レビューメディア「ジグソー」

世界に一つだけのSolo

Solo本体の登録でもチラチラしてた特製サイドパネル。PCMODパーツやアクリルグッズの製造を行っているTrinityさんに制作依頼したもの。

 

メインPCのケースをいい加減交換したいと思っていたのだが、今までのケースとサイズにさほど変化がなく、オープン5インチベイがそれなりにあり、内部が見える(重要)なケースというのは意外な程選択肢が少ない。サイズを気にしなければ大型ゲーミングケース等が条件を満たすがそうなると部屋の配置を大きく変えなければならない。

一方家には買ったはいいものの、あまり使っていないAntec Solo(海外モデルのSonata Designer用フロントパネル装備)が置いてあった。作りは頑丈でオープン5インチベイは4段。内部が見えないという点を除けばかなり条件を満たしているケース。こいつの側面がアクリルパネルなら…余計なケースを増やさずメインPCを移行できるのに。

 

しかしAntec Solo用のクリアサイドパネルなんてものはラインナップにない。

元々SOLOシリーズは静音を重視したケースで、そのシンプルなデザインと静音性が人気となったロングセラーケース。パネルも一色平坦な実にシンプルなもので、内側には静音材が貼られており、肉厚なスチールも相まってずしりと重い。サイドをクリアにするというのは明らかにコンセプトから外れる訳でラインナップがないのも当然だ。

え、あけられるんですか?じゃあ何故か持ってるスペアのサイドパネルでおねがいしちゃいますよ?

という訳でサイドパネルの加工をしてもらうことに。完全にオーダー方式なので色々相談していくかたちになる。

 

Soloはご覧の通り、ケースフロント側はドライブベイで埋まっている。なので普通にクリアサイド化してもらうなら「マザーボードの範囲のみ、もしくはそれに電源ユニット部を加えたあたり」が普通。実際既製品のクリアサイドパネルケースもそういうものが多い。また特殊な形状の開口もできるらしい。

が、今回は気にせずドカーンと全体。強度を損ねない程度に最大であけてもらうことに。じゃあベイの部分はどうすんだって…

 

絵いれるんですよ絵!レーザー彫刻でモノトーンの絵柄やロゴを入れられるというので、マザーの部分はなるべく見えるようにして、それ以外の部分に最近お気に入りの菊月を入れる。

まあこの辺は二次創作なので気をつけなければいけないのだが、ワンオフの個人使用品…ましてや絵自体は自分で描いたものでガイドライン上問題ないと判断。

今度窓辺ななみバージョンとかもいいよね!

 

という訳でお願いするデータも作成。菊月は髪の毛こそ白いもののそれ以外は黒が多い。アクリルの場合「明るい部分ほど透明度が低く、暗い部分ほど透明度が高いモノトーン」になると丁寧に説明してもらった。つまりそのままだと服や足がほとんど周囲と区別できない状態になってしまう。

ここは自分で作った絵なのをいいことにつぶれてしまうであろう部分を中心に明度を補正・一方肌とか髪はそのまま。

 

そして足元がさびしい気がしたので六角形を変形させた足場的な図柄を入れる。

途中のイメージなのでロゴが線だったり異なる点も。
途中のイメージなので異なる点も。

それ以外はロゴや文字なので、アウトライン化したベクターデータ。これらのデータは実際にサイドパネルを加工する前にやり取りしたので実際のサイズが判っておらず、最終的なレイアウトや位置調整はTrinityさんに丸投げしたので「こんな感じでおねがいします!!」状態。

 

開口作業についてはTrinityさんのブログでも紹介されていたのだけど、やはりSoloは硬くて手ごわかった模様。

更新: 2015/06/21
満足度

鮮やかに光る!

という訳で出来上がったのがコチラ。

ダンボールが下だと良く見えませんが…

黒いもの(P182用のサイドパネル)を敷くとご覧の通り。きっちり菊月です。

また開口切り取り部のアールもご覧の通り滑らか。触っても痛くない。

 

先ほどのように背面が明るい色だと絵柄が目立たない。Soloのドライブベイはグレーなので…

アウチ!まあ予想はしていたので黒いカッティングシートで覆ってしまう。

やはりベースにするなら最初から内部が暗い色のケースのほうが手間がかからない。

 

もちろん内部が良く見えるようになるので極力配線は目立たないように。

 

 あらためて装着。

 黒いシートの効果もありきっちり絵柄が見える。開口部もきれいな丸角で、まるで最初からこういうパネルだったかのような仕上がり。

そしてこのアクリルパネルのポイントは「照らすと絵柄部分が光る」というもの。

すごい!絵が浮かび上がってる!

色変更が可能なLEDテープキットを仕込んだのでインパクト抜群。

内部の照明にはScytheの「LED Ilmination」を使用。当初ケース上とケース下の2箇所だったが、互換のテープとケーブルを見つけたのでフロント側にも追加して、3方向からコの字型に照らしている。

今回掲載した写真は上下のものとコの字のものが混ざっている。

普通はアクリル部の上と下だけで十分かと(今回のSoloはドライブベイ周りが狭く、またバーで上下がさえぎられてその部分に影ができたので前方からも追加した)。

また上下で別の色のLEDを使えばグラデーションのように光らせる事も可能だ。

 ベクターデータの文字やロゴは2値なので非常に繊細でクッキリ。グレースケールの絵の部分は恐らくドットの数でグラデーションを表現しているのでドアップにすると解像度が低くなったように見えるけど、実際見るとグラデーションの綺麗さが際立つ。

 

お気に入りのお手製菊月ロゴもベクターなのでクッキリハッキリ。尚当初ロゴ背後にあるファンは光るファンにしていたのだが、その光のせいでロゴがかき消されてしまっていたので、あくまで間接的に照らすのがいいようだ。

 

金額はアクリル化&絵柄入れで約35000円(ベースになるケースや開口・絵柄の範囲で変化するので参考)。Soloが3台は買えるお値段なので、正直Soloに入れるか、どうせやるならもっと最近のや珍しいケースにするべきかと悩んでいたけど、結果としてSoloのシンプルなデザインのおかげでアクリルパネルが際立つし「え、これSoloなの?」と思うような印象の違いを出せたので満足満足。

 

メインPCにしようか検討していたLian Li ARMORSUIT PC-P50Rが大きすぎて床置きしかできないので、ラックに入るAntec Soloで行ったのに、ニヤニヤしたいがために隣に床置きしてるとかどんな本末転倒だよ。

  • 購入金額

    35,000円

  • 購入日

    2015年06月11日

  • 購入場所

    Trinity

コメント (11)

  • daiyanさん

    2015/06/21

    今更Soloの白を探してたりするw
    化物語のパネルが白なのに本体黒なんだよなぁ… orz
  • 下小川さん

    2015/06/21

    尊い…前のケースもアホみたいに長く使ったんで今度も長く使えそうです。

    確かにSoloのキャラクターパネルって白前提に作られてるんですよね。Soloなら販売台数も多いし持ってる人は多そうだけど程度いいのがあるかというと意外と難しそう。Zigsowでも誰か持ってんじゃね!!

    あ、Solo用の保守パーツなんか色々買ってある(フロントパネルとかベゼルとか専用ネジとか)んで必要な方は言ってもらえれば出てくるかもしれませんw
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