電子工作やマイコンのビギナー向けの雑誌です。
今回から季刊になりました。
電波新聞社の本を買うなんて、何年ぶりだろう?
IchigoJamっていう1チップでBASICの動くマイコンの情報が欲しくて買いました。
1個140円で手に入るmbedマイコンと少しの部品を組み合わせて、アナログTVへの出力と、PS/2キーボードからの入力を持ちます。
こないだ部品キットを手に入れたのですが、まだ組み立ててません。
Facebookで情報のやりとりがされてますが、なかなか活発です。
あくまでも「こどもパソコン」なので、学習しやすさが主眼に置かれてる感じです。
福井県では実際に小学生向けのワークショップが開催されたんだとか。
※開発者がjig.jpの社長で、所在地が福井県なため。
今どきネットワーク非対応、使えるメモリは1kB、画面はモノクロでドット見え見え、漢字表示すらなしというナイナイ尽くしです。
それでも、BASICのよさがあるんですよね。
すぐに起動して、すぐにプログラムを作れて、すぐに実行できる。
学習用にはすぐ試せるのって大事だし、できることが限られていることも大事だと思うので、これは優れている、といえます。
私はMSXを使ったことがありませんが、アレに近い感触なんだそうです。
周辺機器として紹介されたPanCakeもユニークです。
IchigoJamと同じマイコンがビデオボードになります。
ドットは超絶に荒いですが、カラー表示、スプライト対応、ブザーにも対応です。
基板すらなく、ブレッドボードと部品のセットが販売されてるだけですが、これも開発が進んでいます。
※IchigoJamとはシリアルポートで接続。
他にも、読んでるとトラ技からハードルをぐぐっと下げたような記事が多いです。
興味を持ち始めた子供さんにも手にとって欲しいですね。
きっと楽しい世界の入り口にたてるとおもいます。
-
購入金額
1,296円
-
購入日
2015年03月19日
-
購入場所
ビックカメラ有楽町
Schrödingers Katzeさん
2015/04/17
搭載チップを見ると、多分PS/2とか、モノクロビデオ出力はソフトウェアで信号でっち上げてますよね?
そういう意味では、凄く頑張ってうまいこと部品点数を減らして、コストを削減してます。
でも、子供は興味を持つのか?というとどうなんだろうなぁって。一番楽しんでるのは。これ設計した人なんだろうなって思います。
BASICは、人間にはわかりやすいですが、ハードウェアは見えにくくなります。
また、「何が出来るのか」をみて面白そうと思うような気もするので、もう少しサンプルで面白いものがでないと子供のおもちゃよりは、嘗て子供だった人たちのおもちゃになってしまうのではないかなと。
自分のときはどうだったか…というと、BASICは雑誌掲載のプログラムを遊ぶプラットホームでしかなかった気がします。入力するだけだったり、移植したり。
でも、自分で何かを作ろう。作りたいと思ったときに使ったのはアセンブラだった気がします。が、それって、某雑誌のシステムがあったからで、ハンドアセンブルで何かを書いただろうか?と思うと、それは微妙です。
そういう意味では、RaspberryPiくらいのパフォーマンスで、何かを実現するための橋渡しがあるのが良いのかもしれないとは思います。
ライブラリとかプラットホームは今でも沢山あるんですが、「凄く便利」だけど「何でもできるだけにハードルは高い」んですよねぇ。
jakeさん
2015/04/17
ラズパイ用にBASICの学習用のプログラムは存在するようです。
確かBBC BASICだとか。
プログラミングだけなら、国産のHSPは入門用にいい言語です。
インタプリタだし、箱庭的に閉じてるし。
jakeさん
2015/04/17
HSPはWindows用なのでマイコンでは動きません。
プログラミングだけ、というのはそこが理由
Schrödingers Katzeさん
2015/04/17
