書こう書こうと思ってて気づけば取り付けて1年半経っていたドラレコ。
親戚の車に頼まれてつけたドラレコが羨ましかったので自分でもつけようとなり、ASUSという意外性(PC関連では親しみのありまくるメーカーだが)につられて購入。
スペック面でも「車窓風景を記録したいので1080pだといい」「乗らないときは何日も乗らないので時刻合わせ不要なGPSがついている」という要求2点をクリアしていたのが決め手。
付属品は電源ケーブル・専用GPSアンテナ・両面テープ式マウンタ・ケーブルまとめクリップ。あと8GBのMicroSD。
本体は上部に傾斜のついた縦長タイプでちょっと珍しい形状。レンズは本体下よりについている。
背面には液晶画面と最低限の操作ボタン。緊急録画ボタンもこの中の一つなので咄嗟に押せるかどうかは疑問。
通電すれば勝手に電源が入って録画するし映像を見るときはカードを抜くか本体を取り外してUSB接続するかなので初期設定以外でこの本体をいじる事は殆どないだろう。
本体マウンタは両面テープタイプ。この通りマウンタもある程度の長さがあり、装着面から12cm近く下に垂れ下がるのだ。
逆さにすると鳥みたいでかわいい。
シガーは大き目。本体との接続はMiniUSB。
またGPSアンテナが別付けなので他機器との干渉が少ない位置にできるがその分配線が電源とあわせて2本になる。GPSアンテナにはマグネットが装着されており、金属部分なら固定できる。何故か電源はL字なのにGPSは直線コネクタなのでスペース面でL字の意味がない。
追記:普通のMiniUSB L字延長かましてみた
取り付け自体は簡単だが縦長な本体サイズに注意
今回取り付けるのは初代アテンザスポーツワゴン(GY3W)。
車高の低いステーションワゴンでフロントガラスの傾斜もきつく、親戚のプリウスに比べるとフロントガラス自体の上下幅も狭く感じる。
映像記録を考えたらなるべく車両中央寄りにしたいのでバックミラーの左前方、ギリギリバックミラーと干渉しないあたりに装着。
これだと運転席からだと本体がほぼバックミラーに隠れるので運転中は気にならないし視界への影響もないので安心。ただ今回は形状とガラスの傾斜・バックミラーの位置が絶妙にかみあった感じなので、縦長の本体がネックになるパターンも多そう。先述の通りマウンタ含めて12cmは大き目。ちなみにGPSアンテナは左ピラーの付け根に両面テープ固定。
RecoClassicの救いなのがレンズ位置が本体下よりな点。目いっぱいフロントガラス上に寄せてちょうどいいレベルの高さになるので、レンズが本体中央寄りなドラレコに比べれば下げる必要がない分マシになる。
参考で親戚の3代目プリウスにつけたDRY-WiFi40c。
こちらはアンテナが一体型で大きいが、本体含め横長なので邪魔にならない位置につけやすい。
電源はシガーソケットから出すタイプだがMiniUSBケーブルを接続できれば他の電源やケーブルでも動作する(モバイルバッテリーでも動いた)。シガーソケットアダプタは結構大きいので自分はACC電源から分岐させたソケットをインパネ裏にぶちこんでそこからカーナビと一緒に給電している。
外からは光の反射であまり見えないがレンズ部の円形とASUSロゴがアピールしてくれる。
ちなみに個体差かもしれないがマウンタと本体部分を接続するツメが異常に硬く全然はいらなかったので本体側をナイフで削ってつけた。これでもまだ硬い。
基本性能は文句無し 付加機能は控えめ
フルHDの30FPSで録画可能。
これは音声をカットして8倍速にした動画だが「車載動画」としても十分見れるレベルだ。自分はそれを重視してわざと広角機能をオフにしている。
どうやら一部のアクションカメラに使われているのと同じセンサーを持つらしい。
ちなみにこの時は車検シールが邪魔だったので次の車検でわざわざシールの位置を変えた。
時間は違うが近い位置の画像があったのでユピテルDRY-WiFi40cと並べてみる。1枚目がRECO CLASSIC、2枚目がDRY-WiFi40c。同じフルHDでも随分異なり、画質面ではなかなか優秀。しかしDRY-WiFi40cにはスマホ連動・給電オフ後の小時間録画などの付加機能や本体のコンパクトさ、国内メーカーならではの説明書の判りやすさという武器があるので一長一短。
HDRによって対向車のライト等を抑える機能もしっかり動いている。
録画されたファイルはMOV形式。
ファイル名はFILEXXXX.MOVの連番でファイル名に日時等は入らない。1ファイルあたり5分区切りでファイルサイズは520MB前後。ビットレートは14000kbps程。
GPSログのnmeaファイルも同名で生成される。
緊急録画は別フォルダに生成され、自分で削除しない限り残る仕組み。緊急録画は本体のスイッチを押すか衝撃センサーが感知したとき。普段の走行ではまずセンサーは動作しないようで、工事現場で舗装剥がして1段低くなったところにそこそこの速度で突っ込んだ時にやっと検知された。
またMicroSDは64GBでの動作を確認。DRY-WiFi40cはSDカードの容量を半分にして片方を常用録画、片方を緊急時専用と割り振るがこちらは特に容量の割り振りはなくメモリーカードの全容量を常用録画として使える。緊急録画は撮った分だけ保護される感じだ。なので1080pでも64GBのメモリーカードなら9時間半近くデータを保持できる。
先ほどの「緊急録画ボタンが押しにくい」点も大容量カードを使えばフォローし易い。
一応車線検知機能等があるらしいがその辺は使っていない。またバッテリーやキャパシタを持たないのでエンジンを切ったら即電源遮断になるし当然駐車中の監視機能はない。純粋に運転中の録画に特化したモデルといえる。一応モバイルバッテリーでの動作はできるが。
付属ソフトがPCパーツを扱っているASUSらしからぬ質素さ。GPSログで速度や地図を表示できるので機能面ではさほど不足を感じないが、なぜか変なコーデックパックのDL・インストールを要求されるし動作もあまり安定していない。
現在はコーデック内包版がASUS公式からDLできるようになったのでマシになったが。
というわけで付加機能は少ないが映像を綺麗に、そしてSDカードをフルに使って長時間録画したいという用途にはおすすめ。発売当初より値段も下がり1万円代前半で手に入る。画質を考えたら安い。
最初に書いた通り1年半経つが故障も本体の動作不良もない。特に夏の炎天下の駐車ではサンシェードの影になるとはいえかなりの高温下にさらされるのでその辺は気になったが現状は平気(本来はそういう時は取り外しておくべきなのだろう)。
強いて言えばGPSアンテナ用の両面テープがきったなくはがれてしまったくらいだ。よくよく確認したらGPSアンテナに使った両面テープは自分で用意したものなのでRecoClassicの問題じゃなかった。
購入後一度軽い当て逃げ事故を食らったのだがその時は駐車中で通電していなくて意味がなかった(そもそもやられたのリアだから通電してても音くらいしか入らないが)。一応ドラレコの終了時間と起動時間から何時何分~何時何分までその駐車場にとめていたかの正確な時間が判ったくらいだ。
一方「映像を残す」方面では大活躍。あまり遠出するわけでもないが、案外面白いものが写っていて見返すだけでも楽しい。あと何気に音声もよくとれるので恥ずかしいくらいに会話が残る。
あとは車に貼れるASUSロゴステッカーあればよかったんだけど!!
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購入金額
12,300円
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購入日
2016年02月頃
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購入場所
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