音質そのものは、「ややドンシャリ」です。

昔のMDとかポータブルCDみたいな、バスブーストとラウドネスをあわせたような感じ。

ボーカルが少し引っ込んで、ベースとかが目立ちます。

女性ボーカルだと「人による」部分が大きいです。

「A.R」のいとうかなこだと結構ハマりますが、

「海色」を歌っていたAKINOだと違和感が残ったりとかします。

ただ、このイヤホンだからこそ気づくサウンドがあります。

コーラスやエフェクトが目立つんです。

ソニーのイヤホンだと埋もれてしまう、小さな飾り立てが耳に入ってくるんです。

たぶん、一番目立つべきボーカルを少し抑えてるからでしょうね。

同じ音楽を聞いていても発見がある、ちょっと楽しいモデルです。

デザインのキーワードが「未来」、「ヒーロー」、「ロボット」だそうです。

カラーリングもホワイトはタイバニ風ですし。

イヤホンは普通だと「この機能を押しこんだらコレになった」的なものが多いと思います。

ところがコイツは逆です。

デザインありき。

とはいえ、あまり大きなイヤホンではありません。

キワモノ系と感じるほどじゃないですね。

筐体がプラで、かなり軽量です。

そのためか、何の変哲もないイヤピースでも、すんなりと耳に収まります。

ケーブルが蛍光グリーンで太く見えますが、実はあまり太くありません。

長さも1.1mくらいなので、野暮ったくありません。

ケーブルに引っ張られる感じがないのでいいですよ。