子供に連絡用の携帯電話を持たせるにあたり、色々と検討した結果、先ずはMVNOの通信専用SIMで様子をみてみよう、と言う事になり、それに伴いSIMフリーのスマートフォンを購入する事にしました。
えぇ、親は共にガラケーなのに、子供だけ一足お先にスマホデビューです(w
今回使用するSIMは3ヵ月使えるIIJmioプリペイドパックです。
先ずは使い切りのプリペイドパックで通話品質や使い勝手が実用に耐えうるものなのか確認します。
親は双方ガラケーと言う事で、自宅に余ってるスマホなんてありませんので子供用に新たにスマホを購入しなくてはなりません。
SIMフリーでお手頃の入門機を、と言う事でfreetelのSIMフリー端末 priori2 をチョイス。
各所でのレビュー等を参考にすると一部懸念点もあるようですが概ね良さそうな感じでしたので。
公式サイトを見るとバックカバーが27色も用意されているとの事で、子供に見せたら迷わずストロベリーを選びました。
が……各色カラーのカバーは別売り、と言う事もあって、色々見てたら予備バッテリーもセットになった物が売っているようなので、そちらにする事に。
協議の結果、ローズピンクのセットに落ち着きました。
と言う訳で、届いたpriori2 スペシャルパック ピンク。
予想以上に小さい箱でした。
まぁ、スマホのサイズ考えれば このくらいですよね。
一番外の透明プラカバーから化粧箱を取り出し、蓋を開けるとスマホ本体がお目見え。
本体を取り出すと、その下にはバックカバーや付属品一式が。
スタートアップガイド、バッテリー×2個、USBケーブル、充電用アダプタ、priori2本体、フリップケース、バックカバー、取説、保証書、これだけ入ってます。
フリップカバーに関しては、残念ながら かなりの粗悪品ですね。
留め具になるベルト部分の付け根、ボンドで貼り付けているようですが、それが既に剥がれかけでした。
不良個体かと思って、ぐぐってみたらスペシャルパック買った他の人も同じ部分を指摘しているのが見つかったので、フリップカバーの品質自体の問題のようです。
いずれにしても このフリップカバー、チープ過ぎて子供に使わせるには難ありなので使わない事に。
IIJmioプリペイドパックのMICRO SIMとpriori2本体です。
MICRO SIMは3つあるスロットの真ん中に挿します。
左が通常サイズのSIM、右がMicroSDカードです。
SIMを刺したらカバーを嵌め込みます。
先述したようにフリップカバーは使わないので、通常のバックカバーを装着です。
右側面に音量ボタンと電源ボタンが、上部にイヤホンジャックとMicroUSB端子が。
左側面と下部は何もなく、つるんとしています。
価格の割には高スペック
以下が公式でのスペック表になります。(priori2公式サイトより引用)
抜粋すると、OSはAndroid 4.4.2、ディスプレイは4.5インチで解像度は854x480、CPUはQuad core、メモリは1GB、バッテリーは1,700mAh、Wi-Fiは802.11g/b/n、Bluetoothは4.0LE対応、テザリング可、と言う所ですね。
これで本体価格は9,980円ですから。
画面の解像度こそ低めですが、それ以外は価格からすると高スペックですね。
ちなみにpriori2は今回購入した3G対応版の他に、LTE対応版もあります。
LTE対応版は17,800円ですので、LTE対応だけで8千円近くかかっている計算です。
LTE対応は未だ全体的に価格がこなれていない感じですね。
上記のスペック表に載っていないスペックとしては、画面が2点マルチタッチと言う事でしょうか。
何故か公式ブログの中でサラッと触れられていたりしますが。
前述の画面解像度と言い、画面周りでコストが抑えられている感じがします。
画面周りについての使い勝手は後ほど。
27色から選べるのは嬉しい
以下公式より引用になりますが、priori2ではバックカバーの色が27色も用意されています。
筆者のようにスペシャルパックを買おうとすると、基本の白黒2色にBasicの5色を加えた7色の中からしか選べなくなりますが、それでも7色ですからねぇ。
パステル調のMacalonは、特に女性に人気なんでしょうね。
今回スペシャルパックで買いたかったため、ストロベリーと言う子供の主張を却下して協議して、ローズピンクに落ち着いた訳ですが……
下の写真じゃ実際のバックカバーの綺麗さが全然表現されていません(^^;
光の加減にもよりますが、実際には公式のバックカバー27色一覧の写真の色を もっと濃くした感じの色合いですね。
正直、予想以上に綺麗な色でした。(実物見て子供も喜んでましたが、嫁さんからも綺麗な色、と高評価でした。)
全体的にシンプルで良い感じですが、画面下部の操作パネルの部分、タスクアイコンと戻るアイコンの位置が一般的な配置とは逆になっているのが「?」ですね。
不具合無ければ使いやすい機種
