去年の春に発表されてから、徐々に話題になってきてるIchigoJamの本です。

正直、FacebookのIchigoJamグループに参加してたら読まなくても問題ない内容です。

ただ、このコンピュータは教育用という大きな目的があります。

技術科の先生くらいなら、これを読んで理解して授業に使えると思います。

※少なくとも自分が中学の時の技術科の先生はこのレベルを教えられる人だった。

開発者のいる福井県では、小学生向けのワークショップを開催して実際に組み立ててプログラミングまでやらせて成功したそうです。

ラズパイほど本格的ではありませんが、この領域に興味を持ってもらうとっかかりに最高です。

パソコンやスマホ上のプログラム環境と違うのは、ハードウェアを動かせることでしょうかね。

ビデオボードのPanCakeで絵を描いたり、モータードライバをつないでクルマを作ってみたり。

加速度センサーを接続したり、光センサーを接続したり。

PWM出力もできるので、サーボモーターも駆動できます。

ちゃっかりI2Cも対応してますので、液晶の表示もできます。

ワークメモリが1キロバイトと非常に小さいので、かなり低い限界があります。

ありますが、とりあえず試せる、というのは心強いです。

大人でもちょっとしたテストには向いてると思いますよ。