1'sにて12,980円という、ASUSのグラボではあんまり見かけないような安い
値段で売っていたので捕獲したやつです。
それでは値段と性能的に競合しそうなGTX750Tiとのリファレンス性能を比較してみましょう。
かゆいところに手が届かない
スペックだけで見るとシェーダプロセッサが多いのと
TDPが50Wほど高く、補助電源が6pin*1必要とのことです。
これらのグラフィックボードを搭載するPCでは
小容量の電源でやりくりしている人が多いのではないかと思いますので
スペック面だけで見ると補助電源が要らずTDPが低い
GTX750Tiの方が使い勝手が良さそうです。
お次に比較するグラフィックボードの比較をしてみます。
【グラフィックボード比較】
※Boost前のコアクロックの表示が当製品側で見当たりませんでしたので
STRIX側のBoostクロックとあわせてあります。
ASUSさん製品情報から流用しました
・STRIX-GTX750TI-OC-2GD5
http://www.asus.com/jp/Graphics_Cards/STRIXGTX750TIOC2GD5/
・R7260X-DC2OC-1GD5
http://www.asus.com/jp/Graphics_Cards/R7260XDC2OC1GD5/
グラフィックボードのスペックで気になるのは、当製品のメモリが1GBしか
ないことでしょう。またメモリクロックについては当製品の方が1,000MHzほど
高いところがポイントです。
あとは似たり寄ったりではありますが、当製品のメリットとしてDVI出力が2系統です。
ということで、スペックだけ見ると「うわーなにこれー中途半端・・・」
な、かゆいところに手が届かないグラフィックボードです。
特に補助電源要る要らないで、miniITXクラスのPCの組み込みやすさが激変しますので、
本当に惜しいと言わざるを得ないスペックです。さてお次はベンチマークを簡単にですが
やってみようと思います。
ゲームベンチはGTX750Tiにぼろ負け
ということで早速ベンチマークです。名称は下記のように略しております。
・R7260X-DC2OC-1GD5 →260X
・STRIX-GTX750TI-OC-2GD5→GTX750Ti
【CINEBENCH11.5】
CINEBENCHについては当製品の圧勝。やはりこういったテストはAMDが強いという結果に。
【3DMARK11(BASIC)】
Graphics SCOREがGTX750Tiを9%ほど上回っております。
ただまぁなんというかそれだけって感じが・・・
【DQ10ベンチ】
DQ10ベンチについては前回GTX750Tiの計測時にD-sub接続だったためか
1280*720のテストしかできておりませんので、当製品もあわせてそれだけテスト。
結果→GTX750Tiに完封
こりゃあひでえ
【FF14ベンチ】
こっちはHDMI接続をしていたため1600*1024の解像度でテストできています。
結果→GTX750Tiに完封
特に何がひどいかというと標準品質と最高品質との落差ですね。
GTX750Tiについてはスコアが1280*1024の場合は47%程度の低下に対し、
当製品は56%もスコアが低下しております。
また1600*1024時にはGTX750Tiが44%の低下に対し、当製品は62%もスコアが低下しています。
R7 260XのスペックがGTX750Tiに負けていることもあるとは思いますが、
少なからずメモリ1GBが足を引っ張っているのではないか?と思います。
まぁドラクエのベンチで何が分かるのよ、ということで時間があれば
他のテストもやってみたいところです。
低スペックPCでのGPGPU用
今回はASUS製品なのに安かった!ということで入手しましたが、正直なところ
これを買うメリットはほとんど無いです。
補助電源も6ピンを1本使うしTDPも高め、しかも性能低めときたらねぇ・・・。
ただ相変わらずAMD製品はGPGPU的には強いので、そこを期待して買うのはOKであると思います。
(これを搭載するスペック抑えめなPCで、そこまでやる人いるかという疑問は置いておきますが。)
そのため非常に人を選ぶグラフィックカードであると断言できますので
値段と性能、その他のスペックをよく考えた上で入手した方がいいですね。
個人的にはクーラーが結構静かでとても気に入っていますよっ。
え?おい!そこの人!
STRIX-GTX750TI-OC-2GD5の方がファン回らないし静かとか言わないッ!
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購入金額
12,980円
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購入日
2015年03月04日
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購入場所
PC 1's通販
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