実際にpriori2を使ってみましたが、割とサクサク動いている感じですね。
IMEにはFUJISOFTのFSKARENが入っていました。
割と使いやすい感じですね。
キャリア系のスマホと異なり、限りなく素の状態に近い構成なので、ゴミアプリが入っていないのも動きの軽さに貢献しているのだと思います。
スペックの項で触れた画面についてですが……
普通に使う分には解像度の低さや2点マルチタッチについては気になりませんね。
ネット上の書き込みを見ると、画面半ばのセンサーに異常があって誤動作が発生する、との報告もあるようですが、とりあえず つむつむ が問題無くプレイ出来ているので大丈夫なようです。
某所に載ってたのと同じように、SketchBook Expressで斜め線を、Test Touchで2点タッチで円を描く、と言うテストを行ってみました。
斜め線の方は問題無く描けています。
不具合のある個体だと上下中央付近が波打つらしいです。
円の方は左側から右側へかけて二本の指を近づけた結果です。
右端はそれぞれ円を描けていますが、真ん中の段階でF2の円が正常に掛けず、飛び飛びで色が付いている状態です。
右端に至ってはF1しか反応していません。
指を近付けすぎると2点の判定が出来なくなる、と言う事のようです。
まぁ、指の間隔広めに2点タッチして使えば回避できるようなので、とりあえず無問題ですね。
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2015年3月22日
実際のタッチパネルの操作状態を動画にしてみました。
実用上は全く問題無い事が判ると思います。
遅延は発生するが許容範囲内
当初の目的に立ち戻って。
元々の用途は子供から自宅に連絡を入れさせるためですので。
そうは言っても刺さっているSIMはデータ専用SIM。
普通に通話を行う事は出来ません。
そこでIP電話を導入する事に。
今回選んだのはFusionのSMARTalk。
基本使用料が0円って所が決め手です。
クレジットカード2枚使って番号を2つ作りました。
一つは子供のスマホへ、もう一つは自宅のタブレットYOGAへ。
YOGAはスリープで待機させておきます。
基本子供がスマホを持っている時は体操クラブに行っている時なので、親は自宅のタブレットで電話を受ける事が出来ます。
とは言え、これから春休みに突入すると緊急連絡があるかもしれません。
それ用に親の携帯電話(ガラケー)の番号も登録しておきました。
アイコンが露骨ですが、子供に意識させるためにも判りやすく。
さて、せっかくのIP電話ですが、これまたネットでは声が聞き取りにくい等の意見も上がっており、通話に耐えられないようだと本末転倒です。
と言う訳で、実際にスマホとタブレットで通話してみる事に。
先ずは通信が安定している宅内LAN同士で試してみました。
結果、問題無く通話出来るレベルでした。
とは言っても問題が無かった訳ではありません。
声の大きさは十分で、何を話しているのかしっかりと聞き取れますが、音声が1~2秒遅れて相手に聞こえる、何となく声がこもっている感じになる、と言う問題も。
遅延については同じ部屋でやっていたので生声とスピーカーからの声のずれが目立ちました。
その後、別の部屋に移動して試しましたが、生声聞こえなければ遅延していても気にするほどの物では無い、との結論に。
声がこもっている感じはどうしようもないですが、何を話しているのかは しっかりと聞き分けられるレベルなので、こちらも問題無いと言う事に。
その後、家の中と外に別れて、タブレットは宅内LAN Wi-Fi、スマホは屋外でdocomo 3Gで同様に通話を試してみました。
こちらも宅内同様の感じで、通話するには十分問題の無いレベルである事の確認が取れました。
これで本来の目的である、親子間での連絡手段が確保出来ました。
十分使え、コスパも良い感じ
本体価格9,980円、スペシャルパックだと12,800円。
この価格で、これだけの性能なら十分コスパが良いと言えるのではないでしょうか。
多種用途にバリバリ使う方にはどうかと思う面もありますが、サブ機や入門用のスマホとしては十分な性能かつ安価な価格設定で良いと思います。
コスパとデザインで満足、満足
購入したてなので、これから先の故障具合によっては評価が変わる可能性は残りますが、使いだしとしての満足度は上々ですね。
やはりコスパの良さが効いています。
本体1万円程度で、これだけサクサク動けば十分ですね。
画面の解像度や2点マルチタッチも、割り切れば許容範囲内ですし。
バックカバーの色合いが予想以上に綺麗だった事も高評価ですね。
まぁ、それだけにフリップケースの粗悪具合が惜しまれますが。
当初の目的は果たせそう
ホーム画面も整理して子供が使う際に迷わないようにしてみたり。
自宅ではWi-fi、外出先では3Gに切り替えて、と説明しても操作が複雑になるので、色々探してTRUEWAYさんのDataComSwitchを使わせて貰う事にしました。
これならワンタッチするだけでWi-Fiと3Gの切り替えが行えます。
他には時計のウィジェットに、つむつむのアイコン、SMARTalkのアイコン、と必要最低限のみ置き、他のページは削除しました。
親はアプリメニューから操作するので困りませんしね。
最終的な評価は、実際にしばらく使ってみて後になると思いますが、入門機としては良い感じです。
そして、予想以上にIP電話で通話が出来て、当初の目的が果たせそうな感じで一安心ですね。
にしても……親はガラケーなのに、子供だけスマホデビュー(w
もっとも今回のスマホ運用の結果如何では、親の方も年縛りの区切れ目にキャリア捨ててMVNOに移行する予定だったり。
フリップカバーを補修
2015年03月29日追記
子供に外出時に持たせるにあたり、やはり怖いのは液晶パネルの破損。
と言う訳で、priori2に合うようなカバーを探してみたのですが……
そこはそれ、悲しいかなキャリアと無縁のSIMフリースマホのため専用カバーを作って販売する酔狂なサードパーティーは無く、汎用カバーの中から合いそうなものを見繕うしかないようです。
でも汎用カバーって粘着素材でスマホ本体とカバーを貼り付けるだけと言う信頼性の薄い怪しげな物ばかりなんですよね……
と言う訳で、スペシャルパックに付属していた出来の悪いフリップカバーを修復する事に。
そもそも付属していたフリップカバーの何が問題だったのか。
下の写真を見れば判りますが、新品梱包の状態で既にフリップカバーの留め具が根元から剥がれかけているお粗末さ。
そしてプラのベースにカバー貼り付ける際に貼り損ねたのか、微妙に捩れて留め具の根元の辺りに しわ が出来ています。
さらにカードスロット。
薄い紙を差し込んでみると……切れてなーいっ!
紙が奥まで挿し込めずに途中で止まっちゃうんですね。
何しろスリットの部分がちゃんと切れてないんですから。
これ単品で買うと1,980円もするんだぜ?
本体のコスパの良さに反比例して、とてつもなくお高いフリップカバー。
とてもじゃないけど値段に見合った品質じゃないですね。
ちゃんと品質管理してたら、こんなの検品時に確実にアウトになってると思うんですけどねぇ……
どの口が「日本品質に徹底して拘っている」なんて発言しちゃってるんでしょうかね?
夢を語らうのは大いに結構ですが、現実もそれに近付けて欲しい物です。
それでは修復作業に。
捻じれて出来た しわ の部分はどうしようもありませんから諦めるしか無いので、出来る作業は剥がれかけている留め具の部分の修復です。
と言っても、剥がれかけてる部分を透明ボンドで貼り付けるだけですが。
ボンドで張り合わせてはみ出た所綺麗に拭いて、ボンドが乾くまで暫し放置。
これで鞄の中に入れておいても液晶パネルに物が当たって壊れる可能性が減少しました。
マイナー商品である事を自覚した上で、専用のフリップカバーを用意してくれている事自体は評価出来る事なのですが、自身の発言も踏まえた上でもう少し細かい部分まで、きっちりとやって欲しい物ですね。
後、フリップカバーに差し替えた事で液晶の保護と言う面はクリアしましたが……
フリップカバーもバックパネル同様にストラップホールが無いので、結局落下の危険性は残ったままと言う。
ネックストラップつけるためにストラップホールは必須ですよ。
付けない人は付けなけりゃ良いだけなんですから、ちゃんとストラップホールは用意しておいて欲しい物ですね。
Android 5.0 Lollipop にファームアップ
2015年09月22日 追記
先日、Android 5.0 Lollipop へのファームアップの案内が来ていました。
大丈夫かなぁ、と思いつつファームアップしましたが……
特に問題も無く素直にアップされました。
今回のファームアップで、ガラケーのような、指定時間で電源OFF、指定時間で電源ON、のタイマー機能が付いたのが有難いですね。
どーせ夜間は使わないんだから電源OFFにしてバッテリーの持続時間を少しでも伸ばしたいものですが、寝る前に電源切るのって忘れやすいですし、逆に起きてから電源入れるのも忘れて、一日中電源切れたまんまだった、なんて事も頻発しそうなので、タイマーによる自動電源On/Off機能は嬉しい限りです。
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購入金額
12,562円
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購入日
2015年03月07日
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購入場所
Amazon
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