手芸店にいくと強力プッシュされていた「裁ほう上手」を試してみました。

針・糸がなくてもカバンが作れる！ってうたい文句の手芸用・布用のボンドとなります。

そんなに手芸得意ではない私のレビューなので参考程度にお願いいたします。

接着方法としては

1. 貼り合わせたい布の両面にボンドを付属のヘラを使って均一に塗る
2. アイロンをかける
3. 温度が下がるまで動かさない

という過程となります。

作ってみたのは、公式サイトにあったレシピを参考にしたリボンです。（でもたぶんこのレシピの寸法って間違ってるようなので、寸法は自分で変えました）

リボンの真ん中止めのパーツを作っている写真です。

付属のヘラは幅広（1cmちょっと位）と幅狭（5mm位）の両側使用できるタイプになります。
パッケージが一度開封してしまうとボンドとヘラを収納できる形ではないので、なくさないように注意したいところです（ズボラ）

上記のあとにさらに半分に折って接着して、真ん中止めが完成です。

こういったひも状のパーツを作るのには、この裁ほう上手は非常に使いやすいと感じました。このリボン制作後に、完成寸法5mm×60mmの真ん中止めも制作したのですが、この幅が狭いのをミシンをかけることを想像すると非常に楽です。

ただミシンで縫った時よりも、固めの仕上がりになります。布4枚分の厚さ+ボンド分で、無理すれば針が通るかもしれないといった感じです。
リュックサックのループなどを作る時に便利かもと思いましたが、作ったループをリュックにつける時に針で縫いつけることは困難に感じたので、色々使い分けが必要かと思いました。

夜なべして作っていたので、途中の図がなくて申し訳ないのですが、本体部分（袋状に布を縫い合わせたものに綿を詰めて袋を綴じる）を制作して、真ん中止めを巻いてリボンは完成です。（詳しくはレシピをみてください）

正直に感想を述べますと、手縫いのが楽でした。

なぜかといいますと、この綿を入れた後の袋とじ・真ん中止めを巻いてボンドを止めるというのが非常にやりづらかったためです。

単純に布と布を接着するだけの部分はまだ楽だったのですが（それでも両面にボンドをつけた布を貼り合わせるのに、手が汚れた）、綿を入れた後の袋とじは、綿へのボンドの付着もあり、仕上がりをキレイにするのが大変でしたし、真ん中止めを巻いてボンドで止めることに関しては、そもそも真ん中止めが固いので、巻いた状態でアイロンをかけた後に巻いたままの状態で固定することが困難です（どうしても端が剥がれてしまう）

数回試行錯誤してなんとか接着したのが上の写真。ボンドをはみ出す形で塗り固めないとはじまできちんと接着することはできませんでした。
となりますと、必然的にアイロンがけ時にアイロンに付着する危険性がアップするわけで……。

また、ボンドが布に付着後に感想すると、白く跡が残ります。跡を消すのは削り落すしかないのですが、まず無理です。↓こんな感じに白くのこる

ヘアゴムに加工しましたが、強度に関してはまったく問題なく、多少手荒くゴムをひっぱっても、真ん中止めが剥がれたりなどはしませんでした。