言わずと知れたゲーデルの不完全性定理。
読んだはいいが予想通り難しくて何度も「え…え?」と言っていた。
しかし、一冊丸々論文という訳でなく、3分の2が訳者である林さんと八杉さんのヒルベルトやカントール等の集合論の歴史についての解説であった。
だが解説といっても十分テクニカルな章もあるので、読む際はちゃんとある程度の数理論理学の予備知識がないと難しい。
まぁでもゲーデルが自分の母に宛てた手紙の中で、「まぁはじめは無理して解ろうとせず、小説読むみたいに読んでみ?(意訳)」と言っていたので、これからまた再読して自分のモノにしていけたらな…と思う。
ウィトゲンシュタインとゲーデルの数学的実在論の対立点について論じられたら面白そうだな。
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購入金額
907円
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購入日
2015年08月05日
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購入場所
jirさん
2016/08/05
私は、不完全性定理と不確定性原理を知って、数学と物理で真理を追究するのを諦めました。両方とも、もはや理系的に理解してるとは言えないけど。