ゲームレジェンド22 にて頒布された T ][ CHRONICLE さんの「XANADU BIBLE」です!
冬コミ(C89)情報 (2015.12.20記)
T ][ CHRONICLEさん、2015年のコミックマーケット89(冬コミ)に受かってるそうです。
冬コミ参加&新刊のお知らせ http://xanadu30th.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
そして、よりにもよって新刊が「CAMAZOTZ本」\(^o^)/
B5 24p とか、どうかしてるとしか!(ほめ言葉
やはりほとばしるパトスの命じるままに刊行されるのだと思われます。
部数は少なそうなので、C89 に出かけない限りは入手は難しそう…。
それが残念で残念で…。
ちなみに私は CZ-812CE 派です。
ケマゾツ新刊サンプルページ&委託情報 http://xanadu30th.blog.fc2.com/blog-entry-22.html
ちゃんと委託されるようです!やった!
これでどうかしてるステキな本を手にできる可能性が広がったぜ!\(^o^)/
おことわり
本の紹介なので、内容に関する部分は発行元へのリンクにしてあります。
また、引用ではない表紙以外はモザイク処理しています。
動画も作ったんですが、許諾を取るなんてムリなのでキャプチャ画面は全面モザイクという有様。
多分そんなことしなくても各権利者からの申し立ては無いとは思うんですが、厳密に処理しました。
モザイクなしの音アリの動画も作ってあるんですが、こればかりは仕方ないですね。
当時を知ってる勇者たちならば脳内補完は余裕でしょうし、些細な事です♪
入手までの流れ
1985年に日本ファルコムさんからリリースされた国産機用のゲーム「XANADU -Dragon Slayer II-」。
内容は ARPG でクラウンを 4つ集めてキングドラゴンを倒すのが目的のゲームです。
以降、XANADU を冠するゲームがたくさんリリースされていきますが、その始祖となるもの。
当時、ポケコンに傾倒していた私でもマイコン雑誌は複数講読していましたので情報は知っていましたが、プレイ環境も無くあきらめておりました。
そんな時、友人が学校に 88版のマニュアルを持ってきていて借りて読んだのがファーストコンタクトでした。その内容のすばらしいこと!
頼み込んで友人の PC-8801mkII と XANADU を借り、徹夜で遊び倒しました。
ナショナルのαが RGB端子を持っていたので、それに繋いだっけ…。
ちなみに 8801mkII には FM音源が未搭載なので私にとっての XANADU は BEEP音源版の方が郷愁を誘います(つД`)
それから 30年が過ぎた今年、T ][ CHRONICLE さん( http://xanadu30th.blog.fc2.com/ )がゲームレジェンド22( http://www.geocities.jp/zed_gamelegend/ ) にて「XANADU BIBLE」なる同人誌を頒布するという情報が…。
こんなエントリ( http://xanadu30th.blog.fc2.com/blog-entry-7.html ) を見てしまった以上、手に入れなければならなくなりましたが残念ながらイベントには行けません。
通販出来るようになるという情報があったので、じっと我慢していましたが、ようやく手に入りました。
増刷された第 2版なので、誤植( http://xanadu30th.blog.fc2.com/blog-entry-11.html )も直ってます!ヽ(゚∀゚)ノ
TinyBEEP さんで購入しましたが、とても丁寧な梱包で感動しました。
硬い封筒にウレタン梱包、ビニール袋で濡れ対策に厚紙で折れ対策。
同人誌一冊なのにコレだけ丁寧にしていただけるとは思いませんでしたもの。
レトロPC 関係に強いお店ですので、XANADU に対する思いも考慮していただけたという事でしょうか。
とても気持ちの良い商品購入となりました。
かくして我が手に聖典が舞い降りました!ヽ(゚∀゚)ノ
どんな本?
サンプルはこちらでご確認を( http://xanadu30th.blog.fc2.com/blog-entry-8.html )。
本文 60ページの同人誌です。
何がすごいって「木屋善夫×山根ともお×高橋俊弥×秋葉紀好の座談会」です。
当時の開発メンバーが座談会とか、どんなカーニバルだよ!ヽ(゚∀゚)ノ
山根さんのイラストが寄稿されていたりと、なかなかの熱量です。
このイラストはサークル側から依頼したものでは無いとの事で胸が熱くなりました。
木屋さんなんて私にとっては憧れの人物でした。今はツイッターもあって気軽に動向を知ることが出来ますし、とても不思議な気分です(^^:
それにしても大変充実した内容です。
愛があふれています。関わってる方々みんなザナドゥが好きなんだなーって良くわかります。
当然、この本を手にしてる読者の方々もそれは同じ事でしょう。
同人誌というフォーマットならではの内容だと思います。
思い出話
ザナドゥは RPG なんですが、当時としてはなかなかに緻密なゲームデザインが施されていました。
昨今の主流の RPG であれば地道に経験値とお金を稼いで主人公を強くして先に進めるんですが、ザナドゥはとにかくリソースの多くが有限なのです。
敵の数が有限なので無計画に倒すと色々不都合があったり、重要アイテムも有限なので無計画に使うと枯渇します。
レベルアップも無計画にすると HP が大きくなって食料の消費量が加速するし、鍵の価格がどんどん上がってションボリします。
そんなわけで、敵を倒す爽快感を得るゲームではありませんで、いかに効率的に目的を果たすかに腐心する詰将棋のようなゲームです。
しっかりマッピングして敵の情報を記録していけばクリアできます。理不尽なトラップはありません(多分)。ファルコム発行の 終了認定証 なんてのもありましたね。
後に拡張シナリオとしての「XANADU Scenario ][ The Resurrection of Dragon」がリリースされて再び戦いが始まったり/(^o^)\
古代祐三さんの楽曲や都築和彦さんのイラストなんかも印象的でした。
そして宮本恒之さんによる「ザナドゥ・データブック」Vol.1 と Vol.2 が大変すばらしい。
あまりに読み込んでしまって後にもう一組購入したほどです(^^:
読み物としても大変面白いもので、モンスター解説にときめいたものです。
そういえばシナリオII クリア時に黙示録の21章から22章(の途中まで)がスクロールしていきます。多分 GNT。
XANADU があったおかげで、FDC や YM2608 の制御コマンドを調べたり、88 の I/Oマップを調べたり、画像処理について調べたりと、局所的な知識を広げられたと思います(=ΦωΦ=)
やはり興味から入ると身につきやすいものです。
最後に
その魂に安らぎを与えるがよかろう
情熱満載!