そういう意味では、作ってる本人が一番楽しんでておいしいところもってっちゃってるハードウェアの様に思います。焼きこむデータが出来上がったものでも、「アレを自分で組み立てて動かす」ところから「やる」のが子供のおもちゃとしてはよさそうな気はします。自分で作ったものなら少々機能がしょっぱくても愛着をもてますし。多分完成品をドヤ顔で与えられても自分だったら興味持たなかっただろうなぁw自分で半田付けして組み立てたら、やっぱり遊ぼうと色々やったかもしれないけど。
プログラミングの方は、基本的に構造体が作れるようになって、できれば、ローレベルなポインタとかスタックとか、そういうCPUの気持ちがわかるようならなおいいかなぁと。
そういうところが、見えるもので理解をしているとどの言語に引っ越しても入りやすい。
逆にそういうところから逃げちゃってると、よくわからないけどなんとなくって要素が増えていくような気も。これもまぁ、動けば正義でおわるのか、何かに生かしたり次を目指すのかでちょっと違ってきますが。これも、便利すぎると逆にどこからいったらいいか迷ってしまいますしねぇ。積み上げたものがあれば、高機能だったり、便利なツールは凄く頼もしいんですけど、土台がないと、うまく使えないんですよね。
起動時間はそれこそかつて少年だった大きなお友達の世代のハードウェアには、標準デバイスがデータレコーダで、起動したらシステム起動に三分なんてシリーズがいくつもあったわけでしてwそのあとに遊べるものが楽しければ、そんなにハードルにならないかなと。その板を組み込みボード的に何かの機能を与え、すぐ使えるようにしたい場合は、電源いれたらすぐ起動!が望ましいとは思いますけども。ゲームの起動に3分なら大丈夫でも、お風呂ブザーの起動に三分だったら時計見るからいいやってなっちゃいますしねぇw
jakeさん
2015/04/17
こないだファームウェアVer1.0のベータ版が公開されました。
I2Cバスの読み書き、マシン語の実行も追加されつつあります。
俄然、面白くなってきてますよ。
プログラム用のメモリ領域は1kBまでなのですが、
フラッシュメモリの空きを使って4つまで本体に保存できます。
動的にプログラムをロードできるようになってます。
さらにEEPROMからの読み取りも出来るようになってます。
ある意味、下手なパソコンよりも工夫が求められますね。
……こどもパソコンなのに、大人向けの要素がありすぎです
Schrödingers Katzeさん
2015/04/18
あの値段なら、パーツ逆挿ししたり壊しても仕方ないかって思えなくも無いんで。
Piとか、スティックPCも小さくて安くてかわいらしいんですが、壊したら一寸へこむ値段に手が掛かってますし。
というか、自前で普通は周辺チップが作る信号を作れちゃうパワーがプロセッサにあることがそもそも今の時代って凄いなぁとおもいますけど。本体のファームの拡張で育てるには回路の規模が小さいですし、何かを追加するごとに狭くなってしまうので、必要なのは「あの規模と設計で出来ること。楽しいこと」を見つけることかなと。でも、外の回路が増えるとコストも難易度も共有できることもばらついてしまうのが難しいところです。
こどもパソコンに戻るには、子供が自分も作ってみたい自分で作りたい。そう思える何かの存在が大きい(嘗ての時代なら、MSXのソフトとか古いアーケードゲームとかは、自分でも出来そうって思えるくらいチープでした。実際には大人の本気な工夫も含まれてるのですが、表面から見えるわけも無くw)とは思います。が、生まれたときから結構リッチな画面と音で遊んでる子供達に訴求するサンプルとか追いかけたい背中はどんなものなんだろうなぁ。なんでもアリにはもう飽きたって大人の方が楽しいと思える状況なのは間違いありませんけども。
Yujiさん
2015/04/25
甥っ子に買ってあげようと思います。
Yujiさん
2015/04/25
jakeさん
2015/04/25
楽しめると思いますよ。
少し腕に覚えのある方は、キーボードをバラして隙間に部品を詰め込み、往年の8bitパソコン風に仕立てたそうです。
工夫のしどころが多いですよ