マイクの感度が高く、クリアで自然な音質。Razer Carchariasと比較してみても、同じ大きさの声で話してもこれほど音に違いが出るものなのかと驚かされた。ノイズキャンセリング機能は秀逸。試しにマイクから40cm程離した位置から音楽を流してヘッドフォン越しに聞いてみたところ、2秒間程経つと音がすっと小さくなった。強力にノイズキャンセリングが効いている。
インラインリモコンがなくても操作性は良い
マイクはブームを跳ね上げるとミュートになり、音量調節は右のイヤーカップに搭載されているため、ぶらぶらして邪魔になるインラインリモコン上の音量調節ダイヤルやマイクのミュートスイッチを手で探らなくてもよくなった。
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購入金額
22,500円
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購入日
2015年08月24日
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購入場所
Amazon.de
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