購入してとてもよかったです。
30年の時を経て、あの頃を懐かしく思い出せます。
T ][ CHRONICLE さんには感謝感謝なのです。
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購入金額
800円
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購入日
2015年06月頃
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購入場所
TinyBEEP
北のラブリエさん
2015/06/21
Schrödingers Katzeさん
2015/06/21
本当は「パズルゲーム」なんじゃないかと。
その意地悪さは、ロマンシアでピークを迎え、英雄伝説で「普通」に戻るのですが、大逆鱗で…。
秋葉さんってもう少し後の人の印象が有ったのですが、違ったんですねぇ。
阿部さんだけは、作品と距離をずっと置いてる気がしなくもありません。
ぴょんきちさん
2015/06/21
X1版こそが原点ですもんね。うらやましいです>w<
ぴょんきちさん
2015/06/21
ロマンシアはアドベンチャーですし意地が悪いのは仕方なかったと思いますが、コンティニューが無かったらクリアできなかったと思います(^^:
阿部隆人さんはゲーム音楽を主軸に活動されているわけでもありませんし、スタンスは淡白なものなのかもしれませんね。
Schrödingers Katzeさん
2015/06/22
一番大きいのがあのBGMだと思います。「ファルコムの色」ではあるのですが、Xanaduか?っていうと、画面はそうだけど、曲には違和感があるという。良い悪いじゃなくて、映像と音が作る雰囲気が変わってるのがなんとも。ある意味「普通の曲」になっていて、ゲーム然とした曲になってしまってるのは、見た目以上に違和感がありました。
http://togetter.com/li/624982
高橋さん自身も色々思い出を語られています。音源の制御技術的に凄く凝った感じはしない時期の音ですが、譜面のほうでは、独特の面白い雰囲気を出してるゲームだなぁとは思ってました。店頭デモなんかの状況もあって、X1より、あの88の音なんですけどね。イメージするのは。
ドラゴンスレイヤーシリーズは木屋さんの技術の進化の記録って感じもします。
初期のころは、スクロールなど、大きな書き換えが必要な部分は表示領域の制限をしたり、書き換えプレーン数が少なくなるように作ってあるんですが、SORCERIANは重ね合わせつきの8色フルスクロール(に見える。実際は仮想画面を使って処理そのものをかなり削減している)になってますし。
Xanaduの時点でもX1ならPCGがあるので、もう少しダンジョンとか派手に出来たかもしれませんね。
ロマンシアといい、別のフォーマットのゲームをリアルタイム性の高いシステムに落とし込むのは上手だったと思います。思いますが、世間のジャンル分けとか、イメージよりもタイトな「答え」を求められるのは、うっかり不向きな人が買ったときの悲劇が想像できて、色々思ってしまいます。ただ、これって多分作ってる本人を象徴してるようにも思えます。あの結果を出しながら、最後の方はI/O部分が分離してあったり、コードのほうもかなりシステマティックに作られているので、感覚的にゴリゴリと作り散らかすような芸術家肌の天才というよりは、将棋とか囲碁の名人みたいな、いくつも先のステップを俯瞰から見ながら作るタイプのようにも思えたりします。
そういう意味では、Xanaduは木屋さんから生まれるべくして生まれたのかなぁともぼーっと思ったりします。
ぴょんきちさん
2015/06/22
都築さんのパッケージに古代さん、石川さんの音楽で他機種版よりポップな感じ。
togetterのまとめはリアルタイムで見てました。レトロPC系クラスタに住んでいるので、古代さんや木屋さんのネタとかいつもワクワクしてます。たまにお返事もらえたりすると小躍りしてます(=ΦωΦ=)
SORCERIANのED時のメモリマップとかシビれますよね(^^:
今と8bitの頃は1byteの重みが違いますもんね。私もニーモニックとにらめっこしてサイズを削り倒してましたっけ。
88SR以降はPCGが標準装備されなかったけどALUがあったので色々と助かった思い出。
データの置き場に GVRAM を使って TVRAM でマスキングしたり。いやぁ懐かしい。
木屋さんのセンスがあってはじめて XANADU があったと思うと、いい時代を体験させてもらえたことに感謝です。
とまとさん
2017/07/28
ぴょんきちさん
2017/07/28
もしやわざわざコメントのためにアカウントを…?
何という事でしょう…。てっきり怒られるものと…(笑)
ケマゾツ本も買いましたよ!めちゃくちゃな本でした!!!
是非、また愉快なアイデアが浮かんだら具現化してくださいませ!\(^o^)/