愛用していた XBA-H3 の右ユニットが故障してしまい、発表直後の XBA-N3 を買う予算もなく、かと言って H3 を買い直すにも時期が悪く、と散々悩んだ挙句、中古の XBA-A3 (両側本体のみ)を購入しました。
お金を気にしなくていいなら XBA-Z5 にしたかったのですが、予算以外にも現状 A16 では 3 ですら鳴らしきれない、 N シリーズ発表直後で Z がどうなるか不透明なこのタイミングで買うものでもないと思い、A3 を選択しました。
価格はユニットのみということもあり中古相場より安めでしたが、どうせ付属品があっても MUC-M12SM1 と COMPLY のイヤーピースを使うので丁度良かったかな、と。
小さめのユニットで装着感○
XBA-H3 からドライバ構成はそのままに本体の厚みや長さが小さくなっており、H3 を長時間装着していると左耳が痛くなってしまっていた私でもあまり疲れず連続装用できます。
ケーブルには引き続き MUC-M12SM1 を使用しているので、装着感自体の大きな変化もありません。単にコンパクトになって馴染みやすくなった印象です。
ただ最新の N3 を見るとかなりコンパクトにまとめられ、ドライバ数や重量も減っていますし、標準のケーブルがシュア掛け専用になっていません。
こういった新しい製品や他のタイプ・メーカーの製品と比べてみたときに、A3 のイヤホンとしての取り回しやすさは低い方だと言えます。
角のとれた円やかなチューニング
H3 はソニーの BA ハイブリッド第 1 弾の製品だったからか、"上から下まで鳴らしてやるぞ"という意気込みを感じる、いわば全開でハイブリッドを活かす音でした。それと比べてこの A3 では、優等生的な要素が加わり、得意を活かしつつもとても聴きやすい音が鳴ってくれます。
その結果、パーカッションや倍音から感じる音場の広がりは少し狭まったように感じるので、好みは分かれるかもしれません。
私の場合、比較的長時間聴くことが多いので、装用感と合わせて疲れにくい A3 のほうが好みです。
なお、以前聴いた Z5 と比べてしまうと、音場や音の粒度、解像感が劣ってしまうことは否めません。当然ですね。
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購入金額
13,000円
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購入日
2016年10月23日
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購入場所
メルカリ
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