添付品はリモコン(単四電池二本を自分で用意する必要あり)、外部入力用ケーブル、取扱説明書で、他に不明なパーツ(外部入力用端子の予備用キャップ？)が入っていました。

フタが開かないようにテープが貼ってあるのですが、何も無い部分にまで貼ってあります？？？

説明書を読むと再生できないはずの「カセットテープ」が「再生可能メディア」として書かれています。

しかし再生方法も説明書に書かれていませんし、物理的にカセットが入るところもありません。想像するに旧型のモノはテープの位置にカセットテープの差込口でもあったのですかね。

上部のフタを開けるとターンテーブルと EP盤用アダプターが動かないように、こちらにもテープが貼られています。アームは針に近い部分でロックできるようになっています。

アームがプラスチックだったりと全体的にかなり安っぽい感じですが、音にコダワリも無く問題なくレコードが再生できればOKです。

回転速度は 33、45、78回転に対応となっているので、大抵のレコードは再生できるでしょう。

レコードの機能としては自動停止スイッチが付いているのですが、アームの位置によって停止するようになっているようで、EP盤など記録位置が中心の方まであるモノだと再生途中で止まってしまいます。

その様なレコードは自動停止スイッチを OFFにしておかないと最後まで再生できません。

電源スイッチは前面左側にありモード切替スイッチを兼ねています。

再生するにはマニュアルも見ずに行えそうです。

背面には音声出力端子と FM用アンテナ線、電源コードが出ています。

ちなみに前面にスピーカーが内蔵されているので、単体で音が出るようになっています。

電源／モードスイッチを右に動かす事で「AUX／レコードモード」「CD／USB／SDモード」「ラジオモード」に切替わります。

レコードモード時表示パネル

CDモード時表示パネル（ディスク、メディア無し状態）

ラジオモード時

ラジオモードでは表示パネルは消灯し、代わりにラジオ選局窓内が点灯します。

そしてレコードモードにしてお目当ての LPレコードをかけてみます。

フタを開けてすぐ分かりますが、LPレコードはそのまま入りませんのでフタを外す必要があります。

マニュアルにはその旨書かれてないのでちょっと心配でしたが、フタは水平にしたまま上に持ち上げる事で外れました。

「33 1/3rpm」とレコードに表記されていますので、レコードモードにしてから回転数のスイッチを「33」に合わせレコードに針を落とします。
（他のモードではアームを動かしてもターンテーブルは回転しません）

ジジジジという音に続き懐かしい曲が流れてきました。

曲も懐かしいですが、忘れていた懐かしい操作感と共に昔の記憶が蘇ってきました。

小学校の時に放送委員で昼の放送時に操作した時の事、初めて自分で買ったレコードの事。

ノスタルジーに浸れます(^^;

もっとも息子にとっては知識で知っていても動作しているのを見るは初めてで、不思議そうに針の先を眺めています。

曲もマカロニ・ウェスタンにはあまり興味が無いようで、奥さんが小さい頃に聴いていたアニメ番組の主題歌を聴きたがります(^^;

ということで、EP盤用アダプターを乗せレコードを変えて再生します。

子供時分の奥さんが自分で保管していたようで傷だらけでしたので、途中音飛びする所もありましたが最後まで聴けました。

ターンテーブル上にある四つの滑り止めの為ソノシートを乗せるとデコボコしており心配でしたが、こちらも最後まで無事聴けました。

決して音は良いとは言えませんが、値段からしたら上出来です。

元々家で音楽を流す時はじっくり聴くより BGMでかける程度ですので、私にとっては単体で再生から録音まで出来るのがありがたいです。

もっとも今あるレコードをデジタル化してしまったら、針やレコードが消耗するのがもったいないですし、レコード以外は他に再生できる機器があるので極端に使用頻度が落ちるのは目に見えてます(^^;

それでも LPレコードは数枚残し、ノスタルジーに浸りたい時に時々聴いてみるかなぁ。

当初はデジタル化したらレコードは売ってしまうかとも言っていましたが、（奥さんの視線をかわし）なんとか売らずに済んでます。

ただ元来面倒臭がりの私故、やっぱりなかなかレコードを聴けていません。

だって面倒なんですもの(^^;

先に書いた通り普段音楽を聴くのは何かしながら BGMとしてばかりです。

ノスタルジーに浸りたい時って何時？

結局忘れた頃に動作確認の為にレコードを聴いています。ただレコードをかけると小さい頃に聴いた事のある曲ばかりな事もあり、やはり他の事を忘れ音楽に浸ってしまいます。

まぁそういう時だからこそ動作確認なんてしているんですが。

ただ音楽を聴きたいだけならデジタルオーディオプレーヤーで十分ですが、イチイチレコードを乗せ換え次のレコードを聴くなんて余裕のある時にしかしたくはならず、私にとって贅沢な時間です。