クリンゴン帝国では、23世紀末の衛星プラクシス爆発事故による大幅な国力低下から、長らく軍事予算が抑えられていた。
また、帝国最盛期に開発されたクティンガ級の性能が良好だったこともあり、小型戦闘艦であるバード・オブ・プレイ以外の新型艦開発が停止されていたのだが、仮想敵国であるロミュラン帝国のデイダリクス級が、既存艦艇では完全に対抗不能であることが発覚。
一世紀ぶりに完全な新型艦の開発が行われる事となり、その際に主力艦として開発されたのがこのヴォルチャ級巡洋戦艦である。
技術的にはクティンガ級の拡大発展型であるが、ワープドライブは惑星連邦から得た高効率化技術が採用されており、左右のナセルは連邦艦と同様にバザードコレクター(宇宙塵やガスを燃料化する装置。ワープナセルの先端部に付く)が装備された。
この左側先端の発光部がバサードコレクターで、ワープナセル中央にプラズマ排出用の窓が設けられるなど、ほぼ連邦の設計に準拠しているが、連邦艦よりも装甲部が多い。
戦闘を重視したクリンゴン艦特有の設計思想は、24世紀でも健在ということだろう。
艦首部分には、従来より圧倒的に出力の高いディスラプター砲が装備された。
この部分は、艦橋(艦首より少し後ろの、扇型に突き出た部分)の直前より分離することが可能で、任務内容に応じて交換することが出来る。
一応、武器モジュール以外にも、探査任務用の大型センサー・モジュールも開発されたが、一度も使われたことがないらしい。
艦尾中央の突き出た部分も、武器モジュールである。
前後発射可能な光子魚雷発射管と、中央部に全方位対応型のディスラプター砲が装備されており、艦首モジュールがない状態でも、クティンガ級の数倍に及ぶ火力を有する。
船体下部の凸部も、その大半が武器モジュール。
光子魚雷発射管は下部にもあり、砲座の死角は殆どない。
なお、本級の装備するディスラプター砲の総数は18門と、クティンガ級の8門と比較して倍以上で、その威力自体も大幅に増強されている。
このように、ヴォルチャ級は連邦やロミュランとの技術格差を一挙に埋めた傑作艦だが、その性能に比して建造費も高額となった。
そのため、暫くは艦隊旗艦専用とされて配備数は主力艦たり得ない程度の数に留まっている。
なお、モデルのほうは何時もより良好になっている。
バリの処理などが丁寧になり、部品のズレもほぼ皆無になった。
・・・・先月の特典配布後に、継続購入辞めた人が多かったんですかね?(苦笑)
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購入金額
2,495円
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購入日
2015年02月27日
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購入場所
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