単芯ケーブル同士を接続するための閉端接続子です。

12.5φ、22mm程の樹脂製品です。

以前、アメリカで某電気製品の取付工事を行うために購入したものの残りで、パーツ単体としてアメリカのUL規格に適合した製品となっています。

何となく油性マジックなどのキャップに似ています。

日本では似たような形の被服付きの閉端接続子を専用工具でかしめ（潰し）たりしますが、アメリカではその方法は一般的ではないようなので、UL規格に適合した本製品を使用する必要がありました。

よく見かけるコレと同じ用途です。

呼び名は色々あり、単に「Closed-End Connector」と呼んだり「Splice Connector」や「Wire Connector」とも呼ぶようですが、今回は内部にスプリングが仕掛けてあることから「Spring Loaded Wire Connector」という名称としました。（どれが正解か分かりません^_^;）

中を覗くとスプリング状のものが見えます。

使い方はとても簡単で、先端の被服を少し剥いだの電源ケーブル同士をより合わせて、そこにこの「Spring Loaded Wire Connector」を被せてねじ込む（時計回り）だけです。中にあるスプリングがネジ孔代わりになって抜けにくくなります。

より線ではなく単芯のケーブルに使用します。

ネットで見つけた画像を拝借。。。

そんな訳で、ケーブルの被服を剥がすためには道具が必要になりますが、それ以外で工具は不要となります。ただ、簡単に接続できる反面、簡単に外す事もできるので、そこが微妙な感じと言えます^_^;

手元にはこのサイズしかありませんが、製品のラインナップとしては10種類くらいあり、線の太さや接続本数などで使い分けるようです。規格として色分けもされているようなので間違ったものを使わないための配慮もされています。

カラー・サイズバリエーションの例