AukeyのQuick Charge2.0対応カーチャージャーです。
ポート数は1。Quick Charge2.0のトレードマークがプリントされています。
付属の充電用ケーブルです。AukeyのUSBケーブルは数本持ってますが、これまでケーブルより太いです。取説や使用には記載がありませんが、急速充電に対応したケーブルかもしれません。
まずこのQuick Charge 2.0について説明させていただきます。
このQuick Charge 2.0は、アメリカのクアルコム(Qualcomm)が開発したもので、スマートフォンやタブレットなどを高速に充電する規格です。Quick Charge 2.0は、対応チップセットを内蔵するスマートフォンで利用できます。
スマートフォン用の充電として、従来も「急速充電」をうたうものは利用されています。これまでは、スマートフォンの充電コネクタへ電流を多く流すことで、実現しています。
多くのスマートフォンでは、充電コネクタとしてmicroUSB端子が利用されています。本来、USBの規格では、供給電力に上限があります。電圧は5V、電流はUSB 2.0で500mA、USB 3.0で900mAが上限です。
しかしこのまま電流をどんどん多くする方向で進化させてしまうと、発火などの危険が増します。そこで、Quick Charge 2.0では、「電圧」を上げることで、充電用の電流を大きくしています。つまりこれまで5Vという電圧だったものを、Quick Charge 2.0では、9V、または12Vの電圧にしているのです。
スマートフォンには、充電回路からバッテリーの間に電圧を下げるための降圧回路が組み込まれており、バッテリーには4.2Vの電圧が供給されます。ここで、Quick Charge 2.0対応スマートフォンでは、ここで、5V→4.2Vだけでなく、9V→4.2Vの降圧にも対応しているのです。電圧を下げた分、多い電流に変換することができるので、結果的にバッテリーにはより多くの電流を流して充電させることができるようになったわけです。
この製品でも、定格出力 5V/2A、9V/2A、12V/1.5A(最大)になっています。
それでは実際にどれだけの超急速充電ができるか、検証してみました。
Quick Charge 2.0対応のAuのタブレット AST21を使いました。こちらのバッテリー容量は4000mAhで、メーカー公表では、フル充電に4時間要します。
ちょうどバッテリー切れだったので、0%からの充電を行いました。
結果的には、フル充電に2時間18分掛かりました。メーカー公表の4時間からすると、かなりの時間短縮になります。
もう1つ気になるのが、Quick Charge2.0に非対応のスマホでは、充電時間はどうなのか?です。
フル充電はできませんでしたが、iPhone6 Plusを使い、検証してみました。
バッテリー残量58%からの充電です。
96%になるまで57分しか掛かっていません。
このように、例えQuick Charge2.0に非対応であっても、電流量が増えたことにより、充電時間が短縮しました。
お使いのスマートフォン、タブレットがQuick Charge2.0に対応しているかは、そのメーカーのページで確認できると思います。
もしお使いの端末がQuick Charge2.0に対応していれば尚更、対応してなくても、これからカーチャージャーを購入しようと考えてるなら、Quick Charge2.0対応のカーチャージャーをおすすめします。
まして、こちらの製品をおすすめするのは言うまでもありません。
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購入金額
1,399円
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購入日
2015年08月28日
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購入場所
Amazon
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