レビューメディア「ジグソー」

龍が如く0

 龍が如くの最新作、0。
桐生ちゃんと真島の兄さんの原点、バブルの時代が舞台。
 内容的にはシリーズのナンバリングをつけている展開だが、気分的には見参!や維新!OOTEのようなスピンオフな気分。
なぜならいろいろな所でネタばれをばれをしていたり、1以降出てくるキャラとうっすらと出会ったりと、以降の作品を知っているとニヤリとするつくりになっていたりと面白い。

 ストーリーは桐生、真島それぞれ別の土地で暮らす二人がそれぞれが抱える事件を辿っていくとひとつの大きな事件として密接していくということ。
 桐生ちゃんはおなじみ神室町、真島は関西蒼天堀を走り回ってそれぞれ自身のストーリーを追っていく。
 こういうダブル主人公の場合、それぞれの話を追っていくと途中で出会って共闘する、なんてのがダブル主人公の作品の流れなのに、なんと龍が如く0はエンディングまで出会いすらしない。
 ストーリー上、互いの名前が出ることがあってもそれ以上かかわることがないという徹底振り。

 徹底してるといえば今回もミニゲームが馬鹿。(褒め言葉)
キャバクラは真島サイドで経営したり、練習と称していつものようにキャバクラ遊びが出来たり、リズム判定の微妙なおなじみカラオケがあったり。
今回追加されたのはなんとテレクラ!桐生ちゃんが個室で電話を待つ、受話器を恐ろしくかっこつけて取る姿は本当に頭が悪い(褒め言葉)
 そしてポケットサーキットと名前は変わっているけどミニ四駆も遊べる。小さい子供に混じってミニ四駆を構える桐生ちゃんの姿は正直このゲームを早めに買う理由になりました(褒め言葉)
 また相変わらずトランプや花札サイコロ系のギャンブルもある。

 そして今回はバブルが舞台なため、お金のインフレがすごくおかしい。
敵を倒して毎回数百円~数千円を稼いでいたのに倒し、今回は敵を殴るたびに札びらが舞う。小銭が飛び散る。一回倒して数十万、数百万飛び出すというほど。さすがバブル。
こんなにお金が出ても使い道ないよ、と思っていたら経験値が廃止され、お金で鍛える。
最初は40万円スタートで最終的に10億円という単位でパワーアップしていく。
 
 また、お金を稼ぐ方法は桐生ちゃんは地上げ、真島はキャバクラ経営があって、そのミニゲームだけでもとても面白い。

 PS3とPS4の違いはわからないが、過去のシリーズをやっていたら面白いのでぜひお勧め。
ただ、1~5と内容を知っていると誰が登場人物がいなくなるタイミングがわかるので、「あー。こいつむかつくけどまだしなねーんだよなー」とか思ってしまうのが自分の中では残念。

 あと、龍が如くシリーズは速攻で値段が落ちるのでもう少し待てば一気に暴落するんだろうな。ユーザーの少ないPS4なんか特に……。
  • 購入金額

    8,845円

  • 購入日

    2015年03月頃

  • 購入場所

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