100円ショップでも売っているコンテナボックスで作る NFT式(薄膜水耕)の栽培床です。
実験中なので、仕様が不定期に変わります。
一般的な条件
- 根の部分は、遮光されていること
→ 黒色 養生シートかアルミのコンロガードで覆う - 培養液が滞り無く移動すること
→ ポンプにより上部から注入、下部ドレンから回収して、培養液槽に戻す(循環させる) - 根詰まりしないこと → 根の伸びに応じて拡張できるようにする
- 密閉度はさほど高くなくてよい(むしろ根の呼吸のために多少の隙間が必要?)
※ 密閉状態になったとしても、培養液の溶存酸素が十分なら植物に影響はない
本機の条件
- ドレンの流出高さは、培養液槽 の液面より高いこと
- 苗の土は落とさない
(無理に落とすと若い根を傷めるかもしれないので、培養液が汚れても液を交換することで対処することにします。) - ホームセンターか100円ショップへ出向けばすぐに入手できる材料でつくる
- コストをかけない、めんどくさくない造りにする
- 植物のライフサイクル中は移動しない
- 屋外(ベランダ)に設置する
- 遮光などにアルミ箔は使わない(培養液と反応してアルミが溶出する可能性あり?)
- 接着剤は使用しない(硬化時間が待てないのと(性格)、コンテナボックスがポリプロピレン製なので接着剤が効きにくいからです)
設置時のようす(2015/05/21)
上から3段目から下は、高さ調整用の空箱です。
フタ
スチレンボードを切り、茎用にスリットを作り、下駄状のストッパーを付けます。
強力屋外タイプの両面テープを使用します。
遮光を考慮して黒色です。
このあと、フタに注水ホースやセンサーを取り付けるので、スチレンボードなら加工や作り直しが容易です。
上段
コンテナボックスの底に穴を開けます。
内側にエアキャップを敷きます。
適宜耐水性の両面テープでとめます。
エアキャップの突起と突起の間に培養液が溜まることを期待しています。
エアキャップは、箱の底の穴を塞がないよう、伸びた根が下の段に向けて成長できるようにします。
穴と反対側に苗を置きます。
※ 定植時には、苗をポットから外します。
下段
側面に直径28mmの穴を底から2mmの間隔をおいて接するように開けてドレンの取り付け穴とします。
サイズの合うホルソーが手元になかったので、コンパスカッターでケガいてカッターナイフでくり抜きました。
ホースコネクタを取り付けます。
培養液を漏らさず回収したいのと、DFT式(湛液型)にも同じ構造で使いたいので、穴から漏水しないように、O-リングを使用します。穴を正確に開けることも必要です。
コンテナボックスの構造が薄くて割れやすいので、ホースを取り付けて無理に引っ張ったり、ホースの着脱の際に雑に扱うとクラックが入るかもしれません。内側に補強板を追加したほうがよいかもしれません。
少なくとも接続したホースは固定して、コネクタを保護する必要はあります。
コネクタの内側にはホースを固定取り付けすることができます。
そのホースを使用してDFT式の栽培槽としても使用できます。ホースの先端の高さによって、水位を決めることができると見込んでいます。
※ 本来、このコネクタ(ジョイント)は本機のようにどこかに取り付けて固定使用するものではありません。
上段の植物を置いている反対側(装置後部、写真で壁側)の底に根を下の段に導くための穴が開いています。
植物の位置から、培養液を流すと、ボックスの底に溜まりながら後部の穴から下段に落ちます。
下段では受けた培養液をドレンから排出します。
下段にもエアキャップを敷いています。根の伸びが2段分で済む場合はこの構成で終わります。
根がもっと伸びるようなら、上段と同様に底に穴を開けたボックスを中間に必要数追加します。
下段にはドレン穴の下縁の高さまで培養液が溜まりますが、培養液に流れがあるので液が劣化する可能性は低いと見ています。
苗の土を落とさず定植していますので、崩れた土が流れ出ないように下段ドレンの出口にゴミネットを置いています。土は下段の底に溜まりますが、ときどき清掃が必要かもしれません。
早めに根を暗環境するなにかを追加します(2015/05/22)
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購入金額
0円
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購入日
2015年05月21日
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購入場所
DIY
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