これまで、高性能GPUは、動画エンコード時に利用するCUDAプロセッサーの数目的で購入してきました。
これまでは、メインマシンに nVIDIA GeForce GTX TITANを使っていて、CUDAコアは2,880基搭載されていました。
今回、DELL UP2715Kという5Kモニターレビューのため、Quadroを購入してみました。
5K表示を行うのであれば、Quadro K2200でも良かったのですが、秋葉原のDELL SHOPで話を聞くと、Photoshop辺りを使って、フィルターを掛けたりすると、Quadro K2200は結構もたつくらしい。
秋葉原のDELL SHOPでは、AMDのFirePro W7000を使っていました。
nVIDIAのQuadroで、5K表示が可能な現行品のGPUは、K2200,K4200,K5200,K6000とありますが、スペックと価格のバランスを考えると、K4200が妥当ではないかと考えました。
K4200の倍の価格が、K5200、K5200の倍の価格がK6000ということで、K4200を使ってみることにしました。
個人的に、Adobe Photoshop,Illustrator,Premiere,AfterEffect等は良く使うアプリなので、Open GLに特化したGPUも悪くないと考えました。
CUDAプロセッサーの数は、これまで使っていたTITANの半分以下ですが、動画のエンコードは、インテル Iris Pro 5200に任せよう(別PC)と思います。
久々の1スロットしか占有しないGPUです。
消費電力も、108Wなので、GPU用の補助電源も6Pのコネクターを1本繋ぐだけです。
このGPUには、3Dグラス用の外部コネクターが付属しています。
動画のエンコードに良く使うアプリでも、CUDAプロセッサーは認識され、CUDAプロセッサーをエンコードに使うこともできました。
GPUに搭載されているコネクターは、DisplayPort x2,DualLink DVI x1なので、DisplayPortを使えは、最大解像度は4K,DualLink DVIで、2560x1600です。
今回このGPUと繋ぐディスプレイ、DELL UP2715Kは、5K(5,120x2,880)なので、このDisplayPortを2口使うことで、5K表示が行えます。
GPU-Zのスペックだけを見ると、GTX TITANには遠く及ばないスペックです。
しかし、Adobeアプリゲーションで有効に働くOpen GL関係のベンチマークを走らせてみると、GTX TITANを遥かに超えるパフォーマンスを示します。
CrystalMark 2004R3を見てみると、ゲームパフォーマンスを向上させるDirect X関連のパフォーマンスは、GTX TITANに遠く及びませんが、Open GLの値は目を見張る(約3倍)ものです。
Adobeアプリを使うマシンのGPUとして、長く使えそうなGPUです。
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購入金額
109,816円
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購入日
2015年03月13日
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購入場所
TUKUMO本店
karariさん
2015/03/16
スリムなグラフィックボードなので筐体を選ばずに使えそうですね。
最近のハイエンドはもうDisplayPort接続が普通なんでしょうか・・・。
Picardさん
2015/03/16
小型PCにも搭載できそうなコンパクトな作りで、ファンの音もあまり大きくありません、
オフィスで使うにも適していると思います。
インターフェイスですが、2560x1600以上の解像度を求めると、HDMIとDisplayPortしかありませんが、DisplayPortを使うと、ディスプレイのデージーチェーンによりこのGPUでは最大4枚のディスプレイに表示が可能ですし、Macでは、サンダーボルトがDisplayPortのアッパーコンパチで、ディスプレイのデージーチェーンの中にストレージを繋ぐことも可能になります。
現在レビュー作成中の、DELL 5Kモニター UP2715Kでは、DisplayPort x2,mini DisplayPort x1しか入力端子がありません。
4K以上の高解像度では、DisplayPotになって行くのだと思います。
karariさん
2015/03/21
4K、5Kの世界は関わりないものかと思ってましたが、
すぐに身近なものになっていくのかもしれませんね。
ありがとうございます!
Picardさん
2015/03/21
4Kパネルは随分価格もこなれてきたので、もうすぐそこにあるディスプレイではないでしょうか、
まあ、東京オリンピックまでには8Kといわれてますので、4K,5Kも過渡期のものですね。