「ホタルイカ」の辛味噌

　ネットの評判を見る限り、「最悪」です。ただ、レビューの総数が少な過ぎます。1人か2人が揃って酷評していても、あてにはなりません。だから、自分で食べてみて確かめたいと思います。

　「ホタルイカ」の調理は難しいです。火を通し過ぎると、身がボロボロになってしまいます。身が柔らかいので、和えたり掻き混ぜたりしただけでも手足が捥げてしまいます。「缶詰」のホタルイカに挑戦しただけでも凄いと思います。

     「実食」

　それでは、食べて見ます。味噌の下にあるので、身の形は分かりません。

　たしかに、缶詰にした「ホタルイカ」は手足もバラバラで見る影もありませんでした。「原形を留めた物」はただの1つもありませんでした。これを「形が分かる様に作れ！」と言う方が無理です。バラバラだから「足ばかり」と言う事でもありません。胴体も足に見合うだけの量がありました。

     感想

　最初、爪楊枝に刺して食べようとしましたが、上手く身を捉える事が出来ませんでした。クラッカーをスプーン代わりにして、身とか足とか味噌とかを区別せずに「一緒くた」にして食べました。

　これは「煮物」ではなく、手足、胴体、味噌が混然一体となった「ペースト」なのです。ええ、これは「ペースト」だと思って食べました。

      これで、いいのだ！

　味の方は、とても良かったです。もちろん、「生臭さ」は全くありません。この辛さが何とも言えず食欲をそそります。辛味は「山椒」でしょうか？辛くて美味しいです。