工作員にして狙撃手なフェアバーンさんが、ナチス兵士の頭とか色々吹っ飛ばしまくるTPS。
狙撃成功時の演出が色々とヤバい作品で、PS3日本語版はそれが原因で発売中止に。
半分オープンワールド(攻略手段は割と自由)なMAPを駆けずり回り、ナチスの秘密作戦を暴き出すべく「頭を吹っ飛ばし続ける(稀に別の部分も)」だけのゲームである。
日本語版は無いのだが、有志による日本語パッチでメニュー、設定、字幕がDLCマップに至るまでカバーされているので、英語よう判らん人でも安心。
パッチは単にDLしたものを上書きするだけなので、導入が難しいってこともない。
基本的な戦闘は、ステルスで敵を潰していくか、遠距離狙撃で潰していく方式。
近接戦闘で進めていく事も出来るが、このゲームの敵「アラート状態だと、プレイヤーの近くまでワープしてくる(仕様として)」ことがあるので、難易度設定が低めでも敵に押し込まれやすい。
「敵の配置を調べ、どう効率的に潰していくか」を模索するのがこのゲームの遊び方なので、乱戦を求める人には向いてないゲームである。
狙撃可能距離は、想像より遥かに長い。
状況次第ではあるが、最長で300m以上の遠距離狙撃が求められる事もある。
例えば、上の写真の敵までの距離は268m。
双眼鏡モードでは敵をマーキング出来るので、これを活用すると敵を見失うこともない。
このゲーム、プレイヤーへのサポート要素が多くある(敵の位置・方向は近距離なら左下にレーダー表示される。狙撃時に息を止めると予想弾着位置が出る)ので、これらのサポートを駆使出来るかどうかが生死を分ける。
そのため、ゲームロード時に出るサポートの説明は割と重要。
何故かというと、本来射撃の弾道は距離・風向・風の強さで大きくズレる。
このゲーム、難易度イージーだとズレ無し、ノーマルで距離による上下ズレ、ハードで距離・風向・風の強さによるズレが加わるため、サポート機能を把握していないと「命中」自体が困難。
なお、難易度を最大にするとこれらのサポートが全部なくなるので、射撃場などで「どの程度ズレるのか」を体で把握する必要がある。
登場武器は全て実在のもので、M1ガーランド、スプリングフィールド、リーエンフィールドMk3に代表される主要なボルトアクション・ライフル、近接戦闘用のサブマシンガンにはステンガンやトンプソン、MP40など、ステルス戦闘用には工作員向け消音銃として有名なウェルロッドや、ステルスには使えないけどルガーP8、ウェブリーリボルバーMk4といった拳銃も用意されている。
なりきりゲーとしては、かなり完成度高し。
サポート機能の充実っぷりと、敵AIのヌルさ(索敵範囲は大きいが、かなり間抜け)から難易度は比較的低めだが、狙撃時の雰囲気、ゲーム性の双方で「いかにも狙撃手」をやっている感じがする。
また、トラップの種類が豊富なので「わざと音を出してトラップに敵を誘導」して纏めてキルなど、狙撃以外の戦い方も飽きさせない。
敵が発射位置を把握出来ないほどの遠距離狙撃を決めたときは、中々に快感。
まじでグロなんで、再生は要注意。
あと、隠し要素でも何でもないんだけど、DLC入手可能なステージで「四人のタマタマを一発の銃弾で撃ち抜く」ことが可能な場面があって、実際やってみると物凄く難しい(銃によっては絶対成功しない)ので必死になってチャレンジしたりと、ヘンな遊び方も結構出来る。
馬鹿ゲーとしての要素も存分にあり、個人的には百点満点である。
-
購入金額
2,490円
-
購入日
2016年08月12日
-
購入場所
daiyanさん
2016/08/12
Vossさん
2016/08/12
想像だけで痛い痛い痛い痛い痛い。
れいんさん
2016/08/13
これはこれは
まさに黄金郷
Vossさん
2016/08/13
ってか、これの前作のコレクタブルがゴールドラッシュだったな・・・・