SoundPeatsのスポーツタイプのBluetoothヘッドセット、QY7のブラック/ブルーです。
専用ケースに収められています。取説は、多言語対応ではなく、日本語のみに対応したものでした。
ピアノブラックに、目が覚めるようなブルーのカラーリング。
右のイヤホンに、操作系、マイクが装備されています。
左のイヤホンには、MicroUSBの充電口を装備。
付属品は、本体に装着済みのものを含め、2種類のイヤーフックが3組ずつ、イヤーキャップが3組、結束パーツ(青の部品)、クリップ、充電用ケーブルが揃ってます。
これだけあれば、耳の穴の大きさや形状にしっくりくるでしょう。
このヘッドセットですが、この値段で高音質コーデックaptXに対応しています。
aptX=高音質。
間違いではありませんが、aptX=高音質にするには、条件があります。
このヘッドセットは受信側ですね?そう、送信側もaptXに対応して、初めてこのヘッドセットの高音質を体感できるわけです。
ここで、コーデックについて触れます。コーデックとは圧縮技術のことです。
再生側のデータをそのままで送信すると、データが多くなるので、安定した送受信が出来ません。そのために、送信側で圧縮し、その圧縮したデータを受信し、データを展開し、イヤホンやスピーカーで出力しています。
このコーデックでまず最初に出たのが、SBCというコーデックになります。このSBCですが、規格上は、上限512Kbpsまで使えるようになってますが、1/20に圧縮されることがあるそうです。(ちなみに、aptXのビットレートは352Kbpsです。)例えば、無圧縮のCD音源があるとします。無圧縮のCD音源のビットレートが1141.2Kbpsです。これがもし1/20に圧縮されたら、どんな音質になるかわかるでしょう。
また、SBCの難点として、遅延が大きいということもあります。aptXも遅延は発生しますが、0.03秒ほど。それに対してSBCは、0.2秒の遅延。音楽だけ聴いてる分には問題はないと思いますが、これが動画になると少し厄介です。口の動きと音のズレが発生します。
こうした問題を克服したコーデックがaptXになります。では、送信側がaptXに対応したものは、どういったものがあるでしょうか?ごく最近のAndroidデバイスなら、ほぼaptXに対応しています。(要確認)
ではiPhoneはどうでしょうか?iPhoneはaptXに対応してません。iPhoneで使われているコーデックは、AACというものです。AACの詳細については割愛しますが、aptXコーデックと同等と思ってください。
こう考えると、このヘッドセットを使うなら、Androidデバイスが最適と言えるでしょう。
ではiPhoneで使うと音が悪いのか?
理論的には悪いと言えます。何故かといえば、このヘッドセットは、iPhoneで使われているAACに対応してないからです。つまりiPhoneで使う場合のコーデックは、SBCになるということです。
この図を見ていただくと、使われているコーデックがわかると思います。
先ほど、理論的にはiPhoneでは音質が悪いと言いました。ところが最近になって、コーデックはSBCを使っても、各社でチューニングをして、AACやaptXに負けない音質にしているデバイスを見掛けます。
このヘッドセットもそう感じました。
今回視聴したのはiPhoneを使いましたが、一昔前のSBCとは思えないぐらいの音質です。恐らくダイナミック型のドライバを使ってるはずですが、このドライバが良いのか、SBCのチューニングが良いのか、ビックリするぐらいいい音が鳴らしてくれます。低音も「マジかよ!?」というぐらい出ています。
このように、仕様を見る限り、Androidデバイスが有利と思えますが、iOSデバイスも遜色ないことだけは断言しておきます。
最後に、知ってる方が多いと思いますが、Bluetooth4.0になり、iPhone側でヘッドセットの充電残量が表示されるようになりました。
Bluetoothの横に、充電インジケータが表示されています。これにより、充電時期が一目でわかります。これはiPhoneのみに機能で、Androidでは表示されません。
今までスポーツタイプのBluetoothヘッドセットは2つ使ってきましたが、音質はダントツのトップです。
スポーツする時に、音質なんか関係ないという方には、どうでもいい話でしょうが、少しでもいい音で聴きたい方には、おすすめのヘッドセットです。
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購入金額
2,399円
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購入日
2015年08月15日
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購入場所
Amazon
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