小型のWindowsタブレットはAndroidタブと同じように本体の充電用とUSB機器の使用用を兼ねたMicroUSBが1ポートだけという機器が定番。
Windowsなら既存のUSB機器を色々繋いで使用できるのだが、いかんせん小型タブレットだと本体のバッテリーからの給電でバスパワー機器を使うとあっというまにバッテリーがピンチになる。
それ以前に例えば有線LANとキーボードを繋いだ状態で充電できないというのは地味に痛いし、USBメモリからリカバリ等を行う時も怖い。
同じ事を考える人は多かったのか「Winタブに給電しながら使えるUSBハブ」が出始めている。
このテのUSBハブの特徴は「3モードの切り替えスイッチ」。これで内部の動作を変えて「どれかなら動作するだろう」状態。無理やり感が否めないシロモノなので一応自己責任&タブレットとの相性も多いだろう。
同じような切り替えスイッチを持ったハブは同じルートアールや秋葉原のショップで何種類か取り扱いがある。
このRUH-OTGHO27+Cは3ポート。同じルートアール扱いの4ポートモデルより値段が高いのにポート数が少なく恐らく機能的には変わらないという存在意義がよくわからんシロモノではあるが、このスティック状でスリムな本体にひかれてチョイス。
そしてルートアール扱い品のセットとして充電用の太いUSBケーブルが付属する。
何気にこのケーブル自体ルートアールから単品販売されているモノで、太くて高出力のACアダプタにも対応していて安心。この茶箱に箱ごと押し込みました感がステキ。
ちなみに4ポートモデルにもこのケーブルは付属するのでやっぱり価格差は関係ない。
使用可能でもACアダプタの出力と機器の消費に注意
という訳でWDP-082-2G32G-BTに装着。WDP-082-2G32G-BT付属の2Aアダプタ→RUH-OTGHO27+C付属ケーブル→RUH-OTGHO27+C→WDP-082-2G32G-BTという接続。
ハブ本体がスティック状で細長いのもあり、充電ケーブルの間に3つUSBの口がついたような雰囲気。少し高いがこのスティック状の形状は持ち運ぶのにもいいだろう。
ハブ本体に給電されていると青いLEDがさりげなくつくのもわかりやすくていい。
結果から言えばスイッチが1の状態で期待通りの動作。タブレットに赤いLEDが点灯しているがそれが充電中のサイン。1だと完全にセルフパワー動作のUSBハブになるようで、ACアダプタを繋がないと機器として認識すらしない。
尚WDP-082-2G32G-BTとの組み合わせではバスパワーUSBハブとしての動作はしなかった。
そのままの状態でUSB機器の抜き差しやタブレットのスリープ・再起動などを行ったが特に問題はない。タブレットの電源を落としても充電状態は継続された。自分の組み合わせの場合特に接続順や動作中にスイッチを切り替えるなどの操作はなくても普通に使えた。
ただ「ハブに繋いだUSB機器へ流した電流の余剰分をタブレットへ回す」動作と思われるのでACアダプタとUSB機器の組み合わせでは充電が超低速になったり、維持がいっぱいいっぱいだったりするだろう。一応光学有線マウスとUSBキーボードを繋いだ状態ならバッテリー残量が増えつつ動作したが、消費電力の大きい機器の場合「本体バッテリーの減りを遅らせる」程度になるだろう。
それでもバッテリー容量の小さな小型タブにはすごくありがたい存在なのだが。
バッテリーの増減は未確認だが、とりあえず2.5インチバスパワーHDDやバスパワーDVDドライブの動作は確認したので、インストールやバックアップにも安心だ。
尚、このハブ自体が給電上のボトルネックになるようで、機器を繋いでいない場合も充電速度は低下している。
ちなみにUSBハブと本体の間にL字コネクタケーブルを挟んでも動作に問題はなかった。
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購入金額
2,180円
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購入日
2015年08月21日
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購入場所
Amazon
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