先日から気になっていたのですが、Windows 8でシステムの必須要件となっていたCPUのXD bit対応が、Windows 10 Technical Previewの要件には書かれていません。
そのため、PCの性能的には何とかなりそうなPentium M世代のノートPCではWindows 8を利用することが出来ず、私自身仕方なくThinkPad X32をWindows 7で無理矢理利用しているのですが、やはりお世辞にも快適とはいえません。
そこで、この世代のPCでWindows 10が使えるのであれば、PCの延命も出来ますので実験してみようと思いました。
一応調べた限りではPentium Mでも通常電圧かつFSB533MHzのDothan(Pentium M 7x0)であれば大丈夫そうなのですが、ThinkPad X32やT42に搭載されているFSB400MHzのDothan(Pentium M 7x5)はPAE(物理アドレス拡張)に対応していないため、Windows 8と同様にインストーラーで弾かれてしまう可能性は高いものと思います。
チップの製造メーカーまで明示している安心感
実はこの実験を急に思い立ったのは、Pentium MのPCで幅広く採用されている、PC2700 DDR SODIMMの新品特価品を見つけたためです。
今回購入したSMD-N1G48I-JはInfineon/Qimonda製のメモリーチップを採用した1GBのモジュールということになります。
最近のDDR3世代ではあまり目にすることも無くなってきましたが、この時代のメモリーモジュールは相性問題が発生することが少なからずありました。特に今回利用しようと持っているThinkPad T42やX32では最大搭載量となる2GB(1GBモジュール2枚)を載せようとすると、かなりの高確率で動作が不安定になります。現在ThinkPad X32ではSAMSUNGとHynixの純正モジュールを1枚ずつ載せて安定動作していますが、逆にこの組み合わせ以外ではまともに動いてくれませんでした。ThinkPad T42の方では2GBで安定したことが全くないほどです。
そこで無駄な抵抗かもしれませんが、何とか2GBで動く可能性を探れればと考え、このモジュールを2枚購入しています。
今後は実験の結果で何かが得られれば、ここに追記していく予定です。
(2015/03/03追記)
このメモリーを装着の上、Pentium M 745を搭載するThinkPad T42でWindows 10 Technical Previewの導入を試してみましたが、予想通り物理アドレス拡張に対応していない旨を表示してインストールが中断されてしまいました。残念ながらFSB400MHzのPentium M搭載機はWindows 7までで終わりということのようです。
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購入金額
979円
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購入日
2015年03月02日
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購入場所
PC Shop ARK
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