ラチェット式のクランプ(万力)です。
完全に閉じた状態です。
目一杯広げた状態です。
ザラザラな質感が樹脂っぽくなくて良い感じです。
F型クランプはC型のシャコ万が進化したようなモノですが、こちらはさらに進化して締め付けるためのネジが無く、代わりにハンドレバーを握ることで締め付けることが出来るタイプのモノです。
本体は樹脂製で、見えているところではメインバー部分のみが金属製となります。メインバーにはピンがカシメてあって簡単にはバラせないようになっています。製品としてはこのメインバーの長さを変えることで、バリエーションを増やすことができるというナイスな部材構成となっています。
気になるラチェット構造
何気なく使っていましたが、よくよく考えると締め付け機構がどんな仕組みになっているか知らなかったので、これを機会に分解してみることにしました。
ネジを4つ外すと簡単に中を見ることができます。
文字では説明し辛いのですが、レバーを握るとレバーに接している写真右側の2枚並んだプレート(メインバーが中を通っている)が斜めになってメインバーに噛み、そのままメインバーを右方向に繰り出します。
レバーを戻すとメインバーに噛んでいたプレートが緩んでプレートが元の位置に戻ります。この時、レバーの左側のプッシュボタンに接したプレートがストッパーとなってメインバーが戻るのを防ぎます。
締め付けを解除する時は、プッシュボタンを押すとストッパー(メインバーに噛んでいるだけ)が解除され、メインバーがフリーになります。ただし、レバーを握った状態だと2枚並んだプレートが噛んでいる状態で解除できないので、レバーを握らないようにしてプッシュボタンを押す必要があります。
とにかくクイックなのが魅力
基本的な使い方はF型と同じですが、片手で操作できるなど、より簡単に挟んで締め込むことができます。本製品が挟み込める厚さは最大で150mmまでとなっています。
1人で作業している時、例えば木材を切る時や溶接する時などに誰かに押さえていて欲しいと思うことがありますが、そんな時にこのクランプを使って押さえてやると作業効率がアップします。
片手でグイグイっと簡単に挟めたり、ワンタッチで緩めたりできます。
要所を押さえた色使いが良いてすね。
クイックなのが最大の武器ですが、F型クランプよりもさらに使用範囲が狭いので、これ一つで全てをこなすのは難しい感じです。また、樹脂製なので、あまり強い力を掛けると破損するおそれがあります。
F型と同様に靴のかかとのゴムを交換作業をする状況を思い浮かべてみると、ゴムと靴を固定するためには靴の中に木片など固めのものを入れてかさ上げをしないと挟むことができません。
青丸部分がないので、用途がかなり限定されてしまいます。
そんな訳で、シャコ万よりも汎用性に欠けますが、素早くセットできるという良さもあるので、なかなか捨て難いアイテムです。クランプ類は一つでも使えますが、複数個持っていた方がより便利なことが多いと思います。
オマケですが^_^;
本製品には、F型クランプやシャコ万にはない子供(男)の遊び心をくすぐるような魅力があるように思えます。
それは何となく銃っぽく見えるところです^_^;
何となく怪しい映画とかに出てきそう?w
シャキン!
Go ahead. Make my day!
俺のマグナムが火を、、、いや、それは違うかw
子供の頃にこれがあったら良い遊び道具になったのにw
でも、実際は子供の玩具にすると危ないので、保管には十分注意が必要です。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
yasuさん
2015/02/14
遠くから見たらそっくりですよw
izappyさん
2015/02/14
サムネはAmazonの画像そのままなのですけど、
確かに向きがモロですね^_